さて、今回は札幌につきます。さらに実家で両親、10人の弟、妹に会い、妹とあんなことやこんなこと…はないですけど、内容は濃いめです。
なんか長い前置きでしたね。それでは本編へどうぞ
札幌に着いた彩と俺は俺の実家まで歩いていく。内緒できてるからバレたくないんだ。
「柊くん♪」
「ホントに乗ってる間に変わったな」
「うん。恋人、だからね」
「恋人、か」
高校で作ればよかったのかな、彼女。つくらなかったから今まで引きずってきたんだもんな。だけど、今は彩がいる。もう、1人じゃないんだ。
「うん!一緒にいようね」
「あぁ。そうだな」
実家に着き、ドアを開けると、妹3人が丁度目の前で立っていた。彩夏とかりなだ。
「あ、お兄ちゃん。」
「彩夏、母さんどこいるかな」
「2階にいるんじゃない?」
「分かった。ありがと」
俺は2階に上がっていく。彩も後ろをついてきている。
「お母さん?」
「あぁ。ここかな」
俺はドアをノックする。母さんがいるはずだ。
「母さん?いるか」
「暁依?入っていいわよ」
俺暁依じゃないんだけど。まぁいいか。声似てるし。
「彩も来るといい」
「はい」
俺はドアを開ける。母さん変わってるかな。変わってないとは思うけど。
「あきよ…柊!?」
「帰ってきた。3日泊まらせてくれ」
「いいけど、妹たちの部屋になっちゃうわよ?あと、彩ちゃんもどうしたの?」
彩のことか。それ以外にいないし。
「柊くんとは引っ越して同居してます!」
「あら、引っ越したのね。どう?新居は」
新居って言っても結構経ってるけどな。
「普通だよ。あ、父さんいつものとこか」
「えぇ。お父さんずっとそこいてね」
俺は彩を置いて父さんの部屋に向かった。相変わらずシンプルなドアだな。
「父さん、帰った」
「おぉ、柊、久しぶりだな。1年半ぶりか?」
「父さん去年忙しかったからな。1年半だな」
去年何あったんだ
「去年何あったんだよ」
「ちょっと倒産寸前までな。父さんだけに」
父さんは笑ってるが笑い事じゃないからな。
「そうだったのか。今は仕事どうなんだ」
「月1だ。明日なんだよ。GW中なのにな」
「母さんも明日は仕事だろ。暁依は教授の手伝いだし」
「明日は柊だけだな。頑張れよ」
嫌なんだけど、妹たちといるだけの実家って。嫌なんだけど。
「はぁ、分かったよ」
俺はため息をついてドアを開ける。彩を連れて昔俺の部屋だったところへ向かう。誰も使ってないだろ。
「彩、ここ使おうか」
「この部屋は?」
「元俺の部屋。使われてないっぽいからな」
俺が1年前に使っていた部屋だ。しかしもう使われていないらしいが、かりなの部屋になっているらしい。かりなは今日に限って妹たち10人と同じ部屋で寝るらしい。俺もだけど。
「ねぇ…」
手を繋いできたのは彩だった。
パンッ!
思わず手を繋ぐのを拒否してしまう。手を繋ぐのは…
「…なんで…」
「あっ、いや、それは…」
彩は部屋の外に出てしまう。俺、悪かったな。だけど、手を繋ぐことだけは…
俺は高校で三咲と別れた。別れた原因としては相手に彼氏が出来たから。俺はそれから誰もつくらずに、俺自身も気にしないでいた。三咲のいるところも知らないし、女にも興味なくなった。手を繋ぐのを拒否したのも三咲と手を繋いだから。だから嫌になった。
「はぁ」
俺も諦めよう。彼女なんて、別に要らない。ってか、あっちにいる必要なんてなかったんだ。こっちに戻ってこよう。
「お兄ちゃん?いるの」
「入っていい」
全く棒読みだった。
「何してるの」
「何も。」
妹になんて話すわけないだろ。
「そ。じゃあね」
この部屋には誰もいなくなる。俺1人だ。誰も入れない。1人でいたいだけだ。三咲、俺よりいい人を彼氏にしてるんだろう。俺よりいい人なんて何百人、いや、何千人といるはずだ。
「お兄ちゃん、こっちに戻ってこない?」
「いいよ。あっちにいる理由もないし」
「…そっか。じゃあかりなと2人――」
「元の部屋あげるさ」
俺の部屋には一切構わない。ただ、かりなとは2人でいたくない。
俺は札幌駅に向かった。コンビニに寄るためだけに。このまま戻って荷物取って来ようと思ったが、帰れないだろう。
コンビニに寄って帰ろうとした時間は22:50。もうすぐ23時だった。俺1人でなんか飲むか。酒は得意じゃないし、だったらジュースぐらいしかない。
「しょうがないか…」
嫌になった。自分がいることを。何も出来ない俺がいてなんでいいんだろう。魔法科高校卒業で何も使わない。意味ないじゃないか。何が、いいんだよ。
「何が…」
「先輩♪」
先輩って、会ったこと…
「三咲…っ!」
「黙って。殺すから」
殺す前提って、やめてくれよ。
「殺すって、なんで」
「イラつくから。」
ふざけるな。殺すって…いや、いっか。殺すんだったら殺せ。要らないから
「そうか。」
「じゃあ…」
グサッ
刺さる音と振動と共に心臓の近くを突き刺さる。周りには23時を回っているからか人がいない。さらに防犯カメラもないからか全く気配がない。
やっと、死ねたのかな。これで世界の全員が幸せになった。
ありがとう。
さようなら。
【月島かりな視点】
なかなかお兄ちゃんが帰ってこない。22:20に出ていったからもう帰ってくるはず。なんで帰ってこないの?
「かりな、お兄ちゃんどこいる?」
「帰ってきてないよ?」
藤花だった。
「なんで帰ってこないんだろう?」
「知らなーい。迎えに行こっか」
「そうね。行こっか」
私と藤花は彩夏を呼びに行ってお兄ちゃんを迎えに行った。札幌駅にいるはずだ。
「あ、あそこに寝てるのお兄ちゃんじゃない?」
「お酒でも飲んだのかな?お兄ちゃん!起きて!」
お兄ちゃんは起きる気配がない。どんだけ飲んだのよ。
「もう、起きて――」
お兄ちゃんが少し寝返りを打つとお兄ちゃんから血が出てきた。
「お兄ちゃん?」
「お兄ちゃん!」
動かない。まさか、いや、そんなこと…
「起きてよ…お兄ちゃん!」
[3ヶ月後…]
【月島柊視点】
俺がいたのは埼玉県内のプールだった。今日は8月2日。今日は家族の両親以外の妹10人と暁依と来ていた。彩と胡桃は俺と別居が開始した。結局俺が籠原で暮らす、っていうか戻った。
「着替え終わったら波のプールで待っててくれ。」
「はーい。」
「柊、少しいいか」
暁依が俺を呼んだ。
「どうした、暁依。脱衣所でもいいか」
「あぁ。大丈夫」
更衣室に入った俺と暁依は端の方で着替えていた。話ってなんだろ。
「それで、なんだ」
「柊、お前さ、別居したのか」
「したっていうか、俺が戻ったんだ」
「それは分かる。だけど」
何が話なんだ。
「柊、1人暮らしだろ。かりなとか彩夏が寂しくしてた」
「あいつらも1人暮らし始めるさ。冬菜は来月から始めるんだろ?」
「知らないのか、彩夏とかりな、1人暮らししない気だぞ」
1人暮らししない!?なんで急に。しないとずっと実家暮らしなのに。
「本当か?」
「あぁ。…もう一回考えてみろ」
「あぁ。分かった…」
1人暮らししないか。何が嫌なのか聞いてみようかな。それと、かりなには1人暮らししてほしい。あいつにだけは。
水着に着替え終わるが、暁依は普通の下半身しか隠していない水着だが、俺は全身を覆っている水着だ。日焼けもあるからな。
「女は着替えるの遅いからな」
「俺らにとってはなんでか分からないけどな」
話していると1人出てきた。1番最初に出てきたのは瑞浪だった。
「瑞浪。中学生でビキニか」
「だって…お姉ちゃんたちに勧められて…」
胸だってそんなに大きくないのに…
「お兄ちゃん?変、かな」
「あ、あぁいや、いいと思う」
次に出てきたのは藤花。ビキニだけど。藤花が妹の中で1番胸大きいか?
「ちょっとキツかったかな。胸のとこ…」
「ブーッ!」
思わず吹いてしまった。男子の目の前で言うな!
「んな、なにいってるんだ!」
「ふふっ、2人とも変態さんだー」
「うるさい!そんな話するな!」
次は彩夏。かりなと一緒に来てた。
「丁度いい。これ」
ビキニじゃなかったのは妹だと彩夏だけだった。俺に似たような感じ。かりなはビキニだったけど。
「お兄ちゃん」
かりなが俺に胸を押し付けてきた。
「あ、そうだった。お兄ちゃん」
彩夏も思い出したように水着で胸を押し付けた。
「な、なんだ?」
意味が分からないがやらなきゃいけなかったのか?
「藤花ちゃん!」
藤花を呼ぶと、3人で俺を囲んだ。みんなぎゅっと抱きついている。
「なんだよ」
「色仕掛け」
ここでやるなよ。あと彩夏、どさくさに紛れて俺の指をしゃぶるな。
「ペロペロ」
「彩夏がやめてくれ」
「なんれ?ん」
彩夏俺の指フェチだったの?
「な、何してるのよ!」
冬菜たち残りの5人が来た。
「色仕掛け」
「なんでここなのよ!」
ホントだよ。なんでここなんだよ。
「お兄ちゃん嬉しそうだよ?」
「お兄ちゃん!」
嬉しくないとも言えないけど。
「いやいや、普通だよ、別に」
こう言うしかなかったんだ、許してくれ。
「じゃあ行こう?お兄ちゃん」
プールに早速向かった。俺は入らないけど。なかなか。暁依もあんまり好きじゃないらしい。彩夏はオレから離れてすっかり泳いでいた。
「暁依も入ったらどうだ」
「柊もだろ」
「じゃあ入りに行くか?」
「いいぞ」
俺は暁依と一緒にプールに入った。冷たいからすぐ上がりそう。
「あ、お兄ちゃん!」
「ん?なんだって」
俺の顔面にビーチボールが当たる。
「いって!」
「ごめーん。こっちパスして!」
「しょうがないなぁ。ほら!」
俺は思いっきりボールを投げる。
「ありがと!」
「柊、これ何時間いるんだ?傷もまだ残ってるんだろ?」
「1時間くらいだ。あいつらには悪いが」
だったら今聞いてみるか。どこが嫌なのか。
「彩夏、かりな、ちょっといいか」
「はーい!今いく!」
「いいよー」
2人はプールを泳いで来る。
「1人暮らしどこがいやなんだ」
「怖いし。少し、ね」
少し何かあるのか?
「何かあるのか?」
「他のみんなと別れたくない」
「俺が同居しようって言ったらどうする」
ここが本命だ。
「したい。同居」
したいんだ。だったら準備しておこうかな。
「今度の土曜日にこっち来て。準備しておく」
「え?いいの?」
「いいよ。日付けは、8月29日な」
俺が言うと自由に遊んでこいと言って俺は上がった。冷たいから。
「柊、同居したんだな」
「するんだよ。暁依はしないのか」
「するよ。来週から、所沢に」
所沢か。同じ埼玉だけど結構遠いな。
「そうなのか。頑張れよ」
「柊もな」
1時間経った12:30。昼ごはんは各自でとるように指示した。10人はホテル、俺は家に帰った。最寄りは一応原市駅だが、結構遠い。
「じゃあまた明日大宮で」
「はーい。じゃあね」
俺は着替えてプールを出た。
13:00発大宮行き、13:20発高崎線快速籠原行き乗る。ニューシャトルは途中、吉野原、今羽、東宮原、加茂宮、鉄道博物館、大宮に停車。
高崎線は途中、宮原、上尾、北上尾、桶川、北本、鴻巣、北鴻巣、吹上、行田、熊谷、籠原に停車する。
13:12大宮。高崎線は籠原まで乗る。最寄りだ。
14:03、籠原に着いた。家まで歩いて10分。彩とは他人になったのだ。
家はまぁまぁ広い。もともと13人で暮らしてたから。そこを1人で暮らすのだからそりゃあ広いはずだ。
プルプルプルプル
電話だ。何が起きたんだ。
「はい、月島です」
《柊くん、ごめんなさい…》
「彩、何してるんだ?」
《今2人で寂しいの。戻って――》
「戻らない。もう暮らしてるから」
《気が向いたらね》
「向くかも分からないけどな」
俺はそう言って電話を切った。彩、悪かったな。
俺は仕事を土日以外している。平日は毎日出勤だ。ナナニジのマネージャーだけどな。いつも胡桃には会っている。胡桃とは仲いいから。いつも満員電車でぎゅうぎゅうだけど。
【葉元胡桃視点】
私は満員電車に乗って大宮に向かう。籠原でも乗れないほど混んでるが、しょうがない。
「胡桃…乗れない…」
「こっち」
ぎゅうっと柊くんを抱き寄せる。ドアが閉まる。
「ありがとう…近いね」
「うん…柊くん…」
満員電車は毎日乗っても慣れない。痴漢はされないけど毎日潰される。柊くんも辛いだろうな。上野までこれだから。
「熊谷って向こうだよな」
「うん。あっ」
反対のドアから人に押される。ぎゅうぎゅう押されてくる。柊くんに胸を強く押し付けてしまう。
「ごめんね。つらいなぁ」
「疲れるからな。キツい」
あっ、胸が苦しい。私も胸大きくなったから。EからFに。
「あぁっ、無理ぃっ」
押してくるのは止まらない。
「胡桃、ドアの方行って」
私はドアに胸をつける。柊くんは後ろに行った。
「痴漢されるから。キツいかな」
「大丈夫…むにゅう」
身動きが取れない。動けないのだ。
「次って、こっち開く…」
ドアが開くと柊くんが押さえてくれる。
「あっ、おっぱい…」
おっぱいを押さえられてたのだ。
「あっ、ごめん」
1分押さえるとドアが閉まる。
大宮に着くと私は降りようとする。しかし出口は逆。
「降りまぁす…降りれない…」
「胡桃、頑張れ」
しかし乗ってくる人に押されて柊くんとキス。降りれなかった。
「ごめん。降りれなかった」
「大丈夫。キスする?」
「うん。したい」
柊くんと、我慢できなかった。
「ん」
「んっ」
「ちゅっ、ちゅっっちゅっ、ちゅく、んちゅ」
口の中で舌が絡む。粘液みたいなのが2人を繋ぐ。
「はぁ、はぁ、我慢できなかった」
「俺も。かわいすぎたから」
私と柊くんはずっとキスしていた。上野まで。
第何話で二章終わりにした方がいい?
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101話以上