高校生からの物語 完結   作:月島柊

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11.5話以来のスペシャル編です。
内容は第32話の蘭視点と第34話の蘭視点の2つです。一部つぐみ視点もあるけど。今回はバンドリ主役だね。主役は蘭ちゃんです。


スペシャル編2話 蘭

 私たちは田沢湖6:38発田沢湖線大曲行きに乗って大曲まで行き、奥羽本線で弘前に向かう。

田沢湖線は刺巻、神代、生田、角館、鶯野、羽後長野、鑓見内、羽後四ツ屋、北大曲、大曲に停車。

 

「海ー」

「モカちゃん海好きだっけ?」

「夕焼けじゃないの、目的」

「せいかーい」

 

やっぱり。Afterglowは夕焼け空からとったからそれが目的だろうと思ったんだ。

 

「盛岡経由で行かなかったの?」

「あ、うん。」

 

柊くんと会いづらいから、何て言えるわけない!冷静になるのも大変なのに。

 

「大曲まで行きたかった」

 

なにこの言い訳。自分でも変だと思った。

 

 大曲7:27。奥羽本線普通秋田行き神宮寺、刈和野、峰吉川、羽後境、大張野、和田、四ツ小屋、秋田。秋田は8:22。8:35発つがる1号青森行き。特急で弘前まで行く。

つがる1号は八郎潟、森岳、東能代、二ツ井、鷹ノ巣、大館、碇ヶ関、大鰐温泉、弘前。

 

 弘前には10:38。もう昼近い。柊くんたちは今頃北海道かな。

 

「海だね。今から」

「おー」

 

モカ、海じゃないでしょ。

 

「ごのうせん?」

 

読み方は分かるけどなんか不思議だったから。

 

「奥羽本線で東能代まで行ってから五能線だね」

 

11:29発秋田行き普通電車。

 

 東能代12:55。12:58岩館行き。13:43岩館予定。

 

「うわぁぁっ、すごい!」

「きれい…夕日じゃないけど」

「いいもーん、別にー」

 

目的じゃなかった?そんなことないか。

 

 東能代についた私たちは次の普通を待つためにいた。夕食を済ませて19:09発秋田行きに乗る。その前に特急1本停車する。

特急つがる6号が先に着く。

 

(あれ、あそこにいるの柊くん?)

 

私は窓をよく見た。やっぱり柊くんが乗っていた。

 

「つぐみ?帰りか」

「はい。19:09発で」

 

私も話したいけど話しづらい。

結局話さずに電車は出発した。20:33、16分遅れて到着した。

 

 柊くんと寝ることになって、私は同じ布団に寝た。こんなに近いの始めてだった。

 

「明日俺早いからもう寝るよ?」

「あ、うん。おやすみ」

 

一緒に寝た意味あったの?自分のせいだけど。

 

「待って」

 

私は知らないうちに柊くんが寝るのを止めていた。

 

「なんだ」

「…気をつけて」

「?あぁ、分かった」

 

何て言おうとしたの?それとも何も言いたくないのに止めた?私はなんで止めたの?寝てほしくなかった?まだ話したかった?寝顔を見たくなかったから?幾つもの予想が思い浮かぶ。自分を攻めてる訳じゃないけど、何でだろう、疑問がどんどん浮かんできた。

 




次回43話は彩が柊に帰ってくるように求めます。しかし柊は予定より…
この続きは次回をお楽しみに!

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