さて、今日は洗脳されます。彩が。
それでは本編へ
8月29日、早速かりなと彩夏は同居を始めた。俺は来月から忙しくなるが構わないらしい。今月は平日だけだったが、来月は休日も週に2回。4日出ることになる。
「お邪魔しまーす…」
「きれい…」
「今日から俺たちの家だ。自由に使え」
俺はそう言い残して仕事に行った。土曜日だがちょっとした仕事があるのだ。なにかと言えば今度22/7で新幹線1編成貸切するのだ。そのための手続き。
いつもとは違く、胡桃はいない。休日だから通勤しないのだ。休日は時刻が若干違う。今回乗る6:50発上野東京ライン熱海行きも、平日は湘南新宿ライン国府津行き。全く行き先が違う。休日は籠原始発、平日は高崎始発の違いもある。
主な駅の到着時刻は
熊谷6:56
鴻巣7:12
上尾7:26
大宮7:36
上野8:03
東京8:09
品川8:18
大船8:54
小田原9:42
熱海10:05
以上だ。上野で降りるため8:03に着くのだ。
上野には若干遅れた8:04に到着。すぐ出発していった。ここから歩いて向かう。途中で美鈴さんに会った。
「マネージャー、お疲れ様です!」
「まだしてないけどな。」
「来るのに疲れてないんですか?」
「ボックスシートで座ってきたからそこまでは」
籠原始発だったから座れたんだ。
「そうですか。私は錦糸町からずっと立ってて…」
大変そうだな。錦糸町からだと結構かかるだろうに。
「美鈴さんは休んでるといい。」
「けど手配が」
「大丈夫。俺の仕事大してないから」
「ありがとうございます」
礼儀正しくて堅苦しくもない、緩やかな敬語だった。
事務所に着くなり静かなデスクで仕事をする。予定日、人数、行程、車両、何個もの項目を当てはめていく。
「マネージャー、予定日は」
「9月15日~17日。16日にライブ」
「はい。分かりました」
9月の16日にライブがあるのと、9月は30日にもライブがある。
今日は22/7のメンバーはいない。休日だからな。俺が休日出勤の日は大体22/7メンバーがいなく、午前だけで帰る。今日出るのは11:30。あと2時間半。
「マネージャー、JR東日本に問い合わせたところ、長野のE7系が空いてると」
「分かった。こっちから12号車の乗車を禁止しよう」
「なぜです?」
グランクラスに乗るのは向こうからしてもいやなはずだ。
「グランクラスだから」
「了解です。あとは行程ですが」
「俺が決めよう。休みなさい」
「はい。失礼します」
行程か。そういえば、根府川連れてくって言ってから行ってないな。連れていってやるか。じゃあ東京集合で全員揃った始発から行って帰ってくる。そのあとに新幹線貸切か。だったらわんこそば?ずんだとか…まずい、食物しか思い付かない。
「行程って決めました?」
「あ、まだ」
「奇跡の一本松ってどうですかね」
奇跡の一本松か。宮城だったか。確かに仙台から行けるからいいかもしれない。
「いいな。それにしよう」
【丸山彩視点】
ピンポーン
呼び鈴がなった。私は玄関に向かった。
「はい…」
「あなた、柊って男に見捨てられたでしょ」
「っ!なんでそれを」
「当たり前よ。仲間だもの。それで、協力しない?」
協力しないって、何を手伝うの?
「柊を殺したいのよ」
「殺すって、冗談ですか」
「冗談じゃないわ。本気よ」
嘘でしょ、私に殺すのを手伝えって言うの?いやに決まってるじゃない!
「手伝ってくれたらその分の品は渡すわ。」
「品って」
「まだ教えられない。ただ」
そのあとにこの女の人は言った。
「手伝ってる途中に殺さなかったら、あなたを殺すわよ」
「…やります」
殺されるかもだけど、裏切らなきゃいいんだ。
「いい子ね。じゃあ明日よ」
「明日、どこで」
「そうね、柊の家の最寄りはどこ?」
「籠原です」
教えてしまった。後戻りできない。
「そう。そこでいいわ。じゃあ8時に籠原ね」
いいのかな。でも悪いのは柊くんだ。私は悪くない。
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