高校生からの物語 完結   作:月島柊

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スペシャル編より先の投稿は気にしないで下さい。並び替えるので。
さて、今回は長編ではなく超短編になります。彩が出てくるので楽しみにしていてください。彩と柊の関係どうなるんでしょうね。それでは本編へどうぞ


第42話 作戦

 俺は上野11:45発高崎線高崎行きで帰る。

籠原13:00。

 

「ただいま」

「おかえり、お兄ちゃん」

 

帰った瞬間に呼び鈴が鳴った。俺はそのまま玄関にいた。

 

「はい、彩?どうした。一回上がるか」

「いいの?」

「俺の部屋だったら空いてるから」

 

俺の部屋に彩を連れていった。何のようだ。

 

「用件はなんだ」

「ごめん、殺さないと私が死んじゃうの」

 

死んじゃうって、じゃあ殺したくないのか。

 

「殺したくないのか」

「うん。けど、死んじゃう…」

「分かった。」

 

俺は防護シールを体に貼った。そのあとに作戦を伝えた。

 

「いいか、部屋から出て20秒の間にスマホのバイブ鳴らせ。電話でもメールでも構わない」

「分かった。向かって部屋を見えなくなったらね」

「理解が速くて助かるよ。そういうことだ」

 

俺は防護シールを指差す。ここに刺さないと本当に死ぬからな。

 

「この上に刺せ。死んだふりだ」

「分かった…」

「これ意外には絶対に刺すな。死ぬから」

「分かった。…えいっ」

 

彩は丁度防護シールの上にナイフを刺した。痛くもないけど俺は倒れて死んだふりをする。

 

「柊くん…」

「大丈夫。痛くない。親分の元に行け」

 

彩は親分の元に向かった。しかし親分はすぐに彩と一緒に来た。

 

「ふふ、死んでる死んでる」

 

バッチリ生きてるけどな。死んだなんて失礼だ。

 

「じゃあ、帰りますか?」

「そうね。」

 

彩、もうすぐバイブ鳴らせよ。あと20秒。

20、19、18、17、16、15

俺は心のなかで数える。

14、13、12、11

なかなか鳴らないな。速度が遅いのか?

10、9、8、7、6

ヤバい、間に合うか、これ。

5、4

あと3秒。これ本当に間に合うか?間に合わないと…

3、2、1

もう時間がない!速くならせ!

0

ブーッブーッブーッ

やっとバイブが鳴った。俺は音を立てずに背後から親分のところに向かう。立てないように。

無言で後ろから口を手で押さえる。

 

「んぐっ!」

「お前、遼子(りょうこ)だったな。こんなことして何がいいんだ」

「柊を殺したかった。それだけ!」

「っ…」

 

俺は片手に力が入る。なんで、彩を巻き込んでまで。

 

「……死ね……」

「柊?いや、ちょっ、代償はあるから!ね?離し…て」

 

もう遅い。俺の力が入ったときには遼子は玄関から外向きに倒れていた。大丈夫、一瞬意識をなくしただけだから。

 

 遼子のことは救急で運んでもらった。

 

「彩、話がある。上がれ」

「あ、うん」

 

俺は部屋のなかに入る。今度はリビングだ。

 

「彩、まず…」

 

俺は床に正座し、頭を床につく寸前まで下げ、深く土下座した。

 

「ごめん。」

「え…なんで謝るの」

 

分かってる。俺が手を繋ぐのを拒否したからだ。それがなかったら今も一緒にいたはずだ。

 

「俺のせいだ、拒否したから…」

 

彩は自分が悪いと言い張った。

 

「ううん、悪いのは私。あんなことで逃げ出しちゃったから」

「違う…その原因も俺なんだから、全部俺が悪い」

「私、嫌じゃ――」

 

俺は少し大きな声で言った。

 

「だから、俺が彩を不幸にしたんだよ!今更戻れないだろ!」

「柊くん…」

「俺はまだ戻らない。ただ、そっちが望むんだったら考える」

 

 

俺は少し気が変わったが、まだ要望がないと戻らない。

 

「じゃあ彩、またいつか」

「うん。またね」

 

彩は部屋を出ていく。俺1人だ。

 

 




1279で終わってます。次回までの間にスペシャル編を投稿するので本編少し空きます。1~2日ほどだとは思いますが、1週間以上投稿がなかったら死んだと思ってください(笑)本気で死ぬのはないかと思いますが。
さて、次回第43話では22/7が主役になります。彩も電話で最後の方に少し出す予定。
それでは次回をお楽しみに!

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