さて、彩ちゃんが最近多く出てきてますね。
もうすぐでなくなりますけど。()
今回は胡桃が風邪を引いて柊が一緒に寝るところからです。一旦風邪の場面は今回で終わります。
それでは本編へどうぞ
ストーブの前に胡桃、彩、俺でいると暖かくなってきた。しかし段々冷めてきた気がして、結局は涼しい感じだった。胡桃は暖まったらしく、もう、うとうとしていた。
「寝に行くか。」
「そうしよっか」
彩も賛成だった。先に歯磨きは終えているためあとは寝るだけ。廊下が寒いけど。
「夜がここ寒いからなぁ。」
「17℃くらいだしね。毎日」
寝室にはエアコンはついていない。夜は涼しいから。今日は寒いくらいだけど。
「じゃあおやすみー」
「おやすみ。胡桃、行くよ」
「はーい…」
眠そうだな。くしゃみとか咳はしてないけど一応見ておくか。ドアを開けると真っ暗な部屋が広がり、冷気が俺を覆ってくる。胡桃も同じ。
「くちゅん!」
かわいい…
「くしゃみ大丈夫か…」
まぎらわすように俺はそんなことを聞いてしまう。
「大丈夫…くちっ!」
「…かわいい…」
ついに言葉に出てしまった。なんで言ったんだ俺は。
「かっ、かわいいって…くちゅん!」
「いや…事実だけど」
「もう!からかわないで!…くちゅっ!」
くしゃみ3連発。
「もう寝ようか」
「うん…」
女の子のくしゃみってかわいいの?なんかそう思うんだけど。
「くちゅん!」
「寒い?」
「しゃむい…」
噛んだ。でもかわいいから許す。
「抱きついていい…?」
胡桃が自分の前に手を合わせながら言った。少し下を向いてるようにも見えるけど恥ずかしいんだろう。
「いいよ。おいで」
胡桃はゆっくりぎゅっと抱きつく。顔が俺の肩の上辺りにあり、横を見たらキスできそう。なんて考える自分がいた。
「暖かい…ずっとこうしてたい…」
「寝るときには手を離した方がいいと思うけど。」
胡桃が痛くなったら困るから。胡桃は目を頑張って開けようとしているが睡魔が勝ちそうだった。
「寝な、胡桃。俺も横にいるから」
「うん。おやすみ」
胡桃は手を離して俺の横で目を瞑った。笑顔で寝ているわけではなく、気持ち良さそうに寝ていた。俺も寝ないとかな。
【葉元胡桃視点】
少し寝てから目が覚めてしまった。体が少し火照ってるから体温でも測ろっかな。下に降りて測ってみると38.4℃だった。確かに火照ってるからそのくらいあるかも。私は上に上がって柊くんの横で少し躊躇う気持ちもあったが横になった。ちょっと火照ってるからか柊くんのことがなんか愛おしく思ってきた。なんでだろう、いつも会ってるのに。どうして。私の体は勝手に意識が奪われて、柊くんの体の上に乗っかっていた。柊くんの顔の上に私の顔を近づけて、それ以外は柊くんに押し付けるようにべったりくっついている。胸も柔らかいのに苦しいほど押し付けた。
「ん?胡桃?どうした」
柊くんが起きてしまった。私はますます体温が恥ずかしくて上がっていった気がした。
「熱いんじゃないか。」
柊くんは私のおでこと柊くんのおでこを当てた。体温を測るためなのは分かるけど、さすがに緊張しちゃう。
「やっぱり熱いよ、水持ってくるから、ちょっと待ってろ」
私を横に下ろして柊くんは立ち上がった。そしてドアから出ていこうとする。私は耐えきれなくて柊くんの服の袖を優しくくいっくいっと引っ張った。
「どうした、胡桃」
「連れてって…?」
赤くなりながら私は言った。1人にしてほしくなかったから。柊くんは少し黙って言った。
「…分かった。」
了承してくれた。私は柊くんの服を掴んだまま階段を降りて1階に行った。
「水はペットボトルの方がいいよな」
「……」
黙り込んでしまった。悩んでた訳じゃない。話しづらくなっちゃった。なんでか分からないけど、なんでだろう。
「そっちの方がいいよな。」
柊くんはコップに水を盛った。ストローは私が夜に使ったものを洗ってコップに入れた。
「胡桃、ここ置いとくから。」
「…うん…」
私はテーブルに向かって座った。なんか、柊くんに目を合わせたくない。私は髪をほどいて目にかかるようにして物理的に目が合わないようにした。
「胡桃、ん?どうしたんだ」
柊くんが私の前に顔を近づけた。やだ、近づけたら、私が壊れちゃうから、やめて…
「髪で目が見えない」
髪を寄せてきた。目がハッキリ見える。
「……柊くん……」
私は柊くんの名前を小さく呼んだ。なにこれ、今まででなったことない感情。私は柊くんの肩を無意識に掴んだ。
「胡桃?どうしたんだ」
「柊くん…」
私は柊くんを床に押し倒した。もう、我慢できなかった。
「私、なんか変。どうして」
「胡桃、一回落ち着け。」
答えてよ、どうしてこんな感情になるの。私が壊れちゃうの、なんでなの?
「治らないの。なんで」
「…知らない…」
チュッ
私は柊くんの口に私の口を、優しく、一瞬、当てる。
「これでも…?」
「胡桃、なにして――」
私はまたキスをする。今度は少し強く、長くだった。
「ん。私、分かったかも」
「分かったって、なにがだ」
私は柊くんの目を見て言った。
「私、柊くんのことが」
「好き」
長かったな、意外と。
次回予告
少し遠くになった22/7のメンバー達がバスに乗って向かい、そこのライブでは、少人数しか出れなくて…
次回までの間隔も狭いですのでお楽しみに!
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