俺が彩をこっちに寄せようとすると、誘拐犯は俺を蹴り飛ばす。腹を蹴られるくらい、中学の時に慣れている。今さら痛くも痒くもない。
「柊くんっ!」
胡桃が俺を助けようとする。俺は胡桃が助けるのを拒否した。
「大丈夫。」
俺は立ち上がって男を殴る。俺は彩を救うために来た。それ以外のためには来ていない。
「反省しておけ。バカどもが」
俺はまた飛行魔法を使って空に飛ぶ。俺は彩に謝った。
「ごめん、彩。俺が置いていかなければ」
「大丈夫だよ。もう平気だから。」
俺は国営ひたち海浜公園に向かいながら彩と話していた。
「俺、彩を置いていかないようにするよ。絶対に」
「そうしてくれるとありがたいな」
俺は国営ひたち海浜公園のP18に連れていった。彩は自転車で行くため俺は魔法で彩の横をゆっくり飛んだ。
「あれ、なんかからだが軽い…」
「よし、体が覚えたらしいな。俺から離れてみろ」
胡桃が俺の体から離れていく。しかし胡桃はちゃんと速度を合わせて飛んでいた。
「私…飛んでる!」
「胡桃も魔法科高校卒だから使えたんだよ。彩夏とかりなも魔法使えるように頑張ってな。」
「うん!頑張る!」
「彩ちゃんは途中入学だっけ」
彩はもともと花咲川女子学園で、途中から鹿島田魔法科高校に入学してきた。だから魔法は少しだけ使えるんだ。
「途中だね。柊くんが先輩なんだ、実績的には」
「確かにそうだな。けど、魔法使えるから同等だろ」
俺は彩の自転車に速度を合わせて、彩夏とかりなを乗せて飛行する。俺は彩と少し話していたが、ちょっと話が脱線してしまうところがあった。
「あっ、P4着いたよ」
「オッケー。胡桃、下りれるか」
「えっと、イメージ…」
胡桃は目を閉じて地面に下りた。ちゃんと下りれるほどの能力を持っていたのだ。
「よくやった。さて、じゃあサイクリング再開しようか」
「待って、私、レイクサイドカフェで何も買ってないから、みんなで食べよ?朝ごはんまだでしょ?」
確かにまだだった。しかもずっと起きてるからなおさらお腹が減っている気がする。
「いいのか、だったらもっといいところを知ってるぞ」
「ふふっ、分かってる。あそこよね。じゃあ、行こっか。」
俺たちは自転車でP20に向かった。ここにはみはらしの丘があるが、その横にある屋台エリアはいろんな食べ物がある。ここは結構前に来たことがあったから知っていた。全員が自転車に乗って、魔法は一切使わない。前が俺たち、胡桃と俺だった。1番安全だから。
1000ジャストです。
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