高校生からの物語 完結   作:月島柊

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前編に引き続き、中編になります。登場人物は前編に載せてあります。前編からナナニジメンバー10人、滝川みう、滝川みうのお母さんを引いた登場人物になります。一応載せておきますと、
月島柊
月島暁依
月島かりな
月島彩夏
葉元胡桃
丸山彩
姫川杏
桃瀬心春
美海零
有栖柚
姫川阿奈
以上11名


第66話 関係 中編

 俺はみずほ台から13:01発東上線池袋行きに乗って北朝霞まで行った。そういえば、昼飯まだだったな。みずほ台で食ってくればよかったが、まぁしょうがない。この後学校だからあんまり派手なの食えないからコンビニで済ませるか。俺は北朝霞駅前のコンビニに入った。何にしようか。軽すぎても嫌だし、カップラーメンは電車の中で食えないし。そうなるとおにぎりしかないのかな。俺はおにぎりを1つ片手に持ってレジに行こうとした。しかし、途中で立ち止まった。制服のままじゃん。名札は張ってないけど。まぁ、ただの会社員だろ。端から見たら。

 

「110円で…す…」

「あぁ、ジャストで」

 

店員さんの手は人形のように動かない。口もあんぐり空けている。

 

「あの、店員さん――」

 

店員さんの名札には姫川阿奈と書かれていた。

 

「あ、阿奈さん?」

「なんでいるんですか!?」

「いや、昼飯を…」

 

俺はお金を持った右手を出す。

 

「じゃあ、俺帰るから」

 

俺はコンビニから出ていく。日差しが俺を照らし、俺は手で隠す。

 

 13:14発武蔵野線南船橋行きで南浦和。朝とは違うように、結構すいていた。まぁ昼間の高崎線よりは混んでるけど。

13:24に着くと、2分の乗り換えで13:26発京浜東北線大宮行きで浦和まで行く。浦和からの高崎線で昼飯食うか。

13:28浦和。13:33発高崎線籠原行き。胡桃と鴻巣で合流とか言ってたけど、俺が着く予定の時刻は14:06。追い付けるのかな。鴻巣までは

大宮13:42

上尾13:51

桶川13:57

北本14:02

鴻巣には14:06。胡桃はもう着いていた。胡桃は俺の背中の上に飛び乗った。

 

「胡桃、来てくれたんだな」

「当たり前じゃん!ずっと一緒にいたいし」

 

俺がゆっくり歩き始めると、胡桃は俺の背中で寝そうになる。こくん、こくんと胡桃の顔が地面に足が着くと同時に揺れる。こうしてると、彩夏とかりなが1年生だったときを思い出すな。

確かあのときは俺が17歳で、俺はかりなたちが帰ってくると決まって2人を背中に乗せて籠原駅前を散歩していた。周りがかりなや彩夏をからかうと俺はその人たちを本気で怒った。それから俺は怒った人から「籠原の鬼」とか呼ばれてた。俺のせいじゃないだろと思ったけど。

俺が昔の事を思い出していると、胡桃はいつの間にか眠っていた。

 

「あちゃー、寝ちゃったか」

 

学校に着いたときには14:20だった。あと1時間くらいか。俺は音楽室まで向かった。誰もいないが、俺は置いていったユーフォニアムを持って演奏を始めた。胡桃は背中にいたままだけど。

 

「こんにちはー…」

 

チャイムも鳴り、5時間目の授業が始まった。俺はユーフォニアムをしまう。

 

「胡桃、起きろ」

「んんんっ、柊くん…あれ、授業中?」

「あぁ。ここで待ってよう」

 

俺たちが準備室にいると、音楽担当の谷中先生が準備室のドアを開けた。

 

「月島さん、ここ鍵閉めていいですよ」

「あ、分かりました」

 

俺は鍵を閉める。こっちに入っていかないようにだろう。そして胡桃と2人きりになる。

 

「柊くん、覚えてる?高校の修学旅行。京都で私、告白したでしょ?」

「あぁ。覚えてるよ。あれから好きだったのか?」

「うーん、少し違うかな。班が一緒になってから。」

 

胡桃は俺に突っ込んでくる。しかし、その顔は少し濡れていた。泣いていた。

 

「胡桃?なんで…」

 

胡桃は髪を思いっきり揺らすほどに顔を動かし、俺に勢いよくキスした。胡桃の涙は俺の目の近くに落ちる。

 

「柊くん、私、柊くんのキスが好き。他の人のキスとは違う感じがする。締め付けられたり、私の口の形に合ってたり。」

 

俺もそれを意識してキスしてるからな。胡桃は俺を上から押さえつけてキスをする。胡桃は疲れるまでずっとキスしていた。

 

 部活の時間になり、俺はユーフォニアムを持ち、音楽室に戻った。胡桃は昔していたトロンボーンを学校のを借りて吹いた。

 

「あ、久しぶり。杏、心春、澪、柚。」

「覚えててくれてたんですね。」

 

記憶力がいいのは俺の取り柄だからな。人の名前とかはよく覚えられる。

 

「杏、ちょっと来て」

 

俺は姫川杏を呼び出した。俺は今日もらった名刺を見せた。

 

「姫川阿奈って、君のお母さんか?」

「あ、お姉ちゃんです。結構年離れてて、お姉ちゃん、今年成人で…」

 

そういうことか。通りで姫川を聞いたことがあると思った。俺は杏を3人のところに戻した。

 

「みんな、休み中の成果を見せてくれ」

 

俺は4人にユーフォニアムを吹いてもらう。音色、音程、音量共にいい感じで、休み前とは明らかに変わっていた。

 

「よし、いいね。じゃあ、今日は楽器片しちゃおうか」

「え…終わりですか?」

「あぁ。みんな円になって座ってくれ」

 

俺はユーフォニアムを片付けに行った4人を見送り、椅子を円にした。

 

「えっと、円にして、どうすれば…」

「今回はみんなの事を知ることと、笑い合う」

 

楽しんでもらいたいだけだけど。俺はみんなの事をじっと見る。

 

「あの…月島先生…」

「先生じゃなくて、胡桃が呼んでる呼び方でいいよ」

「柊くん♪って呼べばいいの♪」

 

弾ませなくてもいいんだけど。

 

「柊、くん?」

「そうそう、それでいい。質問は」

「質問じゃないんですけど、柊くんって、籠原の鬼って呼ばれてたんですか?」

 

結構有名だから多分兄とかに聞いたんだろ。

 

「うん。高2くらいの時だね。それがどうかしたか」

「あの、今日、家に来てもらっていいですか?」

 

俺が家に行く?俺は構わないけど、そっちは大丈夫なのかな。

 

「そっちはいいのか」

「はい。出来るだけ早く…」

 

出来るだけ早く?なんか俺がいないといけない理由でもあったのかな。胡桃はこの話を終わらせるように杏の話にそらせた。

 




柊の年齢は今25歳ってことで。暁依が出てこないのは気にしないで。

第何話で二章終わりにした方がいい?

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