高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
月島暁依
月島彩夏
月島かりな
姫川杏
桃瀬心春
美海零
有栖柚
以上8名


第68話 関係 後編

 俺は胡桃を連れて澪についていった。公立だから歩いていくのが普通。歩いて20分くらいだった。外で待たされて、「窓から合図があるまで待ってて下さい」と言っていた。

 

「年明け早々、何なんだろう」

「さあ。柊くんは何だと思う?」

 

俺だって知るか。

しばらく待っていると、窓から澪の手が見えて、叩いている。俺は玄関から家の中に入る。リビングでは澪が父親から暴力を受けていた。

 

「やめろ!」

「なんだい君は!勝手に入ってきて!」

 

父親は俺を殴ろうとしてくる。これに反撃しても正当防衛だ。俺は父親を蹴り飛ばした。

 

「よく言うよ。虐待しておいて」

「お前には関係ない!」

 

俺を蹴り、ナイフでかすった。暁依が俺を引っ張り、かりなが舐めて治癒、彩夏が父親を取り押さえ、澪の事を胡桃が守った。

 

「暁依、来たのか」

「あぁ。」

 

彩夏が取り押さえと警察の通報を同時に行った。忙しかったな。

 

 澪は母親と2人で暮らすことになり、俺たちは家に帰った。暁依がなんでいるのか不思議だったけど。

 

「大学はどうしたんだ」

「冬休みだよ。あと2ヶ月だけど」

 

今は17:50。夕食の時間か。

 

「みんな、今日は居間で食べよ。大勢いるし」

 

彩が言った。皿などを持ってきて、女は正座、俺と暁依はあぐらをかいていた。

 

「柊くん、ああん」

 

胡桃が箸を俺に向けてくる。俺は箸にあった回鍋肉を食べる。

 

「美味しい」

「よかった。」

 

彩が俺に言った。彩夏は俺の前で座り、俺の隣は胡桃と暁依。彩は1番端だった。

 

「柊くん、こっち来て」

 

彩が俺を呼んだ。俺は立ち上がって彩のとなりに行く。

 

「なんだ」

「違う食べ方したい?」

 

違う食べ方って?まぁ興味はあるな。

 

「あぁ。興味はあるな」

「じゃあ口開けて」

 

俺が口を開けると、彩がご飯を食べる。なんだ、焦らしたかっただけか。そう思っていると、彩が俺にキスをする。彩が食べていたご飯が俺に移ってくる。彩の唾液によって少し濡れていた。

 

「彩!?」

 

俺はご飯を飲み込んだ。とても意外な食べ方だった。口移しだとは思わなかったから。

 

「彩ちゃん!口移しってこういうのじゃないの?」

 

彩夏がお茶を口に入れ、俺の口に流し込んだ。

 

「ゲホッ」

 

咳き込んだ。急に入れられたら咳き込むだろ。

 

「食べ物でもいいのよ。覚えておくといいよ」

「変なことを教えるな!!」

 

俺は大きな声を出した。

 

 風呂は男女別で入ることになり、暁依と俺で入った。

 

「柊、いつからハーレムなったんだよ」

「なったつもりはないが!?」

「冗談だよ。受け止めるなよ」

 

何なんだ。暁依ってこんな性格だったっけ?

 

「それで、指輪はどこに置いたんだ」

「洗面所の下にある棚に入れた」

 

いつも置いてあるところだ。なくならないし。暁依も7日の結婚式には来ることになっている。

 

「大事にしろよ」

「言われなくとも。」

 

俺は先に上がった。指輪を左薬指にはめ、パジャマに着替えて外に出た。ドアを開けて角を曲がると、胡桃と出くわした。

 

「あ、柊くん。」

 

俺は短く胡桃の頬にキスをした。

 

「行ってきます。」

「行ってらっしゃい」

 

俺は2階の俺の部屋に行き、ベットに横になった。

再び1階に降りたのは1:35。高崎行きがあと2分で終着駅につく。そんな時間に何をするかと言えば、暁依が来たときには毎回やる、ゲームだった。参加者は胡桃、俺、暁依。3人で毎回やる。

 

「負けたらなにするんだ」

「そうだな、明日札幌まで迎えに行くのは」

「遠すぎだし、明日は無理よぉ」

 

同点だったら行かなくていいんだし、普通だろ。俺と暁依は10分間敵を倒し続け、両方ともスコアは10000ジャスト。胡桃が10000だと俺たち誰も行かなくていい。

 

「あれ、10000だっけ」

「あぁ。」

 

胡桃は最後の1体を倒す。結果、10004。俺たち2人が負けた。

 

「……いいよな、行かなくて」

「……あぁ。仕事あるし」

 

 

 翌日朝、いつもの国府津行き。神保原では珍しく座れて、上野まで快適通勤だった。ボックスシートを取れたし。

 

「珍しいな。ボックスシート取れるなんて」

「うん」

 

元々の俺の高校時代は籠原始発でいくらでも座れたけどな。まぁ言わないでおこう。

 

「じゃあ、おやすみー。大宮についたら教えて」

 

胡桃は俺の肩に頭を寄せて寝た。宮原についたら起こしてやるか。結婚式まであと2日だ。

 

 

 

 




後編まで終わりましたね。次回から69話までは普通に戻ります。結婚式の時には長編作品で70話ですね。

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