今回の登場人物
父さん
母さん
月島柊
月島暁依
月島冬菜
月島香菜
月島藤花
月島風那
月島沙理華
月島瑞浪
月島かりな
月島彩夏
葉元胡桃
丸山彩
白鷺千聖
美竹蘭
倉田ましろ
斎藤ニコル
佐藤麗華
滝川みう
立川絢香
戸田ジュン
藤間桜
丸山あかね
神木みかみ
東条悠希
柊つぼみ
佐々木碧
佐々木百合花
姫川杏
姫川阿奈
桃瀬心春
美海零
有栖柚
松島晴菜
以上35名
35名とか多いな。
当日、俺は参加者より早く式場に向かった。胡桃と俺はいつもの普段着で式場に向かう。始発の5:24で熊谷へ向かった。
「いい匂いするな」
「シャンプー変えたからね。それじゃない?」
胡桃からはいつも以上にいい匂いがした。エアコンの風でたまに匂う。いい匂いだった。まるで花畑にいるような、そんな感じだった。
熊谷には5:47に着いた。俺と胡桃は別々の部屋に連れていかれ、それぞれの部屋で着替えをした。8:30からの式だ。
黒いスーツのような服がなん着かあり、俺は真ん中のを選んだ。胡桃はドレスを着るからか時間がかかっているようだった。俺は個室で自分の服の手入れを始めた。髪のセットや髭剃りなどを全て済ませたりもする。
「月島さん、葉元さんが呼んでおります」
男性のスタッフが俺を呼んだ。胡桃のことか。
「今行きます」
一言俺は返して外に出ていく。待っているところは胡桃が使っている個室。ドレスが後ろにたくさんあるなかで、胡桃は純白のドレスに身をまとっていた。
「胡桃、どうした」
「うん。声だけでも聞きたいと思って」
顔は見せなかった。白いカーテンのような物で隠れている。
「今日は緊張するか」
「ううん。幸せな気持ち。ありがと、柊くん」
お礼を言われる立場ではないと思い、俺は言った。
「こっちこそ。」
俺は8時になるまで顔は見れないが、ずっと胡桃のところにいた。
そして8:30、俺と胡桃は結婚式の式場のドア横に立ち、入場を待った。先に新郎の入場で、俺が先だった。
「新郎の入場です。」
アナウンスが流れ、俺は式場の中に入る。佐々木先輩や、ナナニジメンバー、俺の家族が暖かい拍手で迎えてくれた。
「柊、俺の妻連れてきたからな」
横で小さくお辞儀をする人が見えた。佐々木先輩と同い年くらいだった。
「柊も、幸せにな」
「はい。ありがとうございます」
俺がステージの上に立つと、次は新婦の入場。白いカーテンのような物で隠しながら、歩いてくる。胡桃の家族もいたようだった。胡桃が俺の横に立つと、俺は向きを変え、カーテンのような物を上げる。
「胡桃、綺麗だよ」
「ありがと。柊くん」
式が終わっても、俺と胡桃はみんなに祝福されてばかりだった。今日は俺の家族、次の土曜日は胡桃の家族だった。
「柊くん、胡桃ちゃん、ちょっと上で待ってて」
「え?下じゃダメなのか」
「いいから!」
俺と胡桃は風那と瑞浪に押されて2階に上がった。俺と胡桃は2階で何をするか話していた。
「柊くん、もう、しちゃお?」
「あぁ。しようか」
俺は胡桃にキスをした。結婚式が終わったらちゃんとしたキスをしようと約束していた。
「んっ、んぐっ、ちゅっ、んっ」
胡桃は力を抜く。フラフラになったように体が揺れる。
「ふぅ、んっ、はぁ、んっ、ふうふん、ふいぃ」
なんて言おうとしたのかも分からないほどに話せていない。けど、多分最初の「ふうふん」は「柊くん」だろう。じゃあ最後の「ふいぃ」はなんだろう。
「ふいぃ、ふいぃっ!」
なんか言うことか。母音に合わせて、「ういぃ」?最後の小さいおとを消して「うい」。さ行から、「さい」「しい」「すい」「せい」「そい」?なんか「すい」が怪しいから、いをか行にして、「すか」「すき」…好き!?
「胡桃、さっきなんて言ったんだ?」
「はぁ、はぁ、好きぃ、好きって言った…」
胡桃は俺にくっついていた。くっついているのを求めるかのように。
「柊くん!」
胡桃は俺に抱きつく。しかもかなり強い。
「もう、離れない!私、私、離れないぃっ!」
胡桃は俺の体に密着する。ぎゅうぎゅうと強く抱き締められる。
「胡桃…」
胡桃は1階から風那が来てもやめなかった。
風那が俺を呼び出し、家の横に行った。そこには、みんながBBQのセットを囲むように座っていた。数人は帰ってしまったそうだが、妹8人、暁依はちゃんと座っていた。父さん、母さんは暁依が帰したらしい。酔うと酷いからだろう。
「お兄ちゃんそこで、胡桃ちゃんそこね」
藤花が言った。そして俺は指示された椅子に座った。俺が座ると後ろから目隠しされた。
「誰でしょう」
「えっと、声は…心春か?」
「正解…」
杏、心春、澪、柚が俺の後ろにいた。
「誰が呼んだんだ」
「はーいっ!」
彩が思いっきり手を挙げた。
「言ってくれよ、呼んだんだったら…」
「いいじゃん、それより、火付けよ?」
俺は家の中からチャッカマンを持ってこようとした。しかし、暁依に手を掴まれ、俺は引き戻された。
「柊、魔法でやっとけ」
俺は戻って、金網をめがけて火炎魔法を使った。あんまり大きくならないように弱めだった。
「さすがだな、柊」
佐々木先輩も一緒にいた。式場で会ったあの人の名前はなんなんだろう。
「佐々木さん、柊くん、あの人の名前何かなって思ってますよ」
胡桃が俺の代わりに言った。胡桃には思ってることはお見通しだった。
「あぁ、えっと、旧姓白水――」
「百合花です。旧姓は白水。」
百合花さんか。なんか佐々木先輩にあってるような感じがする。
「そうでしたか。」
俺は自分の席に戻った。そして暁依を中心にみんなで結婚を祝うパーティーが始まった。
「それじゃ、結婚を祝して乾杯!」
『乾杯!』
俺はみんなと一緒に乾杯した。俺と胡桃のためにこんなことをしてくれて、嬉しかった。
パーティーが始まってから何時間経っただろうか。俺は1人で玄関の前に出た。
「あ、いたいた」
ましろ、蘭、千聖の3人が夜だと言うのに来てくれた。
「柊くん、おめでとう」
「おめでと」
「おめでとうございます」
3人が俺を祝ってくれた。
「ありがと。ちょっと待ってて。」
俺は皿の数、箸の数を確認するために一旦戻った。数にあまりはまだあるし、紙皿、割り箸だから尚更だった。
「来ていいよ。BBQしてるから」
俺は3人を招き入れ、俺は玄関の前でそのままでいた。今度の来客は俺の…
「姉ちゃん!?」
「柊くん、久しぶり」
俺の義理の姉、
「あ、あきくんいる?」
「あきくん」とは暁依のこと。「あきより」の「あき」からとって呼んでいる。
「いるけど」
姉ちゃんは俺を差し置いて暁依の元へと走った。
「あ、あきくん」
「姉ちゃん!?」
全く俺と同じ反応の暁依の声がした。そりゃあそうだろ。急に来たんだから。
「姉ちゃん!いい加減にしろよ!」
「あ、そうだった」
俺の発言を無視する。
「柊くん、結婚おめでと」
「あぁ、ありがと。さ、姉ちゃんは帰った帰った」
「何よぉ、もう大学も卒業したんだしぃ」
『仕事はどうした』
俺と暁依が同時に聞いた。姉ちゃんは北海道で仕事してるはずなのに。
「うっ」
『帰れ!』
俺と暁依、冬菜が姉ちゃんに向けて言った。暁依は姉ちゃんが一緒だったときには3歳、冬菜は1歳だった。
「はーい…」
俺は自分の席に戻った。胡桃が俺をずっと待ってたから。胡桃は俺の腕をテーブルの下で掴んでいて、俺を離さないというのが伝わってきた。
翌日朝、俺はいつも通り胡桃、彩夏、かりな、彩と一緒に電車に乗った。この日の電車も空いていて、ボックスシートが4席分空いていた。時間帯は群馬からすればラッシュ時間帯。なのに、今回の2号車はガラガラだった。
「じゃあね」
「あぁ、頑張って」
彩が鴻巣で降りていった。
「柊くん、上野まで一緒に行っちゃダメ?」
「なんで?」
急に胡桃から言われて少し驚いた。胡桃は大宮で降りるのに、どうして…
「私、言ってなかったんだけど、会社でセクハラに遭ってるの。毎日体触られて、気持ち悪いから…」
「やめてほしいってことだよな」
俺は大宮である作戦を実行することを決めた。
大宮につくと、俺は席を立った。彩夏とかりなは池袋でみうが心配するから2人で行くように言った。胡桃と大宮で降りて、小山まで俺と一緒に行くのだ。
「柊くん…いいのに…」
「胡桃が心配だった。」
俺は9番線に向かった。宇都宮線ホームだ。俺は電車に乗り、小山まで向かった。少し立ち客もいる。俺は誰もいない号車を探した。15号車が誰もいなかった。
「胡桃、誰もいないから」
俺はキスした。胡桃は最初驚いていたが、すぐにピンクになりながらもニコッと笑っていた。
「柊くん…んっ」
胡桃も俺とキスした。電車の中なのに、誰もいないから、キスしていた。
「柊くん、ありがとう。大好きだよ」
「俺も。大好き」
俺は胡桃とずっとくっついていた。土呂に着いても誰も乗ってこない。俺はボックスシートに胡桃と座り、隣り合わせでキスした。
「柊くん…こんなとこでも」
「大好きだからかな」
俺は胡桃を抱き寄せ、人が乗ってきてもバレないようにハグしていた。髪はほどいている状態で立っていると尻の辺りまで髪がのびているが、座ると完全に付く。胡桃は今回はポニーテールにしていたが、それでも背中の真ん中辺りは過ぎる。
「柊くんっ」
「なんだ」
俺が振り向くと、胡桃が俺の頬を人差し指でつついた。
「えいえいっ」
「何してるんだ」
「ツンツン?」
それは分かってるんだよ。なんでしてるかだ。
「なんでしてるのかだ」
「暇だったし、横にいたから」
俺は怒った振りをして拳を胡桃の斜め上にやった。
「ごっ、ごめん!」
「胡桃」
俺は途中まで勢いよく下ろすと、急にゆっくりにして、優しく胡桃を包む。そして離れたかと思ったときに胡桃の頬を優しくつついた。
【月島胡桃視点】
私は窓の外を見ていても毎日通ってるからか全く楽しくなかった。暇すぎる。
(うぅん、なんか楽しいことないかな…)
私は周囲を見た。柊くん相手にしか出来ないけど、キス?けどもう人乗ってるからしずらいよね。じゃあ何しようかな。柊くんを触りたい。
(あ、そうだ!)
私は柊くんを呼んだ。
「柊くんっ」
「なんだ」
柊くんは振り向いてくる。作戦通り。作戦は柊くんを振り向かせて、柊くんのほっぺをツンツンする。どんな反応するんだろう。
「えいえいっ」
私は柊くんのほっぺをツンツンした。結構柔らかい?固めかな。
「何してるんだ」
「ツンツン?」
私は楽しみながら言った。
「何でしてるかだ」
「暇だったし、横にいたから」
すると、柊くんが私に拳を向けてきた。
「ごっ、ごめん!」
「胡桃」
柊くんは拳を振り下ろす。叩かれる。許してっ!お願い!私はガードした。すると、柊くんは私を優しく包み、ほっぺをツンツンしてきた。
「むーっ」
「かわいい。」
笑いながら柊くんは言った。何が面白いのよ…柊くん、仕返しなんて…私もいつの間にか笑っていた。
小山に着くと、柊くんは外で待ってると言った。セクハラされているところを動画に撮り、訴えるそうだ。
「今日はポニーテールなんだね、葉元さん」
私と同時期に入社してきた女性社員だ。
「もう葉元じゃないよ。」
「あ、そっか。月島、だっけ。」
忘れてたのかな。私は仕事に移った。
「おっ、葉元…月島ちゃん、ポニーテールかい」
来た!セクハラ上司だ。
「今日もかわいいねぇ、背中もいいライン」
私はセクハラに耐えながら柊くんに手で合図を送った。小指を動かすだけでいいって言ってたけど、気付くのかな。
「おっと、すみませんね。胡桃の上司ですか」
「あぁ、はい。どうされました」
「いやぁね、この動画を見てほしいんですよ。確認なんですが、この人はあなたですね」
柊くんが動画を見せた。上司は返事をした。
「はい。そうですが」
言った!これでもう後戻りはできない。もう私たちの勝ちだ。
「あのですね、これ、今時なんて言うか分かりますか」
柊くんは動画を見せ終わって上司に問いかけた。反応はなかった。
「セクハラって言うんですよ」
セクハラの部分だけ大きくして柊くんは言った。周りがこそこそ言っている。「きもっ」とか「セクハラしてたのかよ…」などと聞こえてくる。
「違う!俺じゃない!」
「さっき自分だって言いましたよね」
「証拠がないじゃないか!」
柊くんは録音機を出した。録音していたのは私だって知らない。
《この人はあなたですね》
《はい。そうですが》
録音機に完璧に録音されている。柊くんは最後の質問を始めた。
「警察に言うしかないですよ。」
「見逃してくれ!頼む!」
「出来るわけないだろ!」
柊くんが大きな声で言った。柊くん、怒ると怖いんだ。
「貴様が胡桃にしたこと、本当に分かってるのか!」
「…分かってます…」
「ちゃんと言えよ!聞こえねぇよ!」
「分かってます!」
年は柊くんの方が20くらい下なのに、怒れている。
「わかってるのか。じゃあ何でやったんだろうなぁ。まぁ、分かってても警察は呼ぶぞ。被害届出させてやってもいいんだが」
「今回だけは…見逃してくれ!」
その時、柊くんと上司は紫色の竜巻のような物で囲まれる。2分くらいで消えてくる。
「胡桃、今日は帰ろう。」
「上司は…」
上司は「自首」とブツブツ言っていた。私はパソコンを閉じ、外に出てから柊くんに聞いた。
「なにしたの?」
「洗脳魔法。今は自首しか頭にないぞ」
柊くんは上りの9:34発上野東京ライン東海道線直通熱海行きに乗った。私も柊くんの背中に掴まって乗った。
「上野まで?」
「胡桃も来るか?」
「行きたい!」
私も柊くんの職場に行ってみたかった。私も上野まで行くことにした。車内はまぁまぁ混んでいたが、まだゆとりがあった。しかし、柊くんは見えるかもなのにキスした。
「ちょっ、見えるよ…」
「大丈夫。体で隠してるから」
うぅ…恥ずかしい…柊くんは胸を触ってきた。
「きゃっ、ちょっ」
「ちょうどいい…とか言ってほしい?」
言ってほしい。なんて言えるわけないじゃん。しかし柊くんは読み取ったかのように言った。
「ちょうどいいよ」
5451で終了。35名はさすがに多かった…
第何話で二章終わりにした方がいい?
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70話
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80話
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90話
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100話
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101話以上