高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
月島胡桃
月島彩夏
月島かりな
丸山彩
ナナニジ11名
以上16名
人物紹介
月島かりな(13)
彩夏と双子。見た目ではほとんど判断できない。かりなは夜に柊と外で話すのが大好きで、毎日の日課になっている。性格は落ち着いていて、家族、彩、柊にしか話しかけない。


第75話 準備

 俺が仕事終わりに家に帰ると、いつも通りかりなが玄関で待っていた。俺はすぐ行く、と言って中に入った。

 

「おかえりなさい」

「ただいま。明日も遅いかも」

 

今は23:50。胡桃とも帰れない日が続いている。俺は荷物を置いて、かりなのところに行った。

 

「おまたせ」

「行こっか。今日もたくさん話そ」

 

かりなは俺と手を繋いでいつもの場所に向かった。かりなは髪を結びながら歩いていた。しばらくしていつもの場所に着いた。真夜中にいるから真っ暗だった。

 

「ライト付けるね」

 

かりなが明かりを置いて明るくなった。

 

「ねぇ、柊くんは、この時をどう思ってる?」

「俺がか…楽しいってよりかは嬉しいかな」

 

1人じゃなくなったから。それしか理由はなかった。

 

「そっか。柊くん、私ね、こっちの生活が好き。」

「急にどうした。」

「学校じゃなくて、柊くんとか彩ちゃんに教えてもらえるから。」

 

俺はかりなの兄。しかし、俺はいつの間にか妹として見ていなかった。俺の娘として見ていた。

 

「かりな、おいで。」

「…柊くんも、か…」

 

かりなは俺の肩に頭をのせてくる。俺はかりなの頭を撫でる。感触はなんか懐かしかった。

 

「最近ね、新しい能力見つけたの」

「なんだ?能力って」

「近い人の思っていることを当てる。柊くん、懐かしいとか思ってるでしょ」

 

本当に当たっていた。

 

「ただ気持ちが合うだけだろ。俺だって分かるさ」

「本当に?じゃあ言ってみて」

 

俺は能力ではなく魔法があるから。俺は透視魔法を使って、かりなの気持ちを読み取った。

 

「かりな?好きって思ってるのか…?」

「分かっちゃったか…私、お兄ちゃんとして見れなくなってて、結婚したいって思ってた。けど、私はまだ13だから諦めた。」

「かりな……俺とずっと一緒にいたいか」

 

俺はまだ話していなかったことをかりなに話した。

 

「俺と胡桃、2月から深谷に引っ越すんだ。」

「えっ、じゃあ、私と話せない…?」

「そこでだ、俺と一緒に来ないか。こっちには2人残すんだけど、彩夏と彩は最近仲いいからその2人を残したい。」

 

かりなの目はライトで光っていた。その正体は目でとどまっている涙だった。

 

「かりな、嫌だったら来なくていいんだ」

「行く。」

 

かりなの目から涙が流れ落ちる。

 

「もう、一緒にいよう…?」

「かりな……分かった。2月1日からだからな」

 

俺はかりなの涙を拭いて言った。2月1日はたまたま俺と胡桃の会社が休みで、その日に引っ越す。新しい新居はかなり広く、リビングにもエアコンがついていて、7人分の個室がある。4部屋は使わなそうだけど、誰かの保護や来客があったときに泊める部屋でいいだろう。

 

 翌日1月30日。引っ越しまで48時間を切った。こっちから持っていくものはあまりない。向こうで買うことになるし。お金には問題ない。魔法科高校卒で月100万もらってるし、仕事でも月20万貰ってるから月120万入ってくる。エアコンはついてるし、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ベットは通販で新居宛に注文した。全てが今日到着する。俺は胡桃と一緒に、俺が車を運転して新居に向かった。彩夏とかりなは彩に社会を教えて貰っている。

 

「駅にして何駅だっけ」

「3駅。そこまで遠くないさ」

 

 

 新居に着くと、俺はベットのまだない寝室であの時のように寝転んだ。

ゴロゴロと胡桃が左右に転がっている。まるで子どものように。

ピンポーン

呼び鈴を鳴らす音が聞こえた。

 

「はーい」

「テレビですね。サインを」

 

俺はサインをして、テレビを受け取った。早速俺一人で設置を行った。

ピンポーン

また音がなった。

 

「私出るよ」

「あぁ、ありがと」

 

胡桃が玄関に走っていった。胡桃はサインを「月島」としたらしく、持ってきたのは洗濯機。

 

「重くないか」

「強化魔法かけてるから大丈夫」

 

胡桃は風呂場のところまで洗濯機を持っていく。俺はLANケーブルなどを繋いでから胡桃のところに向かう。

 

「胡桃、って、もう設置終わったのか!?」

 

もう洗濯機は試運転していた。しっかり稼働していて、あとは木工工事や電気担当の俺だった。

 

 ベットは胡桃と一緒に設置して、冷蔵庫は俺だけで設置した。ベットは俺と胡桃、かりなが入れる3人ベットと一人で寝たいとき用の2段ベット。下の段には本棚がある。

 

「これでいつでもできるね」

「あぁ、あれか」

 

俺はベットの上で胡桃と横になった。そして胡桃と顔を見合った。

 

「んっ」

 

一瞬のキス。俺はベットから出た。

 

「また明後日にかりなと来ような。」

「うん。絶対」

 

俺は胡桃と約束した。胡桃はそのあとにハグする。了承した合図だったんだろう。

 

 




いつもより1時間くらい遅れましたが、書き終わりました。

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