高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
月島胡桃
月島彩夏
月島かりな
白雪??
ナナニジ11人
佐々木碧
白水百合花
以上18名


第7長編作品 第80話 凪沙

 俺はあーやと分かれてから、大雪のなかまつだい駅で胡桃たちを待った。胡桃も、秘密を全て話すと言ってから、俺と同じ中学で、白雪さんのことも思い出したと言う。特徴は白い髪で、サラサラしているらしい。

カタン、カタン

電車の音が遠くから聞こえてきた。胡桃たちが乗っている電車だ。大雪のなかで、少し徐行してやってきた。ホームに電車が入ってきて、ドアが開く。

 

「やっほ、柊くん」

 

右手を開き、俺に手を向ける。その背中からかりながひょこっと顔を出した。

 

「柊くん♪」

 

電車から降りて、胡桃とかりなは右手を開き、俺に向けた。そして後ろからまた誰かが顔を出した。

 

「来ちゃった。柊くん♪」

 

彩夏だった。かりなが2人出ているような光景で、ヘアピンなしだから胡桃からすれば見分けがつかない。

 

「えっと、どっちがかりなちゃん?」

「はーいっ!」

 

嘘つけ。お前は彩夏だろ。声の高さが違う。

 

「違うだろ、彩夏」

「ブーッ、バレたか…」

「なんで分かるの?」

「声の高さかな。」

 

3人は俺を先頭にしてホテルに向かった。胡桃が俺の後ろ、彩夏とかりなは横並びだった。

 

 そして14時を過ぎ、4人で白雪さんを探しに行った。俺は白雪さんの家を回りに聞いて探した。結構珍しい苗字だから分かるはずだ。しかし、何人に聞いても知らないと答えられ、俺は路地裏に入った。

 

(俺もこういうとこいたな…)

 

俺は路地裏からまた出ていく。

調査を進めると、駅から500m離れたところにある家だと分かった。俺はその家に向かった。家では「家出した」と言っていて、俺は周りを探した。

 

「柊くん!見つかった?」

「まだ。家出したそうだ」

 

かりなと途中で会い、また別々に探し始めた。

 

 探し始めてから2時間、もう暗くなってきた。俺たちはまつだい駅で集合して、情報交換した。

 

「家出したって」

「私もそれくらい」

 

全員家出のことしか知らなかった。見つからずに、今は17:15。電車が遅れて入線してきた。

 

「見つかってないの?」

 

声がした。その方向を見るとそこには…

 

「みんな!?」

 

ナナニジのメンバー全員がいた。みんな懐中電灯を持ち、探す気合いがあった。

 

「探してあげる」

「…ありがとう。この周辺をくまなく探してくれ」

『おーっ!』

 

俺たちは15人で探し始めた。

 

 真っ暗な中、別の路地裏に俺は入っていった。その路地裏はかなり狭く、人一人入れるくらいだった。その時、奥の方から銃弾が飛んできた。

 

「っ!」

 

俺はギリギリで交わす。俺は前に進みながら警戒していた。

やがて、真っ暗な闇の中から奥には銃を震えた手で持った女性が見えた。

 

「何してるんだ」

「来ないで!」

 

よく見ると、白い髪の若い女性。白雪さんっぽかった。

 

「白雪さん…」

「誰…私を侮辱しに来たんでしょ」

 

白雪さんは俺を睨み付けるように言った。

 

「月島だよ。一回、落ち着こ?」

「嫌…嫌…いやあぁぁっ!」

 

白雪さんは近くにあった少し尖った石を俺に向け、そして振り下ろした。俺はその手を止めた。

 

「白雪さん、落ち着いて!」

「もう嫌!月島くんでも、もう!」

 

俺は白雪さんを抱きしめた。同時に手も取り押さえた。

 

「何が嫌か、言ってみろ」

「…性格が…」

 

白雪さんは自分の性格が嫌だと言った。

 

「ちょっと呼びづらいから、名前教えて」

「凪沙…性格、相談いい…?」

 

【白雪凪沙視点】

 

 私はいつからか、悩んだり、抱え込んだりすると雪が降るようになった。夏や秋でも雪が降る。そんなことになっていた。私が悩み始めたのは中学2年生。月島くんと分かれ、転校してしまったときから。だから、嫌だった。もう一度会いたいと思って。

私がこう言うと、月島くんは私から離れた。

 

「今日と明日あいてるか」

「うん。空いてるけど…って、まさか!」

 

月島くんは路地裏から私を連れ出した。そして私の手を掴み、駅の方に飛んだ。

 

「柊くん!」

 

下の方から誰かが月島くんを呼んでいた。月島くんは地上に降りた。

 

「見つかったよ。あと、旅行、みんなで行こう」

「うん!」

 

みんなで行けるんだ。私は月島くんに再会して、よかったと思った。

 

【月島柊視点】

 

 翌日、俺は新幹線の貸し切りをやめ、飛行するための台を大きめに出した。これで飛んでいく。俺と胡桃とかりなが円盤を出し、16人が3つに分かれる。1つ5、6人くらいだ。俺の方には第1期メンバーの内、絢香、麗華、ジュン、悠希、ニコルを乗せた。目的地は仙台だ。

 

「じゃあ行くよ。自動運転モードになってるね」

「うん。」

 

ってか、言うの忘れてたけど、胡桃とかりなは俺への追跡モードにしないとダメじゃん。

 

「俺への追跡に変えて」

「えーと、ほい!」

 

したことはこっちで確認できる。前の透明な画面に「karinaが追跡しています」と「kurumiが追跡しています」とテロップが出る。俺は仙台まで自動運転モードにして出発した。18:42発だった。4m/sの加速だから、120km/hまでおよそ75秒で到達する。120km/hまで来ると、避けられることが低くなるため、オートにしている1番後ろのかりなにテロップで指示した。

 

〈胡桃の追跡にして〉

分かった

 

俺の透明な画面に「karinaが追跡を終了しました」と表示された。胡桃の方にテロップが出てるんだろう。

速度計に115km/hと表示され、胡桃とかりなの列は俺を先頭に1列になった。

 

柊くん、あれやりたい

あれって?

じゃあ上行って?

 

これ以上行くと結構な高さなるけど。まぁやるか。俺は上に上がった。

 

じゃあいくよ!速度50km/hまで落として

分かった

 

6m/sで速度を落とす。30秒ほどだ。

50km/hまで落とすと、胡桃に教えた。

 

落としたぞ

オッケー。

 

胡桃は暗い空で円盤を緑色に光らせた。かりなも青色に光らせた。俺は濃い灰色に光らせる。

 

「きれい…」

「俺たちが決めたイメージカラーなんだ」

 

俺は50km/hでずっと飛行していた。色も後ろを見ればきれいに見える。

 

「下からもきれいに見えてるんだろうな」

「そうね。」

 

236kmの距離があった。

 

 仙台までは、まつだい駅から約3時間かかり、22:50頃に到着した。

 

「みんな、先にホテル行ってて」

「はーい」

 

俺は凪沙だけを残し、みんなだけを先に向かわせた。

 

「凪沙、悩んでないんだな」

「うん。もう、会えたから」

 

凪沙は俺に微笑んだ。良かった。俺は凪沙への目的を果たすため、俺も言った。

 

「ありがとう、凪沙」

「どうして?何も…」

「俺を明るい世界に導いてくれた。」

「そっか。月島くん、地味だったもんね」

 

地味なのは事実だけど、いざ言われると傷つくな。

 

「月島くん、私ね、決めた」

「決めたって、何を」

 

凪沙は俺の顔に手を触れて言った。

 

「結婚はしない。月島くんと一緒にいる」

「え?家は」

「あそこ行くとまた悩んじゃう」

 

凪沙はそう言ってホテルに向かった。俺は真っ暗な空を見上げた。その真っ暗な空に手を伸ばす。

 

「やったよ、俺。」

 

俺はあいつに言った。周りには誰もいないのに、俺たった一人で喋った。空から返事が来たような感じがして、見守ってくれている感じがした。

 

 ホテルは一人一人の個室で分かれた。俺は一人でベットに寝た。1人でいる時間は大嫌いと言うわけではない。まぁ、胡桃といた方がいいけど、あんまり嫌いじゃない。俺は部屋の電気を消し、カーテンを開けた。外は新幹線の最終が出発していく時間だった。丁度最終の新幹線が出発し、仙台駅は静まり返っていた。

 

「柊くん」

 

俺はその声を無視した。ドアは開き、かりなが入ってくる。かりなはワクワクしたような顔で入ってきた。

 

「柊くん、こっち来て」

「え?ここじゃダメなのか」

「別にいいんだけど、雰囲気?」

 

俺はかりなの部屋に入った。かりなの部屋はオレンジ色の暖かいライトがついていて、カーテンを閉めていた。

 

「柊くん、キス、しよ」

「魔力は抑えろよ」

 

かりなが魔力を消し、かりなは俺とキスした。

 

「んっ、んんんっ、」

 

かりなは10分間に及ぶキスを堪能していた。俺が外に出たときには、もう静まり返っていた。

 

「もしもし、先輩?」

《おぉ、柊。どうした》

 

佐々木先輩だ。今ごろは小山の基地で仮眠してるんだろう。

 

「今って小山ですか」

《あぁ。明日の5:24発上野行き520M常務だ》

「次の休みっていつですかね」

《休み?えっと、明後日は休みだね。》

「じゃあ今度来てくれませんか?深谷駅いるんで」

《いいよ。あ、もう俺寝るわ。じゃ》

 

佐々木先輩は電話を切った。俺も寝ようかな。俺はベットに横たわって眠った。

 




テロップ部分の色分けは前回決めたカラーで行ってます。
人物紹介は時間を割けないため一旦休止です。
明朝体が1ヶ所変わってたことに気付きましたかね?
製作過程
20:17暫定終了
20:23最終確認終了
20:24一部変更
20:24投稿

第何話で二章終わりにした方がいい?

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