高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
月島かりな
立川絢梨
立川絢香
新メンバー1人


第83話 目の血

 俺は最後の休みから2日前、2月13日になり、絢梨の部屋に少しお邪魔しに行った。

 

「絢梨、今――」

 

絢梨は木刀を縦に振り、剣道の仕草をしていた。

 

「……」

 

絢梨は木刀を止め、俺の方をじっと見た。

 

「剣道でもやってるのか」

「…見たの…」

「あぁ…見た…」

「……いいけど、その分の代償はあるよね……」

 

代償って…そんな大きいことじゃないだろ。別にそんな過酷じゃないだろうからいいけど。

 

「代償、なにすればいい」

「…相手…」

 

相手って、剣道の練習相手?俺、やったことないんだけど。

 

「やったことないけど、いいのか」

「受け止めだけでいい。上野に練習場あるから」

 

絢梨は上野に向かい始めた。なんだ、毎日上野は行くのか。

 

 上野に着くと絢梨は練習場に向かっていた。俺も後ろについて行く。すると、あーやがヤンキー(?)に絡まれていた。絢梨はヤンキーに突っ込んでいく。

 

「あっ、絢梨!」

 

絢梨は俺を振りきって行ってしまった。ヤンキーに腹部を殴られ、絢梨は咳き込む。

 

「絢梨!」

 

俺は絢梨のところに走った。絢梨は腹部を押さえながらヤンキーを睨んでいる。

 

「おいおい、そっちが来たのに。俺たちは悪くないだろ――」

 

俺は1人のヤンキーの腹部を強く殴った。

 

「なんだ貴様!」

「いやいや、そっちが来たから俺が何しようと悪くないよな?そっちと同じ考えさ」

 

俺は目に魔力を溜め、俺はヤンキー3人に向かって魔法を使った。洗脳魔法だ。

 

「今すぐに、学校に行って自白しなさい」

 

ヤンキーたちは、自白、自白、と呟きながらゆっくり歩いていく。なるべくはこれだけで済ませたい。

 

「柊くん…何したの」

「洗脳させた」

「目、見せて…」

 

俺は絢梨に俺の目を見せた。洗脳魔法を目でかけたから水色かな。

 

「水色…きれい…」

「つっきー、目の色変えれるんだよ」

 

俺は雰囲気を察して、水色からもとの色に戻し、緑色にさせる。魔法としては回復魔法。治癒魔法はピンク色になる。

 

「あ、目…」

「ん?どうした」

「見えてる?」

 

急に聞かれて俺は左目を閉じた。

 

「赤い…」

「血、出てる。痛そう」

 

痛みはなぜかない。なにも。目の前が赤のセロハンを貼ったかのように赤く染まり、世界全体が赤く見えた。

 

「何でだろう」

「帰った方がいい……」

「いや、行くよ」

 

俺は左目を再び開く。左目はなにも影響はない。痛くないのは当たり前だが、視界も赤くない。

 

 練習場に到着すると、俺は木刀を受け始めた。手で全て受け止めていたが、ついに限界だった。右目に痛みを感じ始めたのだ。俺は近くで眼帯を買ってきて、すぐに右目に眼帯を付けた。

 

「柊くん……痛いんじゃん…」

「今痛くなった。」

 

俺は先に飛行して帰った。途中で目が痛く、自動運転にして俺は横になった。

 

 痛みが増してきて、俺はかりなに回復を頼んだ。かりなが舐めると俺の目に影響するから、指で触るだけで回復してもらった。

 

「はい、血は自分で拭く?」

「あぁ。ありがとう」

 

俺は水道で目を洗った。血の色がついた水が俺の手に垂れる。

 

(はぁ、俺、何で血なんか)

 

俺は目を水で洗いながら思った。目からの血が段々薄れてくる。

 

(神様が俺にバチでも当てたか)

 

俺はリビングに歩いた。もう痛みもないが、多分目の周りには血の跡がついてる。俺は鏡を見て傷口を探した。目の、下辺り。切り傷みたいなのがあるな。ここからか?いや、でも切った覚えはないし。

俺はこの日、眠くなってすぐに寝てしまった。

 

【??視点】

 

 よし、ぐっすり寝てる。

自分は他の2人を呼んだ。柊の血は止まっていて、傷口もそんなにのこってない。

 

「今日は足にしよう」

「YES」

 

足にナイフを近づけ、ナイフを当てた。柊の足首からは血が流れ出す。

 

「退散」

 

【月島柊視点】

 

 俺は痛みを感じて起き上がった。まだ5時にもなってなくて、4:45だった。俺は自分の体を隅々まで探した。足首、赤い液体。血だ。

 

(またか…俺、寝る場所変えようかな)

 

俺は家の外に出て、家の屋根の上に上った。まだ暗かったが、真っ暗ではなかった。

 

(闇、かぁ。)

 

俺は空を見上げ、闇を思い浮かんだ。下の道路からは誰もいない、と思ったが、1人だけ俺を見つめていた。

 

(げっ、誰だ、こんな時間に)

 

俺が下をみると、1人が手を振った。なんだ?俺は屋根から飛び降りた。まるで椅子から降りるかのように。

 

「誰だ、こんな時間に」

「彩ちゃんは!」

 

すっげぇ明るい。闇が嘘みたいだ。

 

「まだ寝てる。というか、今の時間分かってるか」

「6時くらい?」

 

どんだけ時間感覚ないんだよ。まだ5時にもなってない。

 

「まだ4時台だ。」

「そうなの?じゃあここで待つ!」

「はぁ!?家には入るなよ」

「入んない!」

 

じゃあいいか。というか、名前聞いてないな。

 

「名前は」

「丸山春菜!彩ちゃんの従姉妹!」

 

従姉妹?なんか従姉妹の関係多いな。

 

「そうか、よろしくな」

 

俺は屋根の上に再び上った。今度からここに防護魔法張って寝ようかな。固いけど。

 

 




7:29「絡まれていた。絢梨は」まで終了
17:25再開
17:35「済ませたい」まで終了
18:26再開
21:29暫定終了(21:30投稿予定)

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