高校生からの物語 完結   作:月島柊

88 / 203
第84話 バレンタイン

 俺は彩が起きた音を聞き、春菜を家の中に入れた。俺はこのままいるからな、と目で合図を送り、俺は屋根の上にいた。暫くしてから胡桃が下から跳躍魔法で飛んできた。俺を探してたんだろう。

 

「ここにいたんだぁ」

「あぁ。外だと涼しいし。」

 

今日は晴れていて、涼しかった。胡桃は俺のとなりに座ってくる。

 

「ね、久しぶりに見せて?あの剣」

「あぁ…あの剣の役目は、もう終わったんだ。一応、今愛用してる剣は見せてもいいけど」

 

俺は便利系魔法、ストレージを開き、愛用している剣を胡桃に見せた。名前はDarksword。日本語に訳すと、暗黒剣になる。

 

「相変わらず真っ黒か」

「そうだな…最近剣作ってないから作ろうかな。胡桃もどうだ」

「作る!私もLightblueswordしかないし。」

 

それぞれ攻撃力は428。これ以上の力がいいんだが、誰も剣製造の知り合いはいないし、この剣も高校の卒業祝いでもらったやつだから。作れるには作れるが、攻撃力は最大250までしかいかない。

 

「かりな、結構意外なこと多いよな」

「うん。…あっ!」

 

胡桃も気付いたか。そう、ワンチャンかりなが剣を作れるんじゃないかと思ったのだ。けど…

 

「剣?無理無理!」

 

だよなぁ。あとそれっぽい人…

 

「拒否覚悟で聞いてみるか」

「誰?」

「絢梨に」

 

俺は絢梨の部屋に向かったただ剣道やってるだけで選んだけど、無理だろ。俺は無理だろと思いながらも絢梨に聞いた。

 

「絢梨、剣、作れるか」

「作れる…作りたかった…作っていい…?」

「あぁ。是非作ってくれ」

 

絢梨は普通の顔よりも少し口角をあげて笑っていた。

 

「要望は…」

「攻撃力428以上の剣。胡桃のは軽く、俺のは少し重くしてくれ」

「……作り概がある」

 

絢梨は俺と胡桃を見ずに、笑っていた。

 

「今日の22:00までには出来る」

「ん?時間かかるんだな」

「……ただ真剣に作りたいだけ…//」

 

少し顔を赤くした。俺は不思議に思いながら絢梨の部屋を後にした。胡桃も思い出したかのようにキッチンに走り出した。俺も後に続いてキッチンに入ろうとすると、ドアの鍵をかけられた。別のところからも入れなかった。

 

(なんなんだ…)

 

2月14日。明日から仕事なのに、俺は休んでいない気がした。俺はリビングでゆっくり横になった。

 

(足痛いし、筋肉痛かな。やらかした…)

 

俺は明日からの仕事を思い浮かばせた。あれ、というか電車で行く必要ないんだよな?だったら上野まで飛んじゃえばいいじゃん。

 

(楽になったな。)

 

俺はそのまま目をつぶった。起きるのは何時だろうか。

 

 結局二度寝してしまい、起きたのは14:40。あ、昼ごはん食ってないや。俺はキッチンに向かおうとする。あ、鍵かけてあるんだっけ。面倒だな…俺は仕方なくリビングに戻り、テレビを見始めた。テレビではチョコの作り方ばかりやっている。なんで急に。

 

「柊くん!来て!」

 

胡桃が呼んだ。胡桃の個室からだ。俺は胡桃の部屋に向かった。

 

「なんだ、胡桃」

「ハッピーバレンタイン!」

 

胡桃はハート型の包みを渡してきた。そうか、バレンタインデーか。じゃあ中はチョコだろ。開けると、ハート型のチョコが入っていた。

 

「胡桃…抱きついていい?」

「うん。」

 

俺は胡桃に抱きついた。

 

「食べていいんだよな」

「食べて!」

 

胡桃は俺に積極的に言ってくる。俺はハートの先端部分から食べていく。

 

「あ、美味しい。」

「やったぁ!食べてね!」

 

俺が全て食べ終わると、胡桃は俺の肩に手を置き、ぐいっと胡桃の方に引いた。

 

「口にチョコついてる。とってあげるね」

 

胡桃は小さい舌で口についたチョコを舐めた。

 

「はい。とれたよ」

「柊くん、こっちもいいかな」

 

またですか。俺はなぎの部屋に向かった。

 

「チョコじゃないからね?」

「あ、違うんだ。じゃあ何」

「ジュース」

 

なぎは俺にコップを差し出した。

 

「オレンジジュース。果汁100%だよ」

「あぁ。」

 

俺がオレンジジュースを飲むと、なぎは笑った。なぎは小悪魔みたいだった。

 

「それ、オレンジの味する?」

「しないんだが。何入ってるんだ」

 

なぎは俺にくっついて耳元で言った。

 

「それ、中に…」

 

俺は急に意識が乗っ取られた。

 

「惚れ薬入ってる」

 

俺はなぎと目があってしまい、なぎに抱きついた。

 

「なぎ、俺、好きになったかも」

「効果抜群ね。2時間したら切れるから、2時間私と一緒よ」

 

俺はなぎにくっついたまま2時間を過ごした。

 

 




7:00「涼しかった」まで終了
16:41再開
19:33現在、20:00投稿予定
19:53現在、20:30投稿に決定

第何話で二章終わりにした方がいい?

  • 70話
  • 80話
  • 90話
  • 100話
  • 101話以上
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。