高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
丸山彩
丸山春菜
月島暁依
月島彩夏
以上4名
人物紹介
丸山春菜(25)
いつも明るい少女。かなりの天然でたまにとんでもない行動をする。空手の選手でかなりの実力者。彩とは従姉妹で、彩のよき理解者。彩を振り回す人物でもある。


第92話 彩

 私は柊くんと胡桃ちゃん、かりなちゃんがこの家を出ていったあと、彩夏ちゃんと2人だけになった。結構仲は良いし、楽しい。

 

「彩ちゃん!聞いて聞いて!」

 

ある日、彩夏ちゃんが私を大声で呼んだ。彩夏ちゃんは携帯を持っている。

 

「どうしたの?」

「これ!」

 

その画面にあったのは柊くんとの個人チャット。柊くんからのふきだしにはこんなことが書かれていた。

 

今度からそっちに俺のは弟、暁依行くから、楽しみにしててな

 

暁依?誰だっけ。なんか聞いたことあるなぁ。

 

「あきにい来るんだよ!柊くんにすごい似てるんだぁ」

 

柊くんに似てるかぁ。というか、弟ってことは血繋がってるんだよね?じゃあ似てそうだなぁ。

 

「楽しみだなぁ、あきにい来るの」

「ふぅん、暁依くんのこと好きなの?」

「うん!好き!優しいし、お兄ちゃんっぽい!」

 

兄妹ねぇ。やっぱりお兄ちゃんとか好きになるのかな。

 

 そして数日経った日に、暁依さんは私たちの家に入ってきた。来て早速何するのかと思ったら、彩夏を高く上げた。

 

「にゃはーっ!」

「相変わらず変わらないな、彩夏」

「あきにいも!」

 

仲良さそう。千聖ちゃんとか来ないかな、私も早く仲いい人と話したい。

 

「彩さん、でいいんだよな」

「え?あ、うん…」

 

暁依さんは私の肩に手を掛けた。

 

「仲良くなれそうだ。なぁ、彩って呼んでいいか」

「え?うん…」

 

なんだろう、この親近感。なんかすごい親しまれてる気がする。

 

「なんかやってるのか」

「うん…中学校の先生を」

 

暁依さんはもっと私の肩を暁依さんの方に寄せた。

 

「もっと馴れ馴れしく話してくれていいんだぞ」

「でっ、でもぉ…初めてだし…」

「あきにい、優しいから大丈夫だよ!」

 

彩夏ちゃんが言うんだったら大丈夫かな。怖い人は嫌だからね。

 

「じゃあ…お願い…!」

「あぁ。よろしく」

 

暁依さんは私の手を掴んだ。挨拶代わりなのかな。私も抵抗せずに掴まれていた。

 

 暁依さんが来てから、最初のご飯、お昼ごはんをどうするか、私は悩んでいた。まず、何が好きかも分からないし、どうすればいいんだろう。

 

「あきにい!抱っこして!」

「おう。」

 

暁依さんと彩夏ちゃんが2人で遊んでいる。邪魔しちゃ悪いけど、どうしても聞きたいことだ。私は勇気を出して暁依さんに聞いた。

 

「あのっ!暁依さん」

「ん?なんだ、彩」

「お昼ごはん、何がいい?」

 

私は勇気を振り絞って聞いた。

 

「暁依でいいよ。好きなもの分からない?」

「うん。初めて会ったし」

「ヒント、柊に似てる」

 

そう言って暁依は去っていった。柊くんに似てる?じゃあ…!私は柊くんのことを思い出してごはんを作った。

私が思い出した料理は回鍋肉。柊くんが大好きで、私と胡桃ちゃんでよく作ってた。

 

「暁依、彩夏ちゃん、ごはんよ」

「回鍋肉だ!」

「…分かってんじゃん」

 

暁依も笑っていた。合ってたんだ。私は暁依の横でごはんを食べた。

 

「美味しい?」

「あぁ。美味しい」

 

私は内心、跳んで喜んでいると思う。暁依に美味しいって言ってもらえたから。

 

「あきにい、柊くんどうしてた?」

「あぁ、元気だったよ」

 

柊くん元気だったんだ。よかった。

 

 それから数日経って、また賑やかになった。なんでかと言うと、私の従姉妹、春菜が来たからだ。たまにとんでもない行動するから、危ないんだよね。

 

「へぇ、いい家だね」

「誰だい、この人は」

「私の従姉妹。」

「勝負しよ!」

 

いきなり何言うの!?私が止めようとすると、暁依ものってきてしまった。

 

「いいけど、何もなしで大丈夫か」

「大丈夫!いくよ!」

 

ああ、始まってしまった。春菜、空手の選手だから強いんだよなぁ。

私が見ていると、春菜が倒れて足をピクピクさせていた。

 

「あ、ごめん。本気出した」

「つ、強い…」

 

やりすぎではあるけど、暁依ってこんなに強いんだ。なんか頼もしいな。

 

「春菜、大丈夫?」

「ちょっと休む…」

 

暁依は「悪かったな…」と手を合わせている。春菜は手を横に振って、「大丈夫だよ」と言っている。暁依、自分がやったら謝るんだ。当たり前だけど、柊くんに似てるなぁ。

 




11:09開始
11:17~11:31休憩
14:35暫定終了
14:36一部改良

14:37、15:00投稿に決定
14:38投稿予約小説に追加

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