高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
第93話と同じ
人物紹介
第101話まで休止


第94話 決戦の日 中編

 俺が31層に続く階段を上ると、途中の踊り場で暁依が止まった。俺が止まるように言ったからだけど。

 

「待ってな、魔法陣描く」

 

俺が魔法陣を書くと、みんなはその上に乗った。50階層まで転移できる。俺は9人一斉に50階層へ転移させた。

 

「ここからは俺が後ろにつくから、前は2人に頼んだぞ」

「オッケー!」

 

風那が返事をして、俺は後ろの回復メンバーの後ろについた。不意打ちを防ぐためだ。

 

 51階層に上がり、残りは9階層。まだ敵はあまりいない。あのダンジョンと同じだ。俺は注意しながら52階層の階段を探した。

 

「お兄ちゃん、あそこ」

 

瑞浪が呼び指した方向には上へ向かう階段があった。ここにある階段に罠はないな。俺はその階段に向かい、上がった。52階層だ。残り8階層だ。

 

 56階層から57階層に上がり、急に敵の数が増えてきた。

 

「暁依!前は頼んだ!」

「あぁ!任せとけ!」

 

俺は後ろの敵を火炎魔法で一掃した。前は暁依が剣で斬っている。俺は先に58階層への階段を探した。58階層に向かう階段の下に休憩できるスペースがある。そこで休憩しよう。

 

「柊、終わったぞ」

「お疲れ。階段の下で一回休憩しよう」

 

俺は58階層への階段をまず始めに探した。階段は戦った場所から少し前に歩いたところにあった。

 

「ふぅ、疲れたぁ。あと2階層?」

「そうだな。みんなここで休めよ」

 

俺は地面に寝そべった。ダンジョンではこれが普通だ。

 

「かりなちゃん、大丈夫かな」

「それは俺たちによるぞ。」

 

かりなと胡桃が無事であることを願うのではなく、自分たちが勝つことを願うだけだ。

 

「さて、行こうか?そろそろ」

「あんまり長居してもしょうがないからな」

 

俺たちは58階層への階段を登り、58階層へ。58階層では上がってくる人たちを待ち伏せしている敵がいた。俺は前で火炎魔法を使い、相手を倒す。

 

「いこう、あと2階層だ」

 

以外と敵がいて、少し時間がかかった。少し傷ついたりもしたため、回復メンバーも役立った。あと2階層でボスに挑める。そいつを倒せば、死ななくてすむんだよな。俺は急いで59階層への階段を探した。階段の位置も覚えておけばよかった。

59階層の階段はすみの方にあり、59階層へ登った。59階層は他のところより広い気がした。敵もまばらだった。

 

「階段あるか」

「ないよ?どこだろ」

 

端の方までしっかり隈無く探そうとするが、視界に何も階段はなかった。

 

「どこだ?」

 

全く柱しかない。俺が柱までよくみると、柱に何か突起物があって、上れそうだった。上は穴が空いている。

 

「はしごか…」

「1人ずつで、最初は俺が行く」

 

暁依は梯を上っていき、無事に床についたらしい。

 

「じゃあ、俺先行くからな」

 

俺も先に上に上った。60階層は真っ暗で、まともに戦えそうにない。俺は火炎魔法で周囲を照らした。

 

「来たんだね、君たち」

「あぁ、仲間を救いにな」

 

敵が暗闇の奥から歩いてきた。暗くても見えてるのか?

 

「仲間思いな奴らだ。でもな、もう救えないさ。ここで君たちが死ぬからね!」

 

敵は剣を俺たちに向けて、走り出した。

 

「っ…」

 

剣が肩に触れて、血が出てきた。

 

「はぁっ!」

 

暁依が剣を突き出して相手に刺す。

 

「暁依!」

 

暁依は敵に刺されてその場に倒れた。しかしちゃんと剣は右胸に刺さっている。

 

「暁依、無駄にはしないからな」

 

俺は剣を1本取り出して、突き刺す。

 

「まだだ」

 

俺は足で蹴飛ばされる。床に叩きつけられて息が一瞬止まる。

 

「柊くん!ヒール…」

 

彩夏が回復してくれる。相手だってそんなに力は入らないはずだ。

 

「風那、行け」

「うん!」

 

風那は剣を前に突きだし、相手に突き刺した。風那は刺してすぐに戻ってこようとする。しかし、背中を刺されて倒れる。

 

「みんな弱いなぁ。あとはお前だけか?」

 

なんで、みんなを刺して。俺は怒りと共に、信じられる剣を思い出した。

 

「絶対に勝って」

 

その言葉を思い出した。そう、あの2本は絢梨が勝つように作ってくれたんだ。俺はその2本を手に取り、相手を斬る。

ありがとう、絢梨。

 

「はぁぁっ!」

「ぐああっ!」

 

俺は剣でガードした。ガードの力には、絢梨の力も入ってるような気がして、誰かに手伝われているようだった。俺の目には、絢梨の姿も見えた。

 

「たああっ!」

 




《font:315》17:17開始
20:39暫定終了
20:40、21:00投稿に決定
20:41投稿予約小説に追加

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