高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
前回に加えて
月島胡桃
月島かりな
以上11名


第95話 決戦の日当日 後編

 俺は相手に剣を突き刺し、俺にも剣がかするように当たった。服が切れ、血が服に滲む。敵は音を立てて消えた。人間じゃなかったんだ。俺は血が出ているのにもかかわらず、暁依と風那を持って、7人で転移した。転移先は籠原駅前。ここが限界の距離だった。

 

「じゃあ、みんな休めよ。あと、暁依、風那は頼んだ」

「うん。任せて」

 

俺は深谷にある病院まで走った。胡桃とかりながいるはずだ。道を走りながら、俺の頭の中ではこんなことがよぎった。

俺がついた瞬間に、病院の中にピーッという音が鳴り響き、胡桃とかりなは…

おっと、思っちゃいけないよな。俺は病院に向かって全速力で走った。

 

 病院に着くと、早速胡桃とかりなの安否を確認した。

 

「胡桃さんは203病室で、かりなさんは先に、柊くんには胡桃ちゃんが最初に会ってほしいと言って、先に帰りました」

 

かりな、こんな時に思いやりを使わなくてもいいのに。

 

「あと、かりなさんから伝言が」

 

そう言ってナース服を着た女性の方は言った。

 

「守ってくれてありがとう、だそうです。何かあったんですか?」

「あ、はい。俺が本人を殺さないと胡桃とかりなが死ぬっていうのを知ったんだと思います。」

「そうでしたか。ご苦労様です」

 

俺はお辞儀をして203病室に向かった。203病室は病院の3階にあり、端から3番目だ。

俺はドアを開けて中に入った。中には胡桃が座って待っていた。

 

「柊くんっ!」

 

胡桃はもう大丈夫だというように俺に抱きついた。俺の胡桃は可愛いい。

 

「私、生きてるよ!柊くんのお陰で」

「よかったよ。じゃあ、帰る?」

「待って、んっ」

 

胡桃からキスをしてきた。俺は無抵抗でキスされていた。抵抗する必要はない。

 

「好き、大好き。くっついて帰ろ?」

「歩きづらそうだけどな」

 

俺は病院の人に許可をもらい、病院を退院した。歩いて20分かかるところなのに、なぜかすぐに家の前まで着いてしまいそうだった。

 

「私ね、信じてたよ」

「ん?何を」

「絶対に勝って来るって。私、死ぬんだったら柊くんと一緒だよ」

 

嬉しい気もするし、どこか悲しい気もした。

 

「そうか。」

 

俺は胡桃の背中を優しく押して歩くのを支えた。

 

 家の近くにきて、角を曲がると、家に残っていたあーや、絢梨、なぎと、先に帰っていたかりなが手を振っていた。もうパーティーの準備は万端で、逆三角形の旗と、その一部に「2人を守った英雄柊くん」と書かれていた。ここくらいは柊でよかったのに。

 

「お帰り!柊くん!」

「ただいま。」

 

俺は玄関のドアを開け、家の中に入る。中にはパーティーの装飾がたくさんあった。

 

「柊くん、もう休めるんでしょ?」

「あぁ。そうだ、かりなと胡桃呼んでくれるかな」

「いいよー!」

 

なぎがかりなと胡桃を呼んだ。胡桃はすぐに走ってきて、かりなはスキップしながら来た。何をするかは分かってるんだろう。

 

「柊くんでしょ、なぁに?」

「ちょっと俺の部屋来てくれ」

 

3人でじゃないと出来ないことだ。俺は2人を俺の部屋に呼んだ。部屋のドアに鍵を閉めて、3人だけの空間になった。窓もカーテン、鍵共に閉めてある。

 

「柊くん、したいから、いい?」

「あぁ、なにしてもいいよ」

 

かりなは俺を押し倒し、キスをし始めた。んんっ、と苦しそうだったが、嬉しそうだった。

 

「ずっ、ずるい!私もっ!」

 

胡桃も空いていた隙間にキスできなくても、舐めるくらいはした。俺の前と横に、チュッという音と、ペロペロという音が混ざっている。

 

「柊くん…もう一回キスしたい…」

 

俺は胡桃を抱きしめた。かりなの口から離れ、胡桃の口に移った。

 

「交代ね」

 

かりなが舐めて、胡桃がキスする。これが何回も続いた。だけど俺がやりたいのはこれじゃない。しかし、やめろとも言えないから俺は終わるまで待った。

 

 10分後、やっと終わった。俺は2人とハグしながら言った。

 

「俺のこと、知ってたのか」

「うん。絢香ちゃんから聞いた」

 

あーや、いつもはそんなことしないのに、やるときはやってくれるんだな。

 

「さて、もう20時過ぎたけど、寝るか?」

「お願いあるんだけど、いいかな」

 

胡桃が珍しく俺におねだりしてきた。

 

「あのね――

 




20:44開始
22:01~6:34就寝
7:29~19:02学校
19:06暫定終了
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