ISの世界に来た名無しがペロちゃんと命名されてから頑張る話   作:いつのせキノン

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第2章もこれで終わり。





……でさ、いきなりお気に入り増えて1000件突破したんだけどどういうことなの……勢い怖いよ。でもありがとう。ランキング入るのってスゴイんだね(小並感)
因みに今回は日間6位まで行ったみたい。感謝です。




 

 

 

 

 

 

 

「祝『紅椿』完成!!」

「いえあ」

 

 ふんぞり返る束さんに拍手。彼女の後ろには紅のISが鎮座していた。前々から作っていた『紅椿』と言うやつらしい。世の中にまだ出回っていない第4世代型。スペック高いんだろうなぁ。

 

「しかし束さん。このISどうするの?」

「我が愛しの妹、箒ちゃんにプレゼントするのですっ」

「そっかー、妹かー…………妹いたんだ」

「言ってなかったっけ?」

「俺のログには何もないな」

 

 うん、初めて聞いた気がするぞ。

 

「篠ノ之箒、15歳。近々誕生日ということで16歳になります、束様の妹です」

「お、くーちゃん。どこ行ってたん?」

「ミルクティーを淹れて参りました。お兄様、束様、どうぞ」

 

 あら美味しそう。

 

「してくーちゃん。その箒さんとやらの詳細を」

「はい。ISの適性はC。小学生時代には剣道にて全国優勝と言う成績があります………………あと胸が大きい」

「? 最後何か言った?」

「いえ、何も」

 

 気のせいだったか。

 

「そんな箒ちゃんがISが欲しいと言ったので造りました」

「わぁお、太っ腹」

「太ってないし」

「大丈夫、そんな意味で言ってないから」

「お兄様、最近束様はダイエット中なのですからお肉の話題はNGです」

「く、くくくくーちゃんなんで知ってるの!?」

「それは束様、あんなに体重計に乗って唸っていられましたら察します。それと片足立ちしても体重は減りませんよ?」

「何故それをぉ……!?」

 

 あー、ミルクティー美味しい。

 

「で、俺をここに呼んだってことはその箒さんとやらに『紅椿』を届ける依頼?」

「届けるは届けるんだけど1人で行かせることはないよ。流石に物が物だけに束さんもついていきたいからね」

「なるほどねー」

「お兄様、ISのコアを束様がわざわざ新たに造ったのですから『紅椿』は存在自体が事件になります」

「確かに知らない相手に預けるには異常だわな」

「と言う訳で全員で行こうと思うの」

「……全員?」

「そそ。温泉旅行も兼ねて。ほら、じゃじゃーん」

 

 束さんの手には3枚の温泉チケット。割引券っぽい。ふむふむ、日本か。

 

「良さげやないの。え、俺付いていってええの?」

「寧ろ付いてきてもらわないと束さん困ります」

 

 ですよね、IS運ばないとですもんね。

 

「なるほど、コンテナでIS運んで騒ぎになるのもアレだから俺が担いで行く訳だ」

「旅行なのにごめんねー。まぁ行きだけの辛抱だと思うから」

「申し訳ありませんお兄様、私では運搬に関してはちょっと無理がありまして……」

「いやいや、謝るなって。くーちゃんは元々黒鍵自体に俺みたいな機能はないから仕方ないし、束さんも一生懸命造ったんだ。俺だって働かないと」

 

 遊んでばかりでいる訳にもいくまい。

 

「出発まではまだあるけど取り敢えず言っておくね。また後で合流場所とか打ち合わせるから」

 

 

 

 

 

 出発は1週間後となった。今はと言えばISの格納メモリから紅椿運搬用のツールを取り出して調整している。運ぶのがこっちより一回り程度大きいので安定性を出すためだ。にしても本来のISって大きめなんだな、俺がかなりコンパクトになってる。IS展開してても俺の方が明らかに頭二つ分くらい小さいもん。まぁ元々最初に調整した機体が小さかったからそれに(なら)ったんだがね。

 

「しかしどうやって固定しようか……」

 

 かつてくーちゃんを運んだアームを応用しようと考えているんだが、『紅椿』の形が円筒のように単純な形で堅まってる訳じゃないのでアームの付け所が難しい。

 仮にアームが固定できてもバランスが悪い。飛行機に追従できるだけの速度を安定して出すにはちょっと頼りない。多分俺の出すスピードに『紅椿』が追い付けない。

 

「ふふふ、お困りのようだねペロちゃん」

「そ、その声は……!?」

 

 まさか……!!

 

「た、束さん!?」

「そう、篠ノ之束博士だよ!! ぶいぶいっ」

 

 ……………………………………………………………………………………、

 

「…………茶番、終わりでいい?」

「うん、その、ごめん」

 

 束さんしおしおと顔赤くなって俯き加減。心なしかうさみみも元気がない。ノリで付き合ったけど後から恥ずかしくなったパターンだこれ。眼福眼福。

 

「して、解決策があるっぽい口調だったけど束さん、その案件とは?」

「よくぞ聞いてくれましたっ。事は単純、『紅椿』そのものは起動しないから推進力が皆無、よってペロちゃんが全部受け持たないといけなかった」

「そりゃそうだ」

「と、言う訳で『紅椿』に使い捨ての推進装置を取り付けます」

「まさか音速超えたりしないよね?」

「…………加減すれば大丈夫、多分」

「それなんてVOB……、」

「ちゃんと浮くように調整してるから、ただの噴進装置じゃないから!!」

「ネタ理解してるって事は造ったこともあるね」

「ナ、ナンノコトカシラー」

「はいアウトー。くーちゃんとかに渡しちゃ駄目だから」

「流石にぶっつけでくーちゃんには使わせないから!!」

「そうなったら実験台が俺しかいない件について」

「そこは素直に諦めよう」

 

 これぞ理不尽。

 

「まぁいいや。運べるならそれに越したことはないし。後で見せて下さいな」

「ほいほい。ラボの方で用意しとくよ。あ、それと言う事があったんだけど出発日を1日くらい繰り上げるよ」

「おー、了解。特に仕事も入ってなかったし大丈夫だろ。何かご予定でも?」

「ペロちゃん。この時期暑いよね」

「せやな」

「で、旅行先の旅館は海が近い。そこでくーちゃんが海を見たいということで、どうせなら海入っちゃおうって事に」

「なるほど、くーちゃんの水着を出先で揃える訳か。あ、俺も買わないと」

「丁度良いね。とまぁそんなことだから準備忘れないでね~」

「了解。じゃあ後でラボの方に行くよ」

「待ってるねぇ」

 

 鼻歌を歌いながら束さん退室。楽しそうだな。あれかね、くーちゃんの水着選べるからとかそんなんかな。やはり女性は格好に気を使うらしい。男も気をつけるやつはいるけど俺の場合はカッコつける必要はないと思ってるし、ダサくなければそれで良いの精神だ。ファッションに無頓着ですいませんね。

 

 そうだ、向こう付いたらアレサのお土産買わないと。後でメールして聞いておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やぁやぁやぁ。お疲れ様。

第2章、これにて終了です。長かった。
何だかんだで続いてるこのペロちゃん。早くも半年です。お気に入りも何故か順調に増えていって嬉しい反面怖いです。

お察しの方も多いでしょうが、次の章ようやくIS学園組を絡みます。ようやくです。
具体的なネタバレをするとシルバリオ・ゴスペルのアレです。

そう言えばこれ見てる人たちってアニメから入った人が多いのかな?
ちなみに私は原作から入りました。矛盾の多い原作はツッコミどころ満載で楽しいですね(震え声)

アニメだとゴスペルの中の人いなくなってたけど、ご安心下さい。ペロちゃんではちゃんと中の人いるので。



だって番外編で出しちゃったし←



まぁ出るんでね。お楽しみに。

因みに現段階でプロットもクソもありません(真顔)
また行き当たりばったりです。サクッと終わりそうですね。長引かせないでそうしたいところです。
一番の悩みどころは水着回……ファッションに疎い私は何をどう表現すれば良いのかいつも悩まされます。デザイナーの友人とかいればいいのに……。

あとね、何か無性にシリアス書きたいの。コメディだから書かないけどね。束さん困らせたい一心でシリアスを書きたい(ゲス顔)





さて、書きたいこと書いたのでまたいつか。
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