マギアレコード 偽書e/s memorys   作:ジャックノルテ

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外伝6 新ローブ製造編

□ 神浜市内 ホテルフェントホープ 会議室

 

 

会議室の内部には梓みふゆと4人の白羽根、それに黄色いローブを着た一夜が集まっていた。

 

みふゆ「皆さん。今日はお集りいただきありがとうございます。まず・・・。会議を始める前に、ローブは脱いでも良いですよ。どうせここにいるのは顔見知りだけ何ですから」

 

 みふゆの言葉を聞いて白羽根達は頷き合うとローブを脱いだ。

 その顔触れは天音月夜と天音月咲、観鳥令、神楽燦の4人だった。

 それを見て一夜も黄色いローブを脱いだ。

 

みふゆ「では本日の議題です。聞いていると思いますが、一部の白羽根や黒羽根からローブに付けられている武器を別の物に交換出来ないかと相談がありました」

 

 みふゆはそう言って全員の顔を見渡した。

 

神楽燦「確かに私にもそうした相談は来ているわ」

 

月夜「私にも同じ相談は寄せられました」

 

月咲「うん。やっぱり固有の武器と違う武器の扱いに戸惑う魔法少女はいるよね・・・」

 

一夜「アタシの力不足ですみません・・・」

 

観鳥さん「別に一夜さんを責めてる訳じゃないよ。慣れればこの鎖鎌や短剣も扱いやすいしね」

 

 観鳥さんは一夜を励ます様に語った。

 

神楽燦「でも慣れるまで時間が掛かると武器と言うのは教育をする側からすれば問題よ。武器のバリエーションが増やせるのであるなら増やすべきだと思うわ」

 

観鳥さん「まあ観鳥さんも武器のバリエーションを増やすって言う事には反対する理由が無いからね。増やせるなら増やして欲しいよ」

 

月咲「まあウチと月夜ちゃんは普段使う武器が笛だから鎖鎌があるお陰で接近されてもある程度戦える様になったし」

 

月夜「そうでございます。ねー」

 

月咲「ねー」

 

みふゆ「やっぱり武器のバリエーションは必要みたいですね。一夜さん。武器のバリエーションを増やす事は可能ですか?」

 

一夜「はっはい。出来ますけど誰かに武器をコピーさせて貰えないと・・・」

 

みふゆ「つまり見本があれば良いのですね。ところで・・・。今の鎖鎌以外の武器で要望はありますか?」

 

観鳥さん「観鳥さんは武器がバズーカだから使い慣れている遠距離攻撃用の新しい武器が欲しいね」

 

神楽燦「私は鎖鎌とは違った形での遠近両用の武器を望むわ」

 

月夜「私は・・・。正直に言って普段使う武器が笛なのでローブに搭載される鎖鎌で満足していたであります・・・」

 

月咲「そうだよね・・・。笛で叩きたくない様な魔女が出て来た時は鎖鎌が本当に便利だったしね・・・」

 

みふゆ「4人いれば4人の意見がありますね・・・」

 

一夜「あっあの。武器なんですけど・・・。誰かの武器を複製させて貰えれば、それを増やせます。ローブの武器を交換するのは数分で済みますし・・・」

 

みふゆ「成程・・・。それなら・・・。観鳥さん。マギウスの広報として仕事を頼みたいのですが」

 

観鳥さん「広報って言う事は何かメルマガに記事を書くと言う事だよね?何を書けばいいんです?」

 

みふゆ「はい。この際、広報部のメルマガを通してマギウスに所属している魔法少女達の中から志願して貰った人の武器を一夜さんにコピーして貰って、その中から良い武器を選ぶと言うのはどうでしょうか?」

 

神楽燦「これだけ魔法少女が所属しているのなら良い武器があるでしょうね」

 

観鳥さん「教官の言う通りだね。じゃあ早速、メルマガ用の記事を書いてアップしておくよ」

 

みふゆ「頼みます。期限は・・・。来週の同じ日にして下さい。その日に志願者を集めて武器を一夜さんにコピーして貰いましょう」

 

月咲「賛成!」

 

月夜「賛成するでございます」

 

みふゆ「一夜さん。新しい武器を試す為のローブを用意して貰えますか?」

 

一夜「分かりました。えっと色は変えておきますか?」

 

みふゆ「そうですね・・・。一夜さんの好きに変えても良いですよ。既存のローブと区別が付きやすい様にデザインも少し変えた方が良いかも知れませんね」

 

一夜「じゃあデザインはアリナさんのイラストで使わなかったのがあるのでそれを・・・。ローブは後で作っておきます」

 

みふゆ「焦らなくても良いですよ。来週まで時間はありますから。それでは会議はまた来週に」

 

全員「はい」

 

 みふゆのその一言でその日は解散となった。

 一時間後には観鳥さんがメルマガを発行していた。

 その中でローブの武器を増やす為に武器の複製相手を募集と書かれていた。

 そして次の週・・・。

□ 神浜市内 ホテルフェントホープ 地下訓練場 一週間後

 

 

地下訓練場には前回会議室に集まったのと同じメンバー、みふゆと神楽燦、観鳥さん、月夜と月咲、それに一夜が集まっていた。

今回はみふゆ以外の全員がローブを見に纏っていた。

会議室の外には数人の黒羽根や白羽根が列をなしていた。

 

みふゆ「それでは始めましょう。一人ずつ中に入って来て下さい」

 

黒羽根1「はい・・・」

 

 そう言って黒羽根の一人が会議室に入って来た。

 

みふゆ「では武器をお願いします」

 

黒羽根1「はい」

 

 そう言って黒羽根1は自身の固有武器であるスリングショットを出現させた。

 

みふゆ「一夜さんの前に武器を置いて下さい」

 

黒羽根1「分かりました」

 

 黒羽根1はそう言って一夜の前にあるテーブルにスリングショットを置いた。

 

みふゆ「一夜さん。始めて下さい」

 

一夜「はっはい」

 

 みふゆに促された一夜は目の前にあるスリングショットに自身の魔力を流し込んだ。その瞬間にスリングショットは一夜がコピー出来る物になった。

 

黒羽根1「これでいいのですか?」

 

みふゆ「はい。あと確認したい事があります。武器は再度出現させる事が出来ますか?」

 

 みふゆの言葉を聞いて黒羽根1は再度、スリングショットを出現させた。

 

黒羽根1「はい。大丈夫です」

 

みふゆ「問題は無いようですね。お疲れさまでした。ご苦労様です」

 

黒羽根1「はい・・・」

 

 そう言って黒羽根1は会議室を出て行った。

 

みふゆ「次の方どうぞ」

 

黒羽根2「はい・・・」

 

 みふゆの声を聞いて別の黒羽根が入って来る。

 

みふゆ「では固有武器を一夜さんに」

 

黒羽根2「はい」

 

 先程と同じ様にみふゆの言葉を聞いて黒羽根2は巨大な剣を出現させた。

 しかし重みに耐えかねて黒羽根2は巨大な剣を半ば引きずる形で持っていた。

 

みふゆ「これは・・・。テーブルの上に置くのは無理そうですね。床に置いても構いませんよ」

 

黒羽根2「すみません・・・」

 

みふゆ「気にしなくて良いですよ。一夜さん。お願いします」

 

一夜「分かりました」

 

 一夜は黒羽根2が床に置いた巨大な剣に魔力を注ぎ込む事でコピーを作る事を可能とした。

 

一夜「大丈夫です。終わりました」

 

みふゆ「分かりました。確認ですが武器を再度形成する事は出来ますか?」

 

黒羽根2「やっやってみます・・・」

 

 そう言って黒羽根2は再度巨大な剣を出現させたが、重みに耐えかね剣先を床にぶつけてしまった。

 その拍子に剣先で床を傷つけてしまっていた。

 

黒羽根2「はっ!?すみません!?床が・・・」

 

みふゆ「落ち着いて下さい。大丈夫ですよ」

 

神楽燦「そうよ。安積。ここはウワサで作られた訓練所だから少々傷付けた所で問題無いわ。落ち着きなさい」

 

 神楽燦も思わず声を掛けていた。相手の本名を告げて。

 

観鳥さん「いや・・・。神楽教官。流石に本名で呼ぶのは・・・」

 

神楽燦「そうね。ごめんなさい。つい訓練のつもりで話していたわ」

 

黒羽根2=安積はぐむ「あっあの・・・。私は大丈夫ですから・・・」

 

みふゆ「安積さん。作業は終わりましたからもう大丈夫ですよ。お疲れ様でした」

 

黒羽根2「はい・・・」

 

 黒羽根2は会釈しながら出て行った。

 

みふゆ「次の方。どうぞ」

 

黒羽根3「はい・・・」

 

 みふゆに促されて黒羽根3が訓練所に入って来た。

 

みふゆ「では武器を出して下さい」

 

黒羽根3「・・・」

 

 無言で黒羽根3は両手に武器を出現させた。

 それは両手に握るハンドベルだった。

 

みふゆ「ハンドベルですか?それはどんな武器なのですか?」

 

黒羽根3「今お見せします・・・」

 

 黒羽根3がそう言いながら両手に魔力を集中するとハンドベル内部に反響して行く。そのまま黒羽根3は訓練所にある標的に向かって近づくとハンドベルを振るとハンドベルの内部で反響した魔力が音と同時に音符を伴い破壊の衝撃が発射されて標的を破壊した。

 飛距離は長くは無いが接近戦でも十分に使い様があるとその場のメンバーには思えていた。

 

みふゆ「素晴らしい武器ですね。では一夜さん。お願いします」

 

一夜「わっ分かりました」

 

黒羽根3「・・・」

 

 黒羽根3は黙って一夜の前に自身の武器を差し出し一夜は武器をコピー出来る様にした。

 

みふゆ「武器の再形成は出来ますか?」

 

 みふゆの言葉を聞いて黒羽根3は武器であるハンドベルを両手に出現させて見せた。

 

黒羽根3「問題ありません・・・」

 

みふゆ「なら大丈夫ですね。お疲れ様です」

 

黒羽根3「失礼します・・・」

 

 そう言って黒羽根3は出て行った。

 

みふゆ「では次の方。お願いします」

 

黒羽根4「はい・・・」

 

 そうしてみふゆの進行の元で一夜は次々と武器をコピーし終えた。

 訓練場のテーブルや床の上には無数の魔法少女の武器が並んでいた。

 

みふゆ「さて・・・。ここからは我々の仕事です。新しいローブに相応しい武器を選びましょう」

 

神楽燦、月夜、月咲、観鳥さん「はい」

 

 みふゆを含めた五人は思い思いに武器を手に取っていた。

 

月咲「遠距離攻撃ならこのパチンコもいいけど・・・」

 

観鳥さん「それだと発射の際の動作が大きいね。分かる人には分かっちゃうね。それなら観鳥さんのバズーカはどうだい?」

 

月夜「これも大きくて取り回しが難しいので人を選ぶでございます・・・」

 

 月夜は観鳥さんのバズーカを手に持っていたが重くて動く事に難儀していた。

 

観鳥さん「まあ必殺必中と言った感じだからね」

 

 仕方ないと言う感じで観鳥さんは認めていた。

 

神楽燦「接近戦ならこのハンドベルが特に有効ね。接近戦ならこれで決まりよ」

 

みふゆ「うーん。この七瀬さんの剣や郁美さんのモップも良いと思うのですが」

 

神楽燦「七瀬の剣にしても、牧野のモップも使いこなすなら特別な訓練が必要になるわね。と言っても・・・。うちの組織に槍の使い手なんていたかしら?」

 

みふゆ「そうですね。槍の使い手と言うと・・・。やっぱりやっちゃん。いえ。七海やちよに及ぶ人はいませんからね・・・」

 

観鳥さん「あれ?でも黄羽根の彩月ちゃんは槍使いなんじゃ?」

 

みふゆ「確かにそうですが、彩月さん曰く完全な我流と筒地綾女の記憶で戦っているだけだから褒められた物じゃ無いと仰っていました」

 

神楽燦「確かに・・・。菖蒲の戦い方は理性よりもカンで戦っていると言う感じね」

 

 間近で彩月の戦いを偶然見ていた神楽燦はそう答えた。

 

みふゆ「そうなると後は遠距離戦用の武器ですね・・・」

 

一夜「あの・・・」

 

 珍しく一夜が手を上げて意見を述べた。

 

みふゆ「どうしたんですか?一夜さん」

 

一夜「遠距離戦ならこの武器はどうですか?」

 

 そう言って一夜が取り出したのはねむの武器である本と同型の黒い本だった。

 

みふゆ「それはねむの本ですか?しかし確か他の魔法少女では使いこなせなかった筈では?」

 

一夜「はい・・・。だから・・・。少し改造しました。こんな風に」

 

 一夜が本の上に手を翳すと魔力によるエネルギー球が本の上に形成される。

 エネルギー球の上で一夜が手を動かすとその方向に向かって飛んで行った。

 訓練場の壁にある的にエネルギー球は当たっていた。的の端だったが。

 

みふゆ「これは・・・。良いですね」

 

一夜「ねむ様の本からウワサを操作したり具現化する部分を取り除いて魔力だけを撃ちだす事が出来る様にしました」

 

神楽燦「ちょっと貸して貰えるかしら?」

 

一夜「はい」

 

 神楽燦は一夜から本を受け取ると自身の魔力を本に込めた。

 すると魔力によるエネルギー球が形成されて、撃ちだされたエネルギー球は見事に的の真ん中に命中していた。

 

神楽燦「これは良いわね」

 

 そう言いながら神楽燦は次々とエネルギー球を撃ちだした。

 撃たれたエネルギー球は的の上から時計回りに命中して行く。

 

神楽燦「命中精度や操作性も問題無いわね。他の人も使ってみて」

 

観鳥さん「ふーん。どれどれ」

 

 そう言って観鳥さんも本を受け取りエネルギー球の形成し撃ってみた。

 撃たれたエネルギー球は的に命中した。

 

観鳥さん「うん。これはいいね。観鳥さんもおススメするよ」

 

月夜「それでは私達も」

 

月咲「うん。テストしないとね」

 

 月夜と月咲も観鳥さんから本を受け取ると性能を試した。

 観鳥さんの言う様に使いやすく月夜や月咲が使っても的に命中させる事が出来た。

 

みふゆ「これなら遠距離戦の武器はこれで決まりですね」

 

神楽燦「ええ。この本で異論はないでしょう」

 

月夜「異論は無いでございます」

 

月咲「うん。これでいいよね」

 

観鳥さん「うん。観鳥さんもこれで良いと思うよ」

 

みふゆ「それでは一夜さん。新しいローブの方は?」

 

一夜「用意してあります」

 

 一夜は用意していた新しいローブを二つ机の上に置いた。

 白と黒の新しいローブが置かれていた。

 今までの白羽根のローブは裏地が灰色、黒羽根は裏地が赤だったが、新しい白羽根と黒羽根のローブは細部のデザインが変わり裏地が青になっており識別は容易だった。更に胸の部分には魔力を蓄積する宝石が付けられている。

 

みふゆ「これが新しいローブですか・・・」

 

観鳥さん「大まかなデザインは変わらずに細部のデザインが異なるね・・・」

 

神楽燦「これもアリナのデザインなの?」

 

一夜「はい。アリナ様から貰ったデザイン画で使わなかったデザインが幾つもあったからそれを転用しました」

 

月夜「胸の宝石はもしかしてソウルジェムのダミーでございますか?」

 

一夜「それも兼ねて魔力を溜められる宝石を付けてあります・・・。あの宝石が常備されて欲しいって要望があったので・・・」

 

月咲「確かにあの魔力を込められる宝石が欲しいと言う子は多いでございます・・・」

 

観鳥さん「外で勧誘する子で身元を隠したいと考えている子は欲しがっているね・・・。観鳥さんも知っているよ」

 

みふゆ「確かにワタシの耳にも入っていますね。一夜さん。良い判断です」

 

一夜「じゃあ早速武器をローブに付けますね」

 

みふゆ「一夜さん。武器は例えばですが・・・。本とハンドベルの使用をチェンジ出来る様に出来ますか?」

 

一夜「はい。出来ます。ただ基本的にその時、選んだ片方の武器しか使えなくなりますけど・・・」

 

神楽燦「そうなると・・・。武器をチェンジさせる事を意識する必要があるわね」

 

月夜「それなら羽根である私たちは普段からローブの武器と固有武器を交互に変えて戦う事が多いので問題は無いと思いますが」

 

月咲「そうだよねー。ウチらは特に笛で殴りたくない魔女は必ず鎖鎌で対処して来たしねー」

 

月夜「ねー」

 

みふゆ「これなら問題無いですね。一夜さんお願いします」

 

一夜「はい」

 

 一夜はローブに触れると魔力を流し込み具現化させると武器を使用可能にした。

 

一夜「これで見本が出来たので後は材料があれば、直ぐに生産可能です」

 

神楽燦「そう・・・。越馬。それならこの新型ローブ。白羽根用を20個。黒羽根用を40個作ってくれないかしら?」

 

一夜「えっ?」

 

 驚く一夜に対して観鳥さんは意味ありげな表情を見せた。

 

観鳥さん「ふーん。成程。観鳥さんには分かったよ」

 

みふゆ「成程。そう言う事ですか・・・」

 

神楽燦「実戦における連携テスト用にそれ位必要よ。破損する事も考えればね・・・」

 

一夜「分かりました・・・。普段のローブと違って材料が多いので・・・。材料があれば3週間位あれば作れますけど・・・」

 

みふゆ「材料の事はワタシが灯花に報告しましょう。今日は午後から灯花と会う予定なので・・・」

 

神楽燦「じゃあ予定数が完成したら教えて頂戴。私が直々にテストして見るわ」

 

一夜「はい・・・。じゃあ出来たら連絡します・・・」

 

神楽燦「そんなに緊張する必要は無いわよ。焦る事は無いんだから」

 

みふゆ「そうですね・・・。まだマギウスの計画は道半ばと言った所ですから」

 

観鳥さん「そうだね。この新装備も直ぐに必要と言う訳じゃ無いからね。十分なテストを重ねてからで良いんじゃないかな?」

 

月咲「そうだよねー。前のローブだって何度もテストをした訳だし」

 

月夜「ねー。使いやすくする為のテストは必要でございます」

 

みふゆ「そうです。皆さん。これからも協力をよろしくお願いします」

 

 そう言ってみふゆは頭を下げた。

 

神楽燦、観鳥さん、月夜、月咲、一夜「!?」

 

一夜「みふゆさん!?どうして」

 

神楽燦「みふゆさんが頭を下げる事は無いと思うけど」

 

観鳥さん「そうだよ。観鳥さん達も結局は自分が救われる為だけにここにいるんだから」

 

月夜、月咲「・・・・・・」

 

みふゆ「これは上に立つ者にとって必要な事ですから気にしないで下さい。一夜さん。新型ローブの製造の方はよろしくお願いします」

 

一夜「はっはい!」

 

 

 

 こうして新型ローブの製造に関する会議は終わった。

 それから直ぐにみふゆと灯花の協議で新型ローブの試験製造の許可は下りた。

 材料も届き始めて一夜は新型ローブの制作に没頭する事になる。

 その間、里美家の倉庫で彩月は一夜の護衛をしていた。

 やがて完成した新型ローブは神楽燦によって運用試験が一任されて厳しい試験が選抜された魔法少女達によって繰り返された。

 運用試験の結果は良好だったがマギウスの翼の活動が活発化する中で投入されるタイミングは無く拠点の一つである廃劇場に保管されたままとなる筈だった。

 

 

しかしマギウスの3人が見る事の無かったその新型ローブは運用試験に関わっていた二人の魔法少女によって持ち出されて思わぬ使い方をされる事を・・・。

この時の一夜を含めた全員は誰も知る由も無かった。

 




今回のストーリーはマギレコ1部と2部を繋げる話でもあります。
新型のローブは二部に登場する例の新組織のローブその物です。
なおマギウスの3人、灯花、ねむ、アリナはその存在は知っていたがデザインを知らなかった為に二部で初めて見た時は新たに作ったと思い違えたと言う想定での物語です。

なお一夜の特訓編はこれで終了です。
次回からはマギアレコード第一部と同じ時期に起きたクラックストーリーを開始します。
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