ロードラの世界へ
①転生
『目が覚めたみたいだね』
どこだ?ここは?
『あー、うん。死後の世界的なところだと思って』
自分の周りを見渡すとただ見えるのは「白い」ただそれだけの景色。
その中に、白いのか黒いのかもわからない、人なのか人でないのかもわからない者が浮かんでいた。
「死後の世界ってことは俺は死んだってことか……いったい何で?」
『死んだっていうのに随分落ち着いてるね、まあいいや。きみ死ぬ前の記憶とかあるはずだよね?」
「家で寝てたと思う」
『ああ、そのとおりだよ、君が死んだ理由は…まあ手違いなんだけどね?』
悪びれた様子もなくそいつは言った。
「手違い?どういうことだ?」
当然の疑問を俺はそいつに投げかけた。
『そうだねえ、教えてあげよう。きみは寿命を迎えた人間がどのようにして死ぬか知っているかい?』
知るわけがない。
『答えは簡単。寿命が来た人間の魂を僕らが砕くんだよ』
人間の魂を砕けるとか………神様かよコイツは?
「で、それで手違いっていうのは?」
『他の人の魂砕くはずが間違って君の魂砕いちゃいましたテヘッ☆』
いやいや、テヘじゃないだろ?何してくれてるのホント!?
『いや、悪いとは思ってるんだよ?だから、これから僕が指定したことをしてくれたら生き返らせてあげよう』
「は?なんでお前の手違いで殺されたのにそんな面倒くさいことしなきゃいけないの?」
『あー、やっぱそう言うよねぇ…。じゃ、こうしよう!指定することというのは、別の世界に行ってやることなんだけど、その世界に行くときに「特典」を上げる。それを現実世界でも使えるようにしてあげる。それならどう?』
「交換条件か…面白そうだな」
ニヤリとおれは笑う。つられたようにそいつも笑うような動作をした。
『うんうん、オーケーみたいだね。それじゃあ好きな「特典」を言いたまえ』
「その前に、どんな世界に行って、何をすればいいか教えろよ」
『ああ、忘れるところだった。アはは』
………何だろうなぜかコイツの一言一言にイライラする自分がいる。
『まず最初に君が行く世界は「ロード・トゥ・ドラゴン」通称「ロードラ」という世界』
スマホのゲームアプリだよねそれ?
『そこに行ってとりあえずすべての神を倒してきて下さい』
「(^O^)?」
あれれー?聞き間違えたのか?
『すべての神を根絶やしにして来て下さい』
さらに残酷な表現になって返ってきたぞ?
「ということは「特典」てのは少なくともそいつらに勝てる程度力にしないといけないのか?」
『そうだよ~』
「その「特典」てのはどんなものでもいいのか?ちなみに一つだけ?」
やばいぞ、条件によってはかなりキツイことになるだろこれ神ってあれだよね?ディオーネとかジ・ウーラ
とかだよね?
が、以外にもそいつは割とソフトな条件を出してきた。
『どんなものでもいいよ、ドラゴンボールの孫悟空の力とかでもいいし。君の力が足りないと思えば僕が調整しておくし。数はまあ、3個くらいまでかな』
なるほど、それなら無理ゲーということはなさそうだな。
それに何でもいいというのもかなりいい。
「じゃあ一つ目、光の速度の八割の速度で走ったり跳んだりできる身体能力」
『オーケー。つまり亜光速だね、じゃあその速度を出しても君の体が壊れない耐久力もセットで付けとこう』
我ながら無茶だろうと思ったが意外にもあっさりオーケーをもらえた。
「よし、じゃ2つ目、自分や自然物の影や闇からどんな物の性質も打ち消せる「暗黒物質」を生み出せる力を」
『ユニークな能力を考えるね?オーケーいいよその力も上げよう』
「次で最後か、じゃあ最後は、ロードラの世界で使えるすべての技を覚えられるようにしてくれ」
『うん?使えるようにじゃなくていいの?』
まあ、最初から全部使えたらあんまりおもしろくないじゃん?
『ふーんまあいいけど、じゃあすべての技が使えるようになる才能を上げよう』
『それと、向こうの世界で僕と連絡が取れるように君に相棒をつけてあげるよ』
「監視役かよ?」
『いや、僕は常に君のことを見れるしね』
コイツチートだな。
『それじゃ、いってらっしゃい』
そいつがそういった瞬間、俺の体を白い炎のようなものが包み込み俺の意識が暗転した。
いざ、ロードラの世界へ!
主人公の名前は次回明らかに。ロードラ楽しいよね。