「力ずくで教えてもらうからさ」
俺のその言葉と同時に、ディアブロは槍を変えたまま上空へと飛びあがって間合いを取る。対する俺は、ナイフを抜いたまま、だらりと腕を下げた自然体。
どうでもいいけど降りてこいよ。
上空から戦闘姿勢で俺を見下ろしてくるディアブロ。どうやら向こうから仕掛けてくる気はないらしい。
ならば、と、俺は地面をけって跳び上がった。
ディアブロの後ろ側へ。
そのまま空中でディアブロを踏みつけるように蹴り飛ばす。これは一瞬早く俺の動きに気付いたディアブロが突き出した槍の柄に阻まれた。が、ディアブロが予想したより俺の蹴りの威力は高かったのか、そのまま地面へとディアブロはたたきつけられた。
さらに俺は音速を超える速度で空気を蹴り、ディアブロのいる地面へ追撃をかける。
「オラァっ!」
「ちょっ…っ!?」
慌てて横に飛んでかわしたディアブロのかわりに、俺が着地した地面がえぐれる。
無論この回避は俺も予想していたので、着地と同時に手にしたナイフをディアブロに投げつける。
瞬間ガチッと響く金属音。確認しなくてもディアブロが俺の放ったナイフを手にした槍で防いだ事がわかる。
その時には俺は近くの木を蹴ってディアブロへ接近していた。俺が蹴った木がメキメキと嫌な音を立てて折れて言ってる気がするが、気にしないことにする。
ナイフをはじくのに振ったディアブロの槍の先端が俺のほうを向く前に、ディアブロとの距離を詰めていた俺がその柄の部分をつかんだ。
そのまま槍を上へと跳ねあげる。槍をつかんだままのディアブロの腕と一緒に。
さらにそおかげでがら空きになったディアブロの顎にひざ蹴りを繰り出す。
「ぶべあァッ!」
ディアブロさんがなんかユニークな声出したけそれも気にしない。
顎を蹴られた衝撃でディアブロの頭が上を向く。が、休むことなく追撃。
阻むものない、ディアブロの身に付けた赤い鎧で守られた腹の部分を俺は少しだけ手加減して蹴り飛ばした。同時につかんでいた槍の柄も放す。
となれば当然蹴り飛ばされたディアブロは地面に向かって吹っ飛ばされるわけであり、すさまじい轟音と土煙を立てて、先ほどよりも強かに地面にたたきつけられた。
「………あっれぇ?…手加減したんだけどなぁ?……」
『あれでまだ加減してやがるのか?それ、全力で蹴ったらあいつの鎧なんか粉々になるんじゃあねえの?』
いつの間にか隣にやって来ていたベリタスが、あきれたような声で言った。
まああれだ、最初だから力の加減がわからなかったんだよ。
「さて……」
地面に降りた俺は、気絶していたディアブロ起こして言った。
「さあディアブロ君?君の知ってること少~しばかり教えてもらうぜ?」
「わ…ッ分かった話す!知ってる事にだったら答えるから!」
するとなぜかおびえた様子でディアブロはそう言った。
「?」
なんでコイツびくついてんの?
『ハアぁ……』
首をかしげる俺の横でベリタスがあきらめたように溜め息をついた。
討也、理由がわからないの…お前だけだから!
あと、「ロードラ」やってる人でディアブロ気に入ってる方ごめんなさい。