駄文ですが楽しんでいただけたら嬉しいです。
第0話
大学からの帰宅途中、鐘がなり遮断機が降り始めた踏切を転んで擦りむいた痛みから上手く歩けずに渡りきれていない子供を見かけた俺は、真っ先に走り出して子供を線路の外に突き飛ばした。
気がつくと俺は、真っ暗な空間にいた。
死ぬと天国行きか地獄行きかを決める為に閻魔様に裁かれるって聞いてたんだけどな。
「その閻魔様が私です。」
急に後ろから声が聞こえた。正直めっちゃビビった。ビビったのを誤魔化しつつ後ろに振り向くと、とても閻魔様には見えない幼女がいた。
「え?」
「いやだから、私がその閻魔様です。」
そう言われても信じようがないと思うんだ。
「信じてないですね?やっぱり地獄行きにしますよ?」
「すいません信じますから許して下さい!地獄行きだけは嫌です!!」
今そこにいた幼女の説得力がすごすぎて幼女に見えなかった。幼女の閻魔様…?これってつまりは合法ロリ…?
「今失礼な事を考えましたね?」
「すいません。考えました。冗談ですから許して下さい!」
やばい、まじ怖い。
そういえばさっきやっぱり地獄行きにしますよって言ってたけど、やっぱりってどういうことだ?
「それなら今から説明します。簡単に言うと、あなたは私たち側のミスで死んでしまいました。」
「ん?それならさっき確かに子供のことを助けたはずなんですけど…」
「それがミスなのです。本来、あの子供は踏切にいるはずではなかった。ですが私たちのミスによりその子供の運命を変えてしまった。その影響があなたにまで波及したことがあなたを死に追いやってしまったのです。」
「そこでそのお詫びとして、私たちが干渉することの無い完全な別世界に転生し、第二の人生を歩んで頂けたらと思っているのです。」
「なるほど。両親も既に他界してしまったし、未練もない。何より最後に人を助けて死ねましたのでその提案は喜んで受けます。」
やば、本心とはいえちょっとかっこいい事言った気がする。
「分かりました。それではこれからあなたを転生させるにあたって、説明があります。まず、記憶は断片的ですが引き継がれること。そして、そこはあなたの元いた世界とは全く違う場所である可能性が高いことです。なぜなら世界は星の数ほどあり、そこからランダムで転生先が選ばれるからです。」
「ごめんなさい。後者に関しては我々の力が及ばないことなのでどうしようも出来ないのです。」
「いやいや全然気にしませんよ。代わりと言ってもなんですが、最後に言わせてください。」
「?なんでしょう?」
「なんていうか…短い間でしたがお世話になりました。」
「…ふふっ。そんなに凄いことはしてませんよ。それと、私から一つ言わせて貰います。」
「いってらっしゃい」
そんなこと言われたのは何年振りだろうか。予想外の言葉に自然と笑みが零れた。
「行ってきます。」
そう言うと、たちまち俺は光に包まれた。
※最初の閻魔様は本編や東方Projectには関係の無いオリジナルキャラです。
予想以上に小説を書くことが難しく、そして楽しいことが分かりました。
駄文ではありましたが、アドバイス等していただけたら今後の励みになります。
最後に、ここまで読んで下さりありがとうございました。