二度目の彼女たちは間違えない   作:姫兎

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二度目の雪ノ下雪乃

ここは、、、

 

あの真っ白な世界から私は戻ってきた。

 

戻ってきたのかしら?

 

そもそもが夢のような気がする。

 

ただ、夢だとしたら私が今ここにいるのはおかしい話だ。

 

私はあの部屋に姉妹揃って縛られていたのだから。

 

そう、そんな私が、罪深い私がここにいられるわけがない。

 

この、奉仕部の部室に。

 

もしあれが夢ならば私はあの部屋で目が覚めるはず。

 

そんな私がここにいる理由、、、あの不思議な存在がいっていたように二度目の世界がもらえた、、、?

 

なんてね、そんなわけないじゃない。

 

たぶん、ここに私がいるのはまだ夢から覚めていないからなのだ。

 

そう思えてくると少し笑えてきた。

 

そしてついこんなことを口に出してしまう。

 

夢なのだから良いわよね?

 

「夢ならば、もう一度彼に、、、比企谷くんに会いたかった」

 

ガラッ

 

「俺がどうしたんだよ、雪ノ下?」

 

ぽろり、ぽろり、と

 

もう枯れていたかのように思えた涙が溢れてくる。

 

そして、彼が目の前にいることでここが夢だと思った私は彼に

 

抱きついた

 

「がはっ」

 

抱きついた相手がなんだか苦しそうにしているけど、私にはそんなことを気にしている余裕などなかった。

 

例え、抱きついた勢いが突進、あるいはタックルになっていようと今の私には関係がないように思えた。

 

とくん、とくん、と彼の胸から音が聞こえる。

 

ただその音の速度がだんだん速くなっている気がしたが、彼の体温に暖められ私は意識を失った。

 

「ゆ、雪ノ下さん?」

 

「すぅすぅ」

 

「ね、寝てる、、?!?!」

 

 

「ん、んん」

 

目が覚めると横になっていた。

 

ただ、横にパンさんがいない。

 

姉さんもいない。

 

そして、頭の下にはいつもの枕より少し硬い何かがあった。

 

「やっと、起きたか」

 

頭の上から、ため息混じりに声が聞こえた。

 

その声を聞いた瞬間また涙が出てきた。

 

「っ、ぅ」

 

「え、ちょ、何でまた泣くんですかね?!そ、そんなにこれが嫌だったとか?」

 

くすりと笑みがこぼれる。

 

あぁ、これだ。

 

私がまたほしかったのは。

 

「ねぇ、比企谷くん。私決めたの」

 

「な、なにをですかね」

 

「あなたを由比ヶ浜さんには、渡さないわ」

 

「?どういうことだ?」

 

すごい戸惑った顔をしているわね。

 

あぁ、やっぱりそうだ。

 

私は彼のことが。

 

うんん、比企谷くんが好きなんだ。

 

「私、雪ノ下雪乃は比企谷八幡のことを誰よりも愛しているわ。だから、私のものになりなさい」

 

「おま、何を冗談いっ、、、てないな。すごい顔真っ赤だし」

 

「ひ、比企谷くんの癖に生意気よ!?」

 

「ふ、そんな雪ノ下は初めて見たな」

 

そこには、手で隠してはいるが顔を赤くして恥じらう乙女ととても良い顔で笑う少年の姿があった。

 

「で、どうなのかしら?」

 

「こんな俺でよかったら。雪ノ下俺と付き合ってくれないか?」

 

「っ、えぇ」

 

瞳から涙から一粒また一粒とこぼれ落ちる。

 

「じゃあ、これは私のものになったことの証明よ」

 

「なにが、っん」

 

私は私の上にあった顔を両手でつかみ、強引に口づけを交わした。

 

そのあと、彼にやり返されたり。

 

彼にやり返したり。

 

いろんなことがあったのだけど。

 

これだけは思えるわ。

 

素直になってよかったと。

 

二度目は間違えなくてよかったと。

 

そして、今いる私が一番幸せだと。

 

 

「そういえば、雪乃」

 

「ん?なに?八幡♪」

 

あのあと私は名前で呼ぶことを強要した。

 

その代わり私も呼ぶことになったのだけれど。

 

これが、俗に言ういちゃいちゃと言うものなのかしら!

 

幸せな気分だった。

 

でも、そんな幸せは代償を奪っていく。

 

「由比ヶ浜って、誰だ?」




さて、やっと、転ですね。

こっから、どんどん崩れてきますよー!

たーのしくなってきたー!!!!

では、キャラが定まらない姫兎でしたー!!
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