S.O.N.G.専属料理人   作:北ノ覇王

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今回のメニュー

魯肉飯(ルーローハン)
五目あんかけ焼きそば




朝食の支度が終わり、部屋で着替えて

移動用エレベーターに乗りこんだ

スタッフや教員や用務員に至るまで

二課の協力者なので、安心ではあるが

 

「よし、今日は中華料理だな」

 

今回のメニュー

 

A定食「五目あんかけ焼きそば」

B定食「魯肉飯」

 

がっつり中華の定番だ

まずは魯肉飯から作って行こう

 

材料としては

豚ブロック肉 200g

しょうが、にんにく 各一かけ

八角 1個

ごま油 適量

醤油 大さじ1と1/2

砂糖 大さじ1と1/2

酒 大さじ1

酢 小さじ1

水 250cc

 

下記はお好みで

 

オイスターソース 小さじ1(その分少し醤油を少なめに)

フライドオニオン 大さじ2〜3

ゆで卵

 

*豚肉はバラでもひき肉でも可

 

豚のブロック肉、にんにく、生姜を切る

肉は1cm角程度に、にんにく、生姜はみじん切りにする

ごま油を引いたフライパンでにんにくと生姜を炒める

焦がさないように気を付けて。香りが出てきたら

肉を入れて更に炒める。この際に八角を忘れずに

 

肉に焼き色がついたら

調味料と水を入れて煮込む

このタイミングでフライドオニオン、ゆでたまごを入れる

 

だいたい40分くらい煮込むと

汁気が少なくなり完成だ

 

 

次は五目あんかけ焼きそばだ

 

材料は

 

豚バラ

むきえび

きくらげ

白菜

パプリカ

にんじん

タケノコ水煮

うずらの卵水煮

オイスターソース

醤油

紹興酒か日本酒

ヴェイパー

ごま油

水溶き片栗粉

 

まず野菜を適当(食べやすい大きさ)

きくらげは戻した後、流水で洗うと渋みが残らない

 

えびは背綿を取って酒につける、肉は切って室温に

 

フライパンにごま油をひいて、中火でにんじんを炒める

しんなりしてきたら、ごま油ときくらげを追加。火加減は強めの中火。きくらげはしっかり炒めたほうがよい

 

肉を野菜の上に乗せてゆっくり炒める

肉が白くなったら

タケノコ、白菜、エビ、パプリカを入れて

火を最大火力にします。

 

白菜がしんなりしてきたらヴェイパーを入れ

おたまでかき混ぜる

 

オイスターソース、醤油、酒で味付けする

甘めが好きならみりんも入れる

 

ここで水溶き片栗粉を用意する

濃さはお好みでごま油を数適たらす

 

鍋に片栗粉を投入し、とろみをつける

味付けが足らなく感じたら

醤油やオイスターソースで調節する

 

エビの火の通り具合をみながら弱火で煮る

 

別のフライパンでごま油をひいて

焼きそばをかた焼きして

 

あとは、あんをかけりゃ出来上がりだ!

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

side change 緒川

 

今回、僕はモニタールームから彼を見ている

前回の調査で彼の気配察知が優れており

近くでの調査は難しいと悟り、モニター越しに変えた

 

しかし

 

相も変わらず凄まじい作業速度だ

 

「ん?あれは何を?」

 

モニター越しに彼が雑用係に何かを言っている

オペレーターに音量をあげてもらう

 

「野菜を全て持って来てくれ!」

「おう!あんちゃんの技が見れるのか!」

 

彼の技だと!?

オペレーターに今度は画面を拡大してもらう

 

「中華料理ってのは手の早さが必要だ。切る時も炒める時もな…破ァ!!」

 

 

彼が包丁を動かした瞬間に

山の様に積まれた野菜が刻まれていた

 

「ふんふんふん!」

 

フライパンに調味料と野菜や肉を放り込むと

目にも止まらぬスピードで振り始めた

 

察するに宙を舞う野菜や肉が熱気の渦を発生させ

短時間で大量に火を通す事が可能となるようだ

 

なんという凄い技だ

あっという間に

今日のメニューを作り終えた

 

食べてみたい

今日の調査はこれまで

僕も食堂へ向かおう

 

━━━━━━━━━

 

side change 天羽奏

 

半ば食堂の虜になりつつあるあたし

他の店で色々食べてみたが、駄目だった

味もそうだが香りに引き寄せられる

 

あたしのイチオシは中華!

女としては駄目かもしれないが

あたしは、にんにくの効いた、料理が好きなんだ!

 

「あたしはAにするよ」

「私はB…かな」

 

翼は五目あんかけ焼きそばにしたか

まぁ、想像通りだけど

 

さて…と!あたしの料理はっと

 

「お待たせ!A定食とB定食だ」

 

あ、今日はお兄さんだ

 

「や!お兄さん、今日も会えたね」

「お、奏ちゃんか。いつも美味しそうに食べてくれるから助かるよ…翼ちゃんも居るのかな?なら、これはサービスだ」

 

 

お兄さんはガラスの器に盛られた

ヨーグルトをあたしのトレーに乗せてきた

 

「いつも悪いね!ありがたく貰うよ」

「どちらの定食も濃いめだから、合うと思うぞ」

 

お兄さんと会話を終えると

トレーを持って、翼が確保しているであろう

席へと小走りで急ぐ

 

 

「ほいよ!」

「あぁ、って乱暴に置かないで頂戴!」

 

おっといけねぇ

急いできたのでガシャっと

トレーを乱雑に置いてしまった

 

出来立てゆえに湯気がでている

我慢出来ずに魯肉飯にスプーンを走らせる

ひとすくいしてみると

 

ゴロリとした肉がホロリと割れ、味の染みているであろう

薄く茶色がかった煮卵が存在感を悟らせる

 

「あむっ……ンンッ!?」

 

噛むまでもなくホロリと肉が溶け

飯と染み込んだタレと肉汁が混ざり合う

しょうがとにんにくの効いたガツンとくる料理だ

 

「あたしはこれも好きなんだ」

 

春雨サラダの甘酸っぱさで口の中をさっぱりさせ

中華スープでリセットして、再び魯肉飯を頬張る

 

「ッッ~!!!旨い!」

「か、奏、奏、はしたないわよ?」

「翼、良いから食べなよ」

 

あたしに促されて翼も

あんかけ焼きそばに箸を付ける

 

ほどよくパリパリに揚げられた麺に

野菜と豚肉の旨味が濃縮されたあんが

とろりとかけられている

 

「では、いただきます…はむ…ちゅるちゅる…!!」

 

野菜と肉の優しい甘さが麺と合わさり

熱さと口内を踊るかの様な美味しい刺激が

風鳴翼の体全体を震わせる

 

「お…美味しい…ンンッ」

 

付け合わせのザーサイを一齧りして

また焼きそばを口に運ぶ

そうしていると

あっという間に完食していた

 

それからサービスのヨーグルトを食べながら

数日後にあるという、実験の話をする

あたし達、ツヴァイウィングのライブ

そこで行われる実験らしいが…

 

 

始まりの音色が告げる

 

運命の岐路が

 

近づいていると

 

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