蒼閃の軌跡   作:衝動エンジョイ勢

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やっぱ緑髪の眼鏡で銃使うやつはこうじゃないと!(病気)


オルディス3

─────────特別実習 二日目

 

 

 朝食を取り終えて、男子部屋に届いていた依頼内容を確認した。今日の依頼は商業区画にある商店の手伝いと、西ラングドック峡谷道の手配魔獣の対処。西ラングドック峡谷道は本来の行動範囲からそこそこ離れた場所で、そこに向かう依頼が含まれているために二日目の依頼は大きく減らされている、とのこと。

 西ラングドック峡谷道に向かうには西ラマール街道を通っていかないといけないわけで…私たちは昨日の依頼であそこを歩いたからなんとなくの距離感は分かる。

だからこそ往復するだけでかなりの時間を要することは理解していたので先にこっちで済む依頼はさっさと終わらせて、早めに昼食を取ってから向かうことにした。

 

「うん、よし。これで今日の予定は完璧だな。…む、なんだ?そんな顔をして…。僕にだって予定くらい立てれるさ、当たり前だろう?」

 

「いや、昨日あれだけ大騒ぎしたのに殊勝なものだなと…」

 

「なんだその言い方は!?全く…」

 

 マキアスもどうやら昨日から落ち着いたようだ。ジェイルが何を言ってくれたかは分からないけれど…帰ってきてから随分と悩んでいたらしい。幸い、今のマキアスは貴族に噛み付くことなんてできないくらい頭が何かでいっぱいのようで、今日については安心だ。

 

 

 

「いやぁ済まないね…本来来るはずの人たちが一斉に寝坊をしてしまったなんて。元々依頼で任せる予定のものよりかなり多くなってしまったけれど、君たちの手際がいいおかげで予定通りの時間に終わらせることが出来た。ありがとう」

 

 一つ目の依頼はお店の配達の手伝い。街中を走り回ったけれど、特に回りづらいという貴族街は外されていたから意外と辛くはなかったかな。依頼を始めて二時間した頃には皆が戻ってきていた。

 そうして十一時頃、依頼を終えた後予定通り食事をとって西ラングドック峡谷道に向かった。西ラマール街道から分岐して、山間の道を進んでいく。一時間はかかっただろうか。このまま進めばラクウェルという都市に着くがここまで来たのは探索、ラクウェルには用はない。依頼書に書かれている場所はここを下った場所…そこそこ高低差があるせいで移動するだけでも大変だわ…。

 

「──────ぇ」

 

「なん…!?」

 

 下って目に入ってきたのはズタズタになった目標の手配魔獣だった。身体中に空いた風穴、崩壊寸前だからこそ消滅せずに残っている魔獣のおびただしい量の体液が襲撃者の暴力性を示していた。

 周りを見渡すと、一切の魔獣の存在が見られない。つまり、この近くに魔獣たちを殲滅した何かがいるはず。私たちにとってこの惨状は、私たちの代わりに軍が対処してくれた、なんて解釈をする余地も残していなかった。こんな跡、領邦軍が所持していないような銃火器でないとできるはずがない。じゃあ誰が?そう思っていた時後ろから聞いた声がかけられた。

 

「─────おや?なんだ、後でホテルの方にお邪魔しようかと思っていたけれど、手間が省けたようだ」

 

「なんだァ?ならこいつがお前の言ってた標的か?」

 

「その通りだ、《V》。あの緑髪の少年がレーグニッツだ」

 

 グランツさんだ。グランツさんだけど…昨日会った時より少し空気が違う。それに隣にいる人は?後ろにいる人達はどういう繋がりなの?それにこの臭いと彼らが背負っている物ってもしかして…まさか!

 

「…グランツさん、その背中の銃はなんですか…?」

 

「ん?あぁ、こいつは軍で廃棄されたアサルトライフルさ。あそこは白兵戦の訓練ばかりするから射撃の腕が立つ奴があまり居なくてね…全く、せっかく性能がいいのを取り寄せたんだから使えばいいのに。もったいない」

 

 グランツさんが銃のことについて教えてくれていたがこっちとしては気が気でない。あれと同じものを持った人たちがグランツさんの後ろに…五人も。後ろからも音がして振り向けば自分たちが下ってきた方からも四人ほど見えた。挟撃だ。だけど、彼らがそうまで襲ってくる理由は何?

 

「なぜ、俺たちを囲んでいる?昨日は全くそんな素振りも無かったはずだが」

 

「コイツが昨日お前たちとどうしたか、なんて知らんがな。怪我したくなきゃその緑髪の坊ちゃんをこっちによこしな」

 

「僕…?」

 

 Vと呼ばれた者が言うには、彼らは鉄血に食いものにされた溢れ者の集まりだそうだ。鉄血は言うまでもなく宰相、ギリアス・オズボーンのことだろう。私も里を出てようやく外について知ったが、彼の取った強硬策は常軌を逸していたという。彼に対する復讐としてまず最初に革新派の幹部の息子を狙った、と言ったところだろうか…昨日の夜グランツさんが言っていたこととも辻褄が合う。

 

「お前の父ちゃんが手を貸してるやつに痛い目を見てもらわねえと行けないからな。ちょっと協力してもらおうって訳だ」

 

「ふ、ふん…随分とペラペラ喋ってくれるじゃないか。不用心にも程があるというものだけど?」

 

「ああ?そりゃお前」

 

─────────絶対にやるって決めてるからよ

 

 Vが背負っていたとんでもなくでかい銃をこちらに向ける。他のものたちも銃口をこちらに向けてくる。アリサさんがボソリとミニガン、と呟いていたが私にはなんのことだか分からない。ただ一つ、ピンチであることしか私には分からない。

 でも。三月の終わりに出会ってもう二ヶ月が経とうとしている。確かに貴族嫌いが酷くて扱いづらく一緒にいて困ることがあったとしても、それでもそう簡単に仲間を渡す気は無い。

 全員が戦闘が始まる特有の緊張感を感じ、“誰か”を中心にして私たち四人を接続する霊的な繋がりが生まれる。これが、前回のA班で報告されていた全員でのリンク…思考がとてもクリアになって言葉を持ってしなくとも考えていることが読み取れる。

 

「────────」

 

「────フフ」

 

「──チッ、なんだァ!?」

 

 私が導力杖を起動し弾を地面に当てて起こした砂埃をガイウスさんが上手く槍を使いまきあげる。アリサさんが、相手から姿を隠してなんてちょっと不格好だけど、と苦笑したあと真剣な顔つきになり宣言した。

 

「Ⅶ組B班戦闘準備っ!!私たちはこの危機的状況を打破し全員でオルディスに帰還しますッ!」

 

 できるできないではなく、するという確かな覚悟。その凛とした声と意志に私たちは鼓舞される。きっと厳しい戦いになるだろう。■■■■さんが居ないということは重要な近距離での戦力がかけているということ。後衛の私やアリサさんの補助が要になりそう…頑張らないと。

─────────あれ?

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

「…クソっ、猪口才な」

 

「てめえら、構えろ。奴らは敵の目の前でわざわざ隠れたんだ、無策な訳ゃ無えだろ」

 

 武装集団が銃を構え始めたその時土煙が微かに光を帯び、音が生まれる。

 

「……この音はオーブメントの駆ど───!」

 

 その正体にVが気づいたと同時に煙の中からガイウスが飛び出し、Vとは逆方向、Ⅶ組の背後の集団に突貫する。土煙が収まった中から杖を構えて目を閉じるエマと導力弓を引く準備をするアリサ、ARCUSを構えるマキアスが見えた。

 

「ぼさっとしてんじゃねえ!撃てェ!」

 

「ディフェクター!────今です!」

 

「了解!」

 

 射撃を開始しようとする戦闘員の内数人をエマが解析、リンクによってエマが妨害したい相手を理解したアリサがそれを射抜く。当然妨害しきれない射撃もあるが、現状戦線を荒らしているガイウスの方にターゲットが向いている。殺到する銃撃にガイウスは対処する様子はない。その必要が無いからだ。

 

「ガイウスくん、防御は任せたまえ!」

 

「頼りにしている」

 

 ガイウスが飛び出す直前からアーツを詠唱していたのはエマではなくマキアス。彼がクレストをガイウスに付与することで銃撃は防御プレートを貫通することはなく衝撃程度に弱められる。その衝撃は馬に乗りノルドの大地を駆けてきたガイウスの強靭な体幹を揺るがすことは無い。

 初撃を成功させ相手を混乱に陥れたⅦ組は散開し、周囲にある岩場や木を利用し遊撃に徹底することにした。どこから飛び出してくるか分からない槍使い、いつ飛んでくるか分からない弓による狙撃、発生のタイミングが分からない魔法攻撃に妨害しようのない援護。ARCUSの戦術リンクがあるからこそ可能な離れた状態での連携は前後合わせ二十人近くいた戦闘員を少しずつ減らしていく。初の対人戦、リンクという自分たちだけが持つアドバンテージ、戦況での有利、これらの要素が彼らに心の隙を生んだ。

 このままなら行ける、勝てる、その思い込みが立ち回りに荒さを呼び込む。その荒さを見逃すほどVは甘くない。

 

「クソが…どこに隠れてやがる…!─────どうだ、楽しかったか?」

 

「…ぇ?」

 

 ちょうどマキアスが隠れていた岩のすぐ近くにカラン…という音が鳴る。次の瞬間彼が味わったのはこれまで一度も感じたことの無い剛撃。転がされた手榴弾は岩を爆砕させそれでもなお威力を失わない衝撃がマキアスを襲った。石の礫と手榴弾そのものの衝撃は本来なら大怪我を負ってもおかしく無いはずのものだったが、マキアスに付与されたクレストとマスタークォーツ:キーパーがその威力を大きく軽減することでむしろ純然たるダメージとなって彼を吹き飛ばす。

 

「あのよ、アーツの詠唱をするんならもっと離れないとだぜ?オーブメントの駆動音は案外うるせえんだよ。そんなにコソコソ動き回るんなら気をつけろよな」

 

「ゲホッ!ガッ…ぐぅ…」

 

「士官学院にいるのにそういうのは教わらねえんだな。覚えとくといいぜ、アーツを使うんなら木陰だ。葉が揺れる音で誤魔化せることがあるからな。ま、離れられればそれが一番なんだが」

 

 ニヤついているのが分かる声でゆっくりとマキアスにVが近づく。彼の首の襟を掴み持ち上げる。

 

「いやぁ、ヒヤヒヤしたよ。最近の学生はこんなに戦えるものなのか…V以外は素人の集まりだから負けてしまうかと」

 

「嘘つけ。お前射撃の腕は素人の割には大したもんだぞ。軍に入ればそこそこ活躍できたんじゃねえか?」

 

 グランツとVが軽口を叩き合う。マキアスを見下ろす二人に対し、マキアスは睨んだ。

 

「…っ!────なぜだグランツさん、昨日は、そんな素振りなんてなかったじゃないか…!」

 

「…まぁ、確かに逆に昨日の夜君を君だと分からなければこうして行動はしていないね」

 

「それは、どういう」

 

「僕たちは革新派に反逆する集団、というのもそうだが、今回のは僕の私情が強いかな」

 

「私情…?」

 

「僕はね、もともと帝都の商人だった。結構売れてたんだよ?だけど」

 

────貴族が排斥されてから状況は一変した。

 

 グランツは悠長に語り出す。()()()()()()()()()ありがたい限りだったが、()()()()()この話を聞き流すことが出来なかった。

 

「カール・レーグニッツの台頭、とても素晴らしいことだった。商人として貴族の顧客がいたのも確かだが、彼らのせいでやりづらかったのも実際問題としてあった。これから事業拡大がしやすくなる、そう喜んだものさ。でも…平民というのは随分と薄情なものでね。奴らの貴族に向けていた嫌悪は、皆の生活を支えていた僕のお店に向くことになった。貴族の汚い金で儲けている商人めが!とね」

 

「そんな……。…っ?」

 

「奴らは結局貴族だから嫌っていたんじゃない、自分より裕福だから嫌悪した。身分なんて二の次さ。だけど僕は納得いかなかった。─────なぁ、レーグニッツくん。君の家族はカールさんによって裕福になったけれど、何故か嫌われなかったね。私たちは程度での活動の中断を余儀なくされるほど追い込まれたのに君たちは…増してカールさんは僕たちの様子を見て、何もしようとしなかった!」

 

「…………」

 

 グランツの怒りに染った顔は一転、喜色を含んだものに変化する。Vはつまらなさそうに当たりを見渡している。彼らが移動する気配は感じたものの、目標のマキアスは拘束した。それ以上ことを起こす気も無いようだった。マキアスは顔を俯かせた。

 

「──────この話、聞いたことあるよね?オスト地区から少し出たところ、カールさんも何度か利用してもらったよ。普通、そこらの人間が君を見て都知事の息子だと分かるわけがないだろうが。知っているとも、君たちの家族のことくらい。近しい、という気は無いけれど、ある程度関わりのあった私たちを見殺しにした。彼にはその報いを受けてもらう」

 

「…その話は、確かに聞いたことがあります。でも、僕にはどうすることも出来ないッ!」

 

「君にどうにかして貰う気はもともと無いよ。カール・レーグニッツを引っ張り出したら君を奴の目の前に突き出す。それまで黙って拘束されていればそれでいい。…まぁ奴をカールさんを目の前にして君に手出ししないかは、保証しかねるけれど」

 

「…そうまでして父さんに復讐しないと気が済まないのか…!?」

 

「──────私の、…僕の恋人は当時共に暮らしていた。幸せ()()()よ。今は…誰にも荒らされることはなく、帝都の外れで安らかに眠っているだろう。全く…自殺、だなんて…そんな愚かなことしなくてもいいだろうに。─────君たち家族のことは知っていると言ったね。君が、この復讐を否定できるとでも?」

 

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

─────────なぁ、■■■■くん。君は、受け入れる必要は無い。受け流せれば、そう言ったよな。どうしても認めたくない相手が目の前にいる時、僕はどうすればいい?

 

 思考にモヤがかかる。何となく言われたことを覚えているくらい。それでも、ただ分かるのは、目の前のこの人を認める訳にはいかないということ。

 

 

───────けれど受け流すことが出来ないと大人にはなれねえぞ

 

 なら…それなら僕は──────!

 

「イセリアルエッジ…!行って!」

 

「何…!?」

 

 突然向こうから現れた半透明な剣がVと呼ばれた男や僕を捉えていたグランツさん、背後の戦闘員を貫く。突然の攻撃そのものに慌てふためく戦闘員、初めて見る攻撃に素直に驚くV。拘束が弱まったのを感じ急いで飛び出した。木の裏と岩の陰から三人が出てくる。

 僕がグランツさんに話しかける直前から、この状況を打開するイメージは繋がり続けていたリンクを通じて伝わってきていた。だけど、彼の話に僕は耳を傾けなければならないと思った。必要以上の我慢を強いてしまったこと、後で三人に謝らないとな…。

 

「やるじゃねえか…嬢ちゃん、それどうやったんだ?教えてくれよ」

 

「…秘密です」

 

 目の前で行われるやり取りにも先程まであった特有の緊張が戻ってきていた。僕は今持てる限りの感情全てをリンクに乗せる。皆が僕に目を向ける。そして、頷いた。

 

「今度は手加減無しだ。ぶっ潰せェ!」

 

「───うぉおおおお!!」

 

「ARCUS、駆動…!」

 

「こっちも…ARCUS!援護任せたわよ!」

 

「了解した」

 

 突貫。さっきまで補助にまわっていたのはなんだったんだって?知るか。僕はグランツさんのあり方を認める訳にはいかないのだ。それが例え、そう─────同族嫌悪だったとしても。それでも決してその在り方を受け流す訳には、見過ごす訳には行かない。だってそれは僕の父が見逃した苦難。そして僕が通った道。

 敵の照準の甘さに漬け込んで一気に潜り込む。教官が教えてくれた。僕のゴム弾は本来の殺傷力を無くした代わりに、制圧力が跳ね上がっていると。教官お墨付きの制圧力で一気に二人を行動不能にさせる。

 僕が逃した相手は後ろで待機しているガイウスくんが対処してくれる。後ろは安心していい。…正面、敵七名!一気に近寄り、散弾をかましてやる…!

 

────不思議なことに、より感情的になって生まれたこの戦い方こそ教官が想定していたものだったというのは後で知った。■■■■くん、僕を前衛に据え、ガイウスくんを遊撃、アリサくん、エマくんを後衛に置く理想の布陣。これを僕たちは偶然完成させていた─────

 

 

 

「うおおおお!!」

 

「ぐっ…行かせるか…!」

 

 何人かを倒したものの、その内の一人に制服の上着を掴まれてつんのめる。だけど、絶対に歩みは止めない。

 

「邪魔を…するな!」

 

 銃身で上着を掴んだ人の肩辺りを殴るが離さなかったので、散弾銃を手放し、上着を脱ぎ捨てる。邪魔なやつは倒す。邪魔なものは取っ払う。それだけだ。

 

「──────!」

 

「ぁあア!?」

 

 Vの横は素通りする。予想外、というような声を出しているが無視だ。グランツさんを目前に左脚を踏み込む。

 

───────受け流さなければ大人になれないというのなら僕は、ガキのままでいい。ガキでもいいから、この目の前のもう一人の自分のような気に食わない相手を殴り飛ばしたい──────!!!

 

「クレストッ!」

 

「フォルテ──!やっちゃえ、マキアス!」

 

 殴り方は見よう見まねだけれど、援護も受けたのだ、十分威力は出るだろう。クレストによって表面に硬質な膜を展開、フォルテで筋力の増強。左脚に体重をかけて腰を回す。その勢いに合わせて右腕を振り抜く!!

 

 

「るオォオおああ!!!!!」

 

「ゴッッッッッッ!?!?!?」

 

 例え身勝手でもいい。僕はこの目の前の気に食わないやつを倒すために、我を押し通す。貴族嫌いを棚に上げて、貴方のその復讐心は間違っていると。これに、正義や正しさなんて関係ない。ただ気に食わなかっただけ。こうして僕の仕返しは成功に終わった。

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

「チッ、ここまでする気はなかったがちょっと痛い目見てもらおうか…!」

 

 殴り終え力が抜けたせいかへたり込むマキアス、アーツの詠唱直後で隙だらけのアリサとエマ、別の戦闘員の対処をしていたため離れていたガイウス、彼らを攻撃するのは簡単だ。Vはミニガンを構え撃ち始める。始めは反動の影響か狙いが定まらなかったものの、扱い慣れた武器なのか直ぐに落ち着く。マキアスはグランツの思惑に関わらず人質として扱うため却下。ならば…。

 アリサとエマに着弾する、と思われたその時、辺りを紫色の稲光が奔った。その正体はサラだった。

 

「私の教え子を傷つけるのは勘弁してくれるかしら?」

 

「…時間切れか。クソ…!」

 

 Vは煙幕を撒いた後、どこからか現れた仲間と共に動けなくなったもの達を回収し、煙が晴れる頃には銃撃の傷跡だけが辺りに残っていた。

 

 サラにこれまでの顛末を説明し彼女の頭を痛めさせた後、彼女は朝から連絡が着かず困っていた悩みの種の話をし出した。

 

「───ちょっと姿が見えないのだけど、()()()()はどこかしら?」

 

『あ、れ──────?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







そこらの平民出のやつが都知事になったら歪みくらい生まれるでしょうよ。貴族と平民との間以上に身分というものでは誤魔化せない軋轢が生まれる。軌跡世界の善人は善人であるためにそうならなかったなら二次創作でやったらァ!

現在だいたい6000字半ばになるようにしていますが皆さんはどれくらいが好みですか?

  • もうちょい少なめ(3000~5000)
  • 今くらい(5000~7000)
  • もうちょい多め(7000~9000)
  • 一章三話ペースで進めろ(9000~)
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