蒼閃の軌跡   作:衝動エンジョイ勢

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テレワーク継続中でその上衝動で私にとって二話目を書き上げることはそう難しくはなかった。ただしクオリティは知らずです。


オリエンテーリング

「うっ!!!むぐっ!?」

 

「きゃっ!!」

 

「ぐッ!!……ふう…君、大丈夫か?その…勝手に抱き寄せて申し訳ない」

 

「い、いえ、ありがとうございます───…っ!!すみません恥ずかしいので退きますねごめんなさい!!」

 

 眼鏡の女子を何とか抱き寄せ着地を庇ったものの、落ちていた穴は暗く上手く着地するのは難しいと判断した結果、背中で何とか受け止めたが…さすがにこれは痛いな…。皆が底に落ちたころには設置されていたランプが着いていた。…そういえば一緒に飛び込んだ彼は、と思い大丈夫か?と言いながら隣を見れば。なんと、気まずいものか、あの真面目そうな彼が金髪の女子の胸に顔を埋めていた。

 

 

 彼の頬には立派な手形ができていた。まぁ不幸な事故と言うしかないが、少しでも早く彼女の機嫌が治ることを祈ろう。

 オーブメントに教官から通信が入る。校門で預けたものがそれぞれ台座に置いてあるようなので各々装備を整え、指示通りマスタークォーツをセットする。使用者との同期を終了させ、皆準備万端になったようだ。ようやく行動開始だ。

 銀髪の彼女といがみ合いコンビは単独で突入してしまった。本当はメンバーをある程度分けておきたかったが、金髪の彼女は気まずいようでそれに他の女子たちがついて行ったため結果的に男女で別れてしまった。眼鏡の彼女もいそいそと行ってしまったが、気を遣わせてしまったかな…。

 残った男子で自己紹介をして、お互いに武器を紹介しあった。

 

「僕は魔導杖(オーバルスタッフ)っていうんだって。開発途中で試験運用のテストユーザーに選ばれたみたいだけど…実感は湧かないや。それより、リィンの剣綺麗だね〜!でもそんなに細くて大丈夫なの?」

 

「あぁ、俺の剣は東方で使われている刀というものなんだ。帝国で主流の剣術と違ってかなり技術が必要なんだが、引き出した時の力はかなりのものだよ。俺としては二人の武器の方が気になるな…杖に、変わった形の槍か。それに君の武器は一体?」

 

「俺の槍は十字槍と言って、ノルドの集落でよく使われているんだ。馬の上で使いやすく、慣れれば地上でも十分扱えて面白いぞ」

 

「俺はガントレットだよ。片腕だけだけどな。完全我流で戦いのセオリーとかは分からないけど、それなりに経験はあるから信じてもらっていいぞ。

 改めて、ジェイル・アーライトだ、よろしく」

 

 厳しいガントレットの見た目に目を輝かせた三人の反応を満足気に眺め、彼らも動き始めた。

 

 

 

 

 

「疾ッ!」

 

「えいっ!」

 

「はぁッ!」

 

「ぜぇえいッ!」

 

 順調に突き進んでいく。飛び猫を殴り、突き刺し、グラスドローメをリィンやエリオットがアーツで倒す。意外と苦戦せず先に進むことが出来たが広間に出た。緑髪の彼が虫型の魔獣に囲まれているのを見た瞬間、リィンが突貫する。俺達もそれに合わせる。

 

「大丈夫か!?」

「君たちは!?くっ…悪いが手を貸してくれ!」

 

「リィン、単独突撃は!…ああもう、行くぞ2人とも!」

 

「エリオット、解析は任せた」

 

「うん……解析完了!コインビートルだ、外殻が硬いから気をつけて。僕もアーツで支援するよ!」

 

 コインビートルを順調に倒し勢いづいてきた時、突然リィンとジェイルのARCUSが光を帯びる。

「紅葉斬り!…崩したッ!ジェイル!」

「任せろっ!はぁッ!」

 

 ──────────────────────────────

 

「ふぅ〜…疲れたぁ」

 

「よく頑張ったな、エリオット。それにしても二人とも、見事な連携だったな。強烈な風を感じた。本当に初対面かと疑ったよ」

 

「いや、本当に初対面さ。でもジェイルの動きが手に取るように分かったんだ。なんというか繋がった感じだ」

 

「今のは…まぁいいか。それよりええと…大丈夫か?」

 

「すまない、助かったよ。僕はマキアス、マキアス・レーグニッツだ」

 

「レーグニッツ!?あの都知事の?四大名門にあんなに小さい子、それに都知事の息子さんかぁ…このクラスって本当に凄いなぁ…」

 

「それで、その…助けて貰って悪いんだが…君たちの身分を、聞いてもいいだろうか?」

 

 各々が身分を答えていく。平民、高貴な血は流れていない、身分とは縁遠かった…リィンの言い方はどことなく抱えているものがあるようだった。

 

「ジェイル君、君は?」

 

「俺もガイウスと同じだ。俺の故郷は身分とは縁遠いエレボニアの辺境も辺境だったからな。でもそれなりに裕福だったかな。帝国を見て回ったけどおおよそ男爵家よりも少し劣るくらいだから貴族と大差はなかったと思う」

 

 マキアスは微妙な顔を浮かべていたが、やはり都知事の息子というだけあって親の対立関係を自分に落とし込んでいるつもりなのだろうか。そんなことをしたら自分の視野が狭まるのは言うまでもないことなのに。

 その後狭い道を五人で通るにはさすがに無理があると言ってメンバーを抜けさせてもらった。自分は元より一人で駆け回って調べる方が性に合っている。

 中を走っている間、ふと何年か前に悩んだ問を思い浮かべた。自己のために財産を蓄え人情を捨てた裕福な平民と、民のために財産を使い質素な生活を過ごす善き貴族と。そこに一体どんな差異があるのだろうか。マキアスはこれにどう返すのだろうか、と思いながら走り出した。




最後のあれは私の世界史の恩師が言っていたことです。小説を書くにあたり、閃改をやり直しマキアスを見た時思い出しました。
平民でありながら都知事という立場を得たレーグニッツは嫌われてもおかしくないと思っていた初見が懐かしいです。まぁ軌跡の人達って皆優しいですからそんなことはなかったんですがね…
この世界であの言葉を言った人は4章までお待ちください。

現在だいたい6000字半ばになるようにしていますが皆さんはどれくらいが好みですか?

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  • 今くらい(5000~7000)
  • もうちょい多め(7000~9000)
  • 一章三話ペースで進めろ(9000~)
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