蒼閃の軌跡 作:衝動エンジョイ勢
今回の内容は幕間らしく本編とは大して関係ないです。
身体が冷たい
苦しそうな声
冷ややかな言葉
飛ぶ怒号
飛び交う銃声
身体が弾けた
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穏やかな朝を迎える。ゆっくりと起き上がり、部屋を出る。階段を上がり自分より必ず早く起きているリィンの部屋に行き、シャワールームでシャワーを浴びる。
「おはよう、リィン。毎日毎日朝世話になっちゃって悪いな」
「おはようジェイル。元気そうでなによりだ。あの部屋で不便はないか?困ったことがあったら直ぐに学院側に言うんだぞ?キルシェの店主さんもとてもいい人だったし、きっと今からでも──」
「あぁもう…大丈夫だって!あれからもう一週間経ったんだぞ?文句が出るならもっと早くに言ってるさ。それよりこっちこそ毎朝来て…本当は鍛錬でもしたかったんじゃないか?」
「それは…まぁしなくもないけど。けど鍛錬はちゃんと午後にやってるし瞑想だってジェイルが来る前に毎朝やってるよ。何も問題ないから気にしなくていいぞ」
話す内容も一週間経っているというのにあまり変わり映えしない。俺は世話になっている側だから気を使うのも当たり前だが、リィンはあまりに人が…というかⅦ組のメンバーは皆が人がいい。人に騙されないか心配になるくらいだ。今後も毎日このやり取りをする訳にも行くまい。男子フロアの改修に合わせてシャワー室の設置くらいはねだるべきかな、これは。
二人で中身のない会話をしつつ階段を降り、ダイニングへ向かう。キッチンを見れば眼鏡をかけた二人が忙しなく動いている。
「おはよう!マキアス、エマ。今日の当番は二人だったか。任せたぞ」
「おはよう、二人とも。あぁ、皆に渾身のコーヒーを振舞ってやるとも!」
「おはようございます、リィンさん、ジェ、イルさん…」
あれから一週間が経過して、予想外の問題が発生した。正直、リィンとアリサが少しピリつくのはあの場面を見た全員が分かっていたことだろう。ユーシスとマキアスの口撃は言わずもがなだ。
だが、あの場でさらりと流された俺とエマの
「そ、そうだエマ。今更気づいたんだが朝、かなり早いんだな?俺が起きて少しした時にはもう下に居たみたいだけど…」
「えマジ?俺がお前の部屋行った時でも気づかなかったな…」
「あ、あははは…えっと、私元々いた場所でもずっとこうだったんです。朝早くに起きて勉強して、昼に息抜き。夕方頃からまた集中すれば効率よく学習できるので…その名残だと思います」
自分の地元のことをあまり教えてくれないエマがこういう話をしてくれるのもちょっとした進歩と捉えよう。こうして他愛のない会話を紡いでいるうちにメンバーが続々と集まってくる。
教官が朝食の音頭を取る。最初の数日こそ皆が苦笑し擽ったそうにしていたが、一週間もすれば慣れたものだ。何せ突如始まったオリエンテーリングを違和感も無く踏破に集中できる集団だ、伊達じゃない。
こうしてⅦ組の一日は緩やかに始まっていく。
まだ始まってから一週間ということもあり、今のところこれまでの復習に補足を入れていくくらいだ。大して辛くはないんだが…軍事学と政経理論に関しては教官が教官なだけにかなりの勢いで進む。本人たちが言うに一応緩めだそうで、本格始動しているだろう来週が楽しみだ。
放課後になり各自で自由行動を開始する。荷解きが終わっていない者もいれば、とうに終わり雑貨を買ったり本を買ったり…自身の楽しみに時間を費やす者もいる。かくいう俺も荷解きを初日に終わらせたおかげで後者側だ。
必要な分しか荷物を持ってきていないから、雑貨を集めるのが楽しいのだ。それに参考書も買わないとああいやいくら落ち着いた色がいいとはいえ部屋に彩りは欲しいし花でも買ってみるか?そういえばミヒュトさんの質屋にいいものは流れて来てないか………楽しみが湧いてくるって言うのはいいなぁ。
…うん。もう夕方の五時、あともう少し待てば寮で飯を食えるんだが、ちょっと小腹も空いたしキルシェでパンでもかじろうかな。
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────起きて。ジェイルってば…もうそろそろ夕ご飯だよ。早くもどろ。
「う…ん……んん?…フィー?どうし───」
─────あれ?ここは、中央の公園…?今の時間は六時半だ。でも腹は減ってる。キルシェに行った訳では無い。俺は一時間半もここで寝てた、のか?
「…フィー、俺がいつ頃からここで寝てたか分かるか?」
「ううん、放課後からずっとここで寝てて、さっき起きたとこだからさすがにわかんないかな」
「そっか…まいっか!起こしてくれてありがとな。さ、戻ろう。俺腹減ったよ」
私も。そう言い合ってやり取りし寮に戻る。空白の一時間半は気になるが…
今日の夕飯はガイウスとユーシスが作ってくれたようだった。あの二人、全くといっていいほど共通点が見当たらないがこの一週間でかなり仲良くなっている。逆に共通点がないことがそれを手助けしているのかな。
食事を終え談笑を楽しんだのち自部屋に帰っていく。その日の授業の復習に翌日の予習、読書…夜にやるものは大概できる。彼らの部屋はかなり広めだから素振りだって余裕だろう。俺の部屋だと筋トレくらいなものだが、まぁ振るものもないし困っていない。
すれ違いざまにエマがなんとも言えない顔をする。え?やだ…俺臭いか…?
「あの…ジェイルさん、香水とか…つけました?どことなく花のような匂いがするんですが…」
「え、いや、特にそういうのはつけてないな。良かった…汗臭いと思われてるのかと思って不安になったよ。多分今日部屋用に買ってきた花の匂いじゃないかな?」
「そうなの、かな…思い違いだったかもしれませんし…そうですね!すみません、わざわざ呼び止めてしまって。おやすみなさい、ジェイルさん」
「…?あ、あぁ。おやすみ、エマ。良い夢を」
周りの会話で少し聞き取れないところがあったが、まぁ解決したならいいだろう。部屋に戻って復習を終わらせ、支度も済ませた。よし…筋トレも済ましたし、今日のすることは終わったかな。
ジェイルはこのまま眠りについたが、翌日ハインリッヒ教頭に提出課題を忘れた件で睨まれることになるとは思ってもいない。
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─────クソッタレ!!ニー■■■■め!こんな小さい村を焼き討ち!?何のために!どうして!!
身体が冷たい
─────…本当に、本当に俺たちに対する当てつけの為だけに…?それだけでこの村を、無辜の村人を殺したっていうのか…!?
苦しそうな声
─────そうだとも。依頼人からは『戦いに勝て。それ以外は略奪だろうが虐殺だろうが何をしようが構わん。どうせそこは更地にする』とわざわざ命令を受けているのでな
冷ややかな言葉
─────…………ッ!この下衆共がァ!各員戦闘準備ッ!■■猟■の意地を見せろォ!理不尽に殺された者たちの無念を晴らせェ!
飛ぶ怒号
─────……フン…ニ■■■ッグ、応戦しろ。村人共と同様踏み潰せ。一切の慈悲をも与えるなッ!
飛び交う銃声
身体が弾けた
本編とは大して関係ないです(嘘)
まぁあの内容もどこかちゃんとしたところでまたやりますので…
現在だいたい6000字半ばになるようにしていますが皆さんはどれくらいが好みですか?
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もうちょい少なめ(3000~5000)
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今くらい(5000~7000)
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もうちょい多め(7000~9000)
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一章三話ペースで進めろ(9000~)