ダンジョンにハジケを求めるのは間違ってるだろうか   作:お通しラー油

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いよいよ冒険者登録をしに行くベルとそのほか一行。
 しかし、ハジケが横行してるこのオラリオの街ではそれも中々大変なようです


第4話 冒険者登録は危険な香り?

 晴れてヘスティアファミリアへの入団を果たした僕は続けて冒険者登録をして貰うべくギルドに足を運んでいた。

 中に入ると沢山の冒険者の姿が目に飛び込んできた。

 装備も違っていれば種族も違っている。

 僕と同じ種族もいればエルフやドワーフなんてのもいるし、中には人なのかどうなのか理解に苦しむのもちらほら居たりしてる。

 

「流石は迷宮の街って言われるだけはあるなぁ。どこもかしこも冒険者だらけだ・・・って、首領パッチと天の助は?」

 

 いつの間に姿が見えなくなった二人を探していると、女性冒険者に食ってかかっている真っ最中だった。

 

「何よあんた!そんな肌を露出してナンパのつもりなの?この露出魔!」

 

「はぁ?これはこういう装備なんだからほっといてよ!」

 

「何よその口の書き方?どうせあんたなんて彼氏もいないんでしょ?」

 

 失礼な事を大声で騒ぎ立てる首領パッチ。

 まずい、女の人の額に青筋が浮かび上がってる。

 

「す、すいません!家の非常食が勝手な事しちゃったみたいで」

 

「ひ、非常食ぅぅ?!」

 

「なに?こいつあんたの仲間なの?」

 

「いえ、ただの非常食です」

 

「そ、そうなんだーーー」

 

 僕のその発言を聞いた女冒険者はすごすごと下がってくれた。

 気のせいか何故か僕のことを痛い子みたいな風に見てた気がするけど、きっと気のせいだよね?

 

「ったく、来て早々トラブルなんて起こさないでくれよ」

 

「だぁってだぁってぇ〜」

 

「駄々をこねても駄目!さっさと登録しに行くよ!それで天の助はーーー」

 

 天の助を探していたんだけど、そいつも早めに見つかった。

 

「あぁ?!なんでここにはところてんが売ってねぇんだよ?」

 

「だから、ここは冒険者用の雑貨屋なんだよ!そもそもところてんなんて日持ちもしなくて人気のないものわざわざ店に置いておく訳ないだろ?」

 

 どうやら雑貨屋の品揃えに不満があったらしく、店主と揉み合いになっていた。

 まぁ、天の助の事だからところてん絡みなんだろう。

 

「何やってんだよ天の助!」

 

「聞いてよベルゥゥ!このお店ったらところてんを置いてないんだぜぇ!明らかにこの店が悪いよなぁ!俺は悪くないよなぁ?」

 

「うん、100パーセントお前が悪い」

 

 騒ぎまくる天の助を物理的に黙らせて店主に謝罪をして店を後にすると、今度はまた首領パッチが別の受付嬢に因縁をつけ始める。

 もうこいつらほっといて冒険者登録済ませようかなと思っていた時には、既に周囲の冒険者達から睨まれる事になっていた。

 

「てめぇ、いきなりやってきて何派手にやらかしてんだ!」

 

「この街で好き勝手やりやがって!相当なハジケっぷりだな!」

 

 最悪だ。よりにもよって冒険者登録をする前に他の冒険者に喧嘩を売る羽目になるなんて。

 

「ど、どうするんだよ!お前達のせいでこの街の冒険者全員と喧嘩売る羽目になっちゃったじゃないか!」

 

 騒ぎの中心にされたベルが慌てふためくがその元凶の二人はと言うとーーー

 

「魔法カード【七味唐辛子】を発動!これにより俺の月見うどんは美味しさアップだ!」

 

「なんの、トラップカード【些細なトラブル】発動!お前の発動した七味唐辛子の蓋が開いて中身が全てうどんの中へダイブさ!これで月見うどんは撃破される!」

 

「しまった!そんなトラップが仕掛けられていたなんて!」

 

 天の助の用意していたトラップに引っ掛かってしまい窮地に立たされる首領パッチ。

 

「何遊んでんだよ!」

 

「「ぐばぁっ!!」」

 

 遊んでいた首領パッチと天の助を蹴り飛ばす。

 なんで冒険者登録に来ただけなのにこんな思いをしなきゃならないのか。

 僕はただ冒険者になりたくてきただけなのにーーー

 

「随分とハジケた新人みてぇだな」

 

「へ?」

 

 周囲を囲んでいた冒険者達の中から掻き分けるように姿を表すそいつらを見て、歴戦の冒険者達は皆戦慄を覚えた。

 

「あ、あの方達は?!」

 

「知ってるんですか?先輩」

 

「ロキファミリアにその人ありと謳われた凄腕の冒険者達だ!可哀想にあの新人。よりにもよってあの方達に目をつけられちまうなんてな」

 

「あぁ、あの新人、終わったな」

 

 誰もがそう口にする。僕は思わず唾を飲み込んでしまった。

 一体どんな凄腕の冒険者なのだろうか。

 

「新入り。お前の相手はこのロキファミリア所属の冒険者【なまたまご】様がしてやるぜ!」

 

「出た!なまたまごさんだ!彼のステイタスはレベル5!その実力はロキファミリアの中核を担えるほどだと言われてる超凄腕の冒険者だぞ!」

 

 周りの冒険者達が騒ぎ立てる。だけど、僕の目の前にあるのってどう見てもただの生卵なんだよなぁ。これがそんなに強い冒険者なの?

 

「小僧。今俺の事をたいした事ないと思ったな?ならばこの勝負、すでに貴様の敗北だ!」

 

「な、なんだって?!」

 

「ふふふ、何故ならこの俺はここオラリオの街で1、2を争う大規模ファミリアと名高いロキファミリアの中核を担える存在。しかも俺のレベルは5。新人のそれも戦闘経験のない貴様のようなひよっこなんぞ一撃の下に葬れるのだ!」

 

 強敵感出しまくりのセリフを言ってはいるんだけど、相手がただの卵じゃなきゃセリフにインパクトがあったんだけどなぁ。

 そんな僕の心境なんてお構いなしと言いたいのか目の前のなまたまごはひたすら自己評価しまくってる。

 流石にうるさかったし丁度小腹も空いてきたとこだったんで近くにあった器を手に取りなまたまごをその器の淵で数回ほど叩いて殻を割った。

 

 パカッ!!

 

「ぎゃぁぁーーーーー!!」

 

 殻を破られて中身が器の中に入った瞬間、なまたまごの断末魔が響き渡った。

 

「ば、馬鹿な!なまたまごさん唯一の弱点でもある物理耐性の弱さを瞬時に見抜くなんて!」

 

「あの新人、なんて洞察力を持ってやがるんだ?!」

 

「まさか、レベル5のなまたまごさんが新人に敗れるなんて!?」

 

 ザワザワ・・・ガヤガヤ・・・

 

 何故か周りが騒がしい気がする。

 僕はただ卵を割っただけなのにーーー

 

「まさか、なまたまごがやられるとはな。だが、所詮なまたまごなんざ格下。我ら誇り高きロキファミリアの面汚しよ!」

 

「だが、俺たちは違う!先のようにはいかんぞ!」

 

 またしても現れた。

 お茶碗に並々盛られたご飯のお椀に手足が生えた謎の生物に納豆パックに手足が生えたやっぱり謎の生物。

 

「まさか!あいつらもきていたのか?!」

 

「知っているのか?」

 

「彼らも同じくロキファミリアの中核を担う存在。【しろごはん】と【ひきわりなっとう】だ!あのなまたまごと同等、もしくはそれ以上の凄腕冒険者達だ!」

 

 二人の登場に周りの冒険者たちは一気に騒ぎ出す。

 誰もがこの一戦が大いに荒れると予測していたからだ。

 

「ふっ、この戦いは俺に任せてもらおうか」

 

 何故か天の助が腕をボキボキと鳴らしながらやってきた。

 

「て、天の助がいつもより気合が入っている?!」

 

「この戦い、絶対負けられねぇ!主食の座を勝ち取るまたとない好機!」

 

「いや、それは絶対ないから!」

 

 強く否定するベルだった。

 

「ほほぅ、この俺に挑むというのか?かつて日本の主食の座を掛けて死闘を演じた食パンの時を思い出す。あの時はひきわりなっとうとなまたまごの助力がなければ負けていた」

 

「はん!他人の力をあてにしている時点でてめぇの負けだぜ!」

 

「なんだと?!」

 

 互いにメンチを切り合う天の助としろごはん。

 正に一触即発。主食の座を掛けた凄まじい一戦だった。

 

「行くぞ!ぷるぷる真拳奥義【極上料理】!!」

 

「ならば、こめ真拳奥義【白い誘惑】!!」

 

 それぞれが一品の料理となり冒険者達の前に一皿となって置かれた。

 

「さあ、食せぇ!!」

 

「この戦いの勝者こそ、後の主食の王座に座れし強者よ!!」

 

 目の前に姿を見せし極上の料理。

 片やゼラチン質を漂わせる一品もの。

 片や炊き立てを彷彿とさせる湯気を放ち煌びやかな光沢を放つ白い粒の集合体。

 結果は歴然としていた。

 見物していた冒険者の殆どがしろいごはんへと群がって行った。

 

「美味い!この絶妙な具合の炊き具合が食欲を刺激させるぅぅ!!」

 

「この歯応え!そしてこの弾力!決して力任せに研いだ訳でなくかと言ってとがなさ過ぎてもいない。正に絶妙なまでのとぎ具合!」

 

「もうこれだけで腹一杯にしても悔いはない!」

 

「これぞ究極にして至高の主食だぁぉぁーーー!!!」

 

 誰もがしろいごはんに群がる一方で、天の助の方は閑古鳥が鳴っている有様だった。

 

「ば、馬鹿な!?この俺のぷるぷる真拳が通用しないなんてーー」

 

「ふっ、この勝負。この俺の勝ちだぐばはぁっ!!」

 

 勝ち誇るしろいごはん。だが、お椀の中身が全て食い尽くされてしまった事により、彼の命は正に風前の灯となっていた。

 

「し、しろいごはん!!」

 

「ふふっ、さ、最期にてめぇらと戦えて・・・ほ、本望だぜ・・・この俺の屍を、踏み越えて・・・立派な冒険者に・・・なれ・・・よ・・・・・・」

 

「「し、しろいごはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」」

 

 しろいごはんは死んだ。

 彼の死に首領パッチ、そしてところ天の助は涙を流し、彼との思い出の日々を思い出していた。

 

 納豆の上に乗せてそれを一気にすすっていた頃ーーー

 

「ぎゃぁぁぁぁぁーーー」

 

 回想シーンに任せてひきわりなっとうもまた食されてしまったが気にせず回想は続けられる。

 

 カレーをかけてカレーライスにして食していた頃ーーー

 

 丼のメインとして食されていた頃ーーー

 

 他にも挙げればキリがない思い出が多かった。

 そんなしろいごはんはもう何も喋らない。微笑んでもくれない。

 もう、彼は既にこの世には居なくなってしまったのだからーーー

 

「安らかに眠ってくれ、しろいごはんーーー」

 

「くそっ、最期の最期でてめぇに勝ち逃げされるなんてよぉ・・・」

 

 首領パッチと天の助はしろいごはんの亡骸を前にして彼との別れを惜しんでいた。

 

「さっさと冒険者登録しに行こうっと」

 

 一方で、そんな連中に一々構ってられないとベルは急いで冒険者登録に向かった。

 登録をするには受付に申請をして初心者講習を受ける事で晴れて冒険者に仲間入りできるようなシステムとなっている。

 

「ええっと、、まずは受付に申請しないといけないんだよねぇ。どうせなら綺麗なお姉さんとかにお願いしたいなぁ」

 

 なんとも俗な事を考えてる思春期真っ盛りなベル。その横では女装した首領パッチの姿があり。

 

「きゃっ!エッチな風がパチ美のスカートを捲り上げていく!!」

 

 パンチラを披露していたのだが、当のベル本人は全く意に返さず受付に向かっていた。

 目の前にいるのはセミロングの綺麗なブラウン色の髪に眼鏡をかけた知的な感じの中に大人の色っぽさを醸し出している麗しき女性の姿があった。

 彼女のネームプレートを見た。

 

「エイナ・チュールさんかぁ。綺麗な人だなぁ・・・あの人に登録お願いしようかなぁ」

 

 そうしたかったのだが、生憎彼女の前には他の冒険者の長蛇の列が出来上がっていた。

 この列に並ぶとなると多分日を跨ぐ事になりかねない。

 止む無く彼女は諦めてその隣の空いている受付で済ませる事にした。

 隣にいたのは男の受付だった。

 何故か上半身裸で鱈子唇につぶなな目をした東洋のちょんまげみたいな髪型をした余りにも場違いな感じを出しまくっている受付と呼ぶには余りにも無理がある男だった。

 

「やぁ、冒険者登録をしに来たのかな?」

 

「・・・いえ、ちょっと見学をしに・・・」

 

 ベルは一瞬で理解した。

 やばい!こいつはマジでやばい。此処は日を改めて隣のエイナさんにお願いするのが一番だと判断した。

 

「はいはい、ぼくぼうけんしゃとうろくがしたいんで〜す!!」

 

「ぼくもぼくも〜〜」

 

 そんなベルの胸中など知ろうともせず、首領パッチと天の助は男の方で登録の申請をし始めてしまった。

 

「なにやってんだお前らーーーー!」

 

 急いで訂正しようと向かったが既に手遅れだった。

 男が三人の名前を書類に記帳していたからだ。

 

「よろしく、俺は受付の【ふんどし太郎】と言う。君達のこれからの冒険者生活のサポートをさせてもらうよ」

 

「そ、そうですか・・・」

 

 もう逃げられないと悟り観念したベルは言われるがままにふんどし太郎とともに初心者講習を受けるべく教室へと向かった。

 因みに、名前の通り下半身はふんどし一丁だったのだがそんな事は些細な事だったので気にしないようにしたそうな。

 そんな訳で三人が倒された部屋は学校の教室みたいな場所だった。

 

「間も無く試験官の人が来るからそれまでここで待っててね」

 

 そう言ってふんどし太郎は去って行った。

 ふんどし太郎がさったと同時に机に項垂れるベル。

 せめて講師の先生くらいはまともな人が来て欲しい。

 そう思っていたーーー

 

「よぅし、揃っているな!」

 

 中に入ってきたのは2メートルはあるんしゃないかと言う巨大に黄色いアフロヘアーをしたサングラスをかけた大男だった。

 そして、その大男の腕には一人の男がボロ雑巾のような状態にされていた。

 

「突然だがお前らの講師をすることになった【ボボ八先生】だ!尚、本来来る予定だった講師の先生は突然現れたアフロ男によって半殺しにされた為に俺が代打としてやってきた!」

 

(それってあんたが犯人ってことじゃねぇかーーー)

 

 声に出すと何されるか分からないので心の中でそう思うだけに留めた。

 

「よし、そんじゃ早速始めるぞ!言っておくが俺の課題は厳しいことで有名だから覚悟しておけ!」

 

 こうして、ボボ八先生による新人講習が開始された。

 

 

 

 

「まず最初は体力作りだ!体力作りに最適なのはなんと言っても水泳だ!てめぇら泳いで泳いで泳ぎまくれーーー!」

 

 最初の課題は25メートルプールを講師の先生が良しというまでひたすら泳ぐ課題だった。

 そのプールの中には人食いピラニアは勿論のこと人食い鮫や人食いワニや人食いリヴァイアサンなどが放流されており、必死に泳いでいる新人に容赦なく襲いかかってきた。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁーーー!!!死ぬ死ぬ死ぬーーー!」

 

「いてててて!リヴァイアサンが俺のトゲに噛み付いてきたーーー!」

 

「ひえええええーーー!ついばまないでぇ!俺は一人前なのよーーー!」

 

 

 

 

「次はダンジョンの奥まで行ってそこにある宝箱を取ってこい!」

 

 三人が放り込まれたのは新人講習用のダンジョン・・・ではなくベテラン冒険者でも逃げ出す超難関ダンジョン(推定攻略レベル99)だった。

 

「わぁぁぁぁーーー!こんなモンスターとどう戦えって言うんだぁぁぁーーー!」

 

「ぎゃぁぁぁーーー!潰されるぅぅぅーー!釣り天井トラップに潰されるーーー!

 

「あっちゃぁぁぁーーー!床があつあつの鉄板になってるし!俺ところてんだから溶けちゃうぅぅぅーーー!」

 

 迫り来る凶悪モンスターの群れに即死級のトラップの数々。それらを何とか退けて最奥部へと到達した三人はそこに鎮座する宝箱を開いた。

 その中にあったのはーーー

 

 

 

 

 10円玉(10ヴァリス分の価値がある)

 

 

 

 

「「「しょ、しょぼーーーーーーーー!!」」」

 

 超難関ダンジョンの割に報酬はめっちゃしょぼかった。

 

 

 

 

「おらおらぁ!冒険者なんだからこれくらいのとこでへこたれてんじゃねぇ!」

 

 続いての講習は我慢強さを鍛えるためのものだった。

 その為三人は煮えたぎるマグマに落とされる羽目になった。

 

「あちゃちゃちゃーーーー!」

 

「燃える燃えるこれマジで燃えるってぇぇぇーーー!」

 

「溶ける溶ける!これ今度こそマジで溶けるううううーーー!」

 

 

 

 

 その後も、ボボ八先生による拷問と言う名の新人講習は続いた。

 猛毒ガスが充満する密室の中に閉じ込められたり、両手足を縛られた状態でモンスターハウスに放り込まれたり、逆さ吊りの状態で焼肉を食べさせられたり、時にはアイドルグループに入ろうとして落選して挫折したり、恋するあの子に告白しようとして思いっきり振られて引きこもりになったり、居酒屋でアルバイトしたり、全宇宙の明暗を分ける戦いに駆り出されたり、他にも多々あったがとにかく常軌を逸する事だったことだけは確かであった。

 そして、無事に新人講習を終えた三人はボボ八先生の前に集まっていた。

 

「「「先生!!」」」

 

「よく、今まで耐えてきたなお前たち!俺は嬉しく思うぞ!」

 

 そう言ってボボ八先生は三人に丸めた紙を手渡した。

 おそらく、これが講習終了の書類なのだろうと思ったベルは紙を開いて見た。

 

 

 

 

 ベル・クラネル

 

『ハジケリスト 適正試験 結果・・・超不合格!!』

 

 

 

 

「ふぁあっ!!」

 

 思わず声をあげてしまった。そもそもベルは冒険者になりたくて講習を受けにきたのになんでハジケリストの適正試験になっているのか?

 

「うわぁーーい!合格だぁーーー!」

 

「やったやったぁぁーーー!」

 

 落ち込むベルの横では首領パッチと天の助が両手を上げて喜んでいた。

 ちらっと二人の容姿を覗き見てみるとーーー

 

 

 

 

 首領パッチ 

 ハジケリスト適正試験 結果・・・超合格!!

 

 ところ天の助

 ハジケリスト適正試験 結果・・・超合格!!

 

 

 そう書いてあった。

 

「よくやったなお前たち!先生は嬉しいぞーーー!」

 

「「せ、先生〜〜!!」」

 

 感動の涙を流して互いに抱き合う先生と生徒たち。

 

「別のとこでちゃんと講習受けようっとーーー」

 

 そんな連中の事など無視してベルは一人再度冒険者登録に向かうのであった。

 

 余談だが、その時に行った新人講習はベルからしてみれば相当緩かった上にあっさりと冒険者になれたのだそうな。

 

 




エイナさん今回は名前だけの登場になってしまいました。次回あたりはちゃんと出ると思います・・・多分。
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