完全超悪   作:マルアール®️

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YouTubeのラスボス風アレンジのラピュタ聴いてなんとなく書いた、シータ好きな人見ない方が良いかも見るなら自己責任で見てね、誤字脱字凄いだろうけど二度と触らないだろうし我慢してね


完全超悪

「「バルス!」」

 

「目っ目が~!」

 

:

:

「やった、やったよシータ!」

「触らないで」

 

「シータ?…何を?」

「本当…本当によくやってくれたわ、ありがとうパズーでももうあなたは用済みなのよ」

「えっ?何?何を言ってるの?」

 

「邪魔者は居なくなった、これで私がラピュタの女王となるのよ」

「何を言ってるんだシータ!君は滅びの言葉まで使ってムスカを止めたじゃないか」

「滅びの?まさか、あれは滅びの言葉ではなく真なる王の帰還を示す言葉よ」

 

!!

 

「そう、ムスカからこの石を取り戻しあのガラクタの中枢近くで帰還の言葉を使えば何が有っても私には傷一つ付けられないの」

 

「滅びの言葉でないなら何故君は僕と一緒にあの言葉を使ったんだ、君が無事で済むならムスカから取り戻して直ぐか僕から石を貰って直ぐ使えば良かったじゃないか!」

 

「あの言葉…真なる王の帰還はね、一度捨てたあの地を再び甦らせる為、王一人ではなく同じラピュタ族の血を引く者と共に唱えなければならない、王一人だけの国なんてないのよ、だから必ず二人以上で唱える必要が有ったの」

 

!?

 

「まだ解らないパズー?あなたと私は同族、同じ血を引く者なのよ パズドラ・フルイ・ウル・ラピュタさん」

 

 

「なっ!?」

 

「フフッ親子揃って間抜けね、とてもじゃないけど私と同じ血を引いてるとは思えないわ」

 

「父さん?」

 

「そっ、あなたのお父さん、あの人には随分お世話になったわ、あなたのお父さんが居なければムスカを動かす事が出来なかったから」

 

「もっともあなたのお父さんをラピュタの虜にしたのは私の祖母なんだけどね、いつも言ってたわ モンスト・フルイ・ウル・ラピュタは扱い易いって」

 

「単純…男ってみんなそう、あなたのお父さんが乗ってた船ではラピュタの守り…[竜の巣]は雲を晴らす呪文を使ったとしても無事突破出来ないから一度は退いたけど予想通り彼の撮った写真でラピュタの現存を確信したムスカは皇帝に働きかけて軍を挙げて私に接触してきた、政府中枢に一人はラピュタ族が居ると思ってたけど本当に居て良かったわ、私にはラピュタへ向かう手段が無かったから」

 

「あなただってそう、お父さんが詐欺師じゃないって事が証明出来る事を仄めかすだけでムスカとは別でラピュタへ行く手段を用意してくれた、あの女海賊が私を狙ってたのは知ってたけど利用しようとしても私だけじゃどう考えても石を奪われて終わりだしね、とっても助かったわ」

 

「残念だけどお人好しのあなたのお父さん以外とじゃ私は目的を達せられない、だから対立し合う者達を利用してやろうと思ったのよ」

 

「まあ結局あんな形で竜の巣へ入ってラピュタへ向かう事になると解ってたら最初からあなたのお父さんと来れば楽だったわね」

 

 

「シータ!君は…何故だ!何故こんな事までしてラピュタを!」

 

「何故?全てを私の思い通りにする為に決まってるじゃない!何故真なる王の名を持つこの私が!あんな貧しい田舎でヤクなんて飼わなきゃいけないのよ!」

 

「やっと君の口から君の真の狙いを聞く事が出来たか…」

 

「誰だ!」

「あらムスカ大佐生きてたの」

 

「ああ、あの光は共に手を繋いでいた少年には何ともなかった様だが私には随分攻撃的な光だったよ、だが視力を喪いはしたがラピュタ族の血を引く私を完全に排除する光ではなかったみたいだね」

 

「そうみたいね、でもあなたも用済みなのよパズーと同じ様にね」

「その割には随分とお喋りじゃないか」

 

「フフッ、そうねこれが生き延びた同族との最後の話ともなればお喋りにもなるわ」

 

「!?」

 

「パズー何をそんなに驚いてるの?ひょっとしたらまだ他にも居るかも知れないけど私の知る限りじゃ此処に居る三人が最後のラピュタ族よ、この男が調べて処分したんだから間違いないわ、それにあなた達を始末して目的を達すれば残りのラピュタ族がもし居たとしても探し出して始末するわ」

 

「君のお祖母さんを葬った様にかね」

 

!!

 

「あら?知ってたの、ゴンドアの谷で事故で亡くなった事になってるのに」

「帝国軍の調査を甘く見ないでもらいたいな、誰も降りられないとされていたゴンドアの谷だが降りて調べさせてもらった、かなりの被害が出たが調べた甲斐が有ったよ君は見かけによらずかなり大胆な事をするようだな」

 

「流石ね、パズーのお父さんは勝手に死んでくれたから手間が省けたけど祖母は自分が王位を狙っていたから私の事も警戒してたし情報を吐かせるのも始末するのも苦労したわ」

 

「彼の父親より君のお祖母さんが先に死んでいたのは意外だったが私が処分したラピュタ族以外の者がこう立て続けに死ねば調査にも力は入るさ」

 

「さっきもそう…その口振り私を怪しんでたみたいね」

 

「先にも言ったがラピュタ族の者が立て続けに死んだんだ疑いもする、だが疑惑が濃厚になったのは君がスラッグ渓谷上空でギリギリまで石の力を使わず逃亡中の落下事故を装って少年と接触した時だ、そして疑惑が確信になったのは此処に来るほんの少し前だよ」

 

「…」

「解らないかね、[我を助けよ、光よ甦れ]だよ」

「それがどうした!あれはシータがお前の元から離れたくて必死に願って唱えた言葉だ!」

 

「…少年、君はそんな目に逢ってもまだこの娘に気を許しているのかね、いいかね少年、この娘は何時誰から[我を助けよ、光よ甦れ]を受け継いだんだ?」

 

「そんなもの決まってる!、シータのお祖母さんが亡くなる前にお祖母さんから教わったに決まってるだろ!」

 

「そう、そうだよじゃあそれは口伝かね文書でかね」

「そんなものは解らない」

 

「帝国軍があの家やゴンドアの谷底や周辺、君の家を含む他ラピュタ族の持ち物を調べた限り石を隠していた暖炉の煉瓦以外ラピュタを示す物的証拠は何一つ無かった従って口伝が濃厚だな」

 

「俺の家も?…だが!だからって口伝とは限らない、オマエのような奴が居るからその暖炉で燃やしてしまったかも知れないだろ!」

「そうだなそこは否定しないでおこう」

 

「フフッフフフ、正解よラピュタに関する物的証拠は石とあの煉瓦以外は何も無いわだけど口伝だから何?なんで私の狙いもラピュタだという確信になるのよ」

 

「[我を助けよ、光よ甦れ]を口伝で教わった以上その時に一度飛行石の光がラピュタの位置を指し示すからだ、そんな秘中の秘の言葉を自宅以外の場所でするのかね?絶対にしない、ならば少なくとも一度は自宅に秘匿された飛行石がラピュタを指し示すはずだが君と会った時石は沈黙していた」

 

「それは!…それは飛行石の光を鎮める言葉も有るからだろ!」

「そうだ、石の光を鎮める言葉が有るのに何故囚われていた軍要塞で輝く石を鎮めなかった、彼女の目的は何だったかね?」

 

「それは俺の父さんの汚名を晴らす為に!」

「そして帝国や私にラピュタを渡さない為ではなかったかね?」

 

「!!?」

 

「帝国や私にラピュタを渡さない為には石の光を鎮めれば良かったのだよ、なのに彼女はそれをしなかった、何故だね?まさか真なる王の帰還は教わって石の光を鎮める言葉は教わらなかったとでも言いたいのかね」

 

「それは……」

 

「凄いわねムスカ大佐たったそれだけの事でそこまで解っちゃうんだ、パズーにドーラ達を引き合わせて正解だったわ、あれ以上あなたと共に居たら私は目的を果たせなかったかもね」

 

「シータ!君は、君はゴンドアの谷が好きなんじゃなかったのか!? 」

 

「君は、『ラピュタがなぜ滅びたのか、私よくわかる、ゴンドアの谷の詩にあるもの

 

[土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう]

 

どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ』君はこう言ってたあれは嘘だったのか!?」

 

「嘘じゃないわ、まあ勿論ゴンドアなんて大嫌いよ、でも土から離れずともこのラピュタと共に全てを手に入れる事はできるわ」

 

「ラピュタ?何を言ってるラピュタはもう…」

「彼女の言葉をよく思い出してみたまえ、彼女は此処をガラクタの中枢と言ったのだよ」

 

「じゃあ上の城が本当の中枢なのか?」

 

「半分正解よ、上の城や財宝はラピュタ族でない者の目を眩ます為のもの、下のガラクタは真なるラピュタ王以外のラピュタ族の目を眩ます為のもの、誰かさんは『ラピュタの中枢だ、上の城などガラクタに過ぎん、ラピュタの科学は全てここに結集しているのだ』なんて言ってたけどね、そして上の城や樹は真なるラピュタ王にとっての中枢よ」

 

「不思議だと思わない?あんなガラクタだとしてもラピュタ人が造った建造物に樹の根が入り込むと思う?そんな訳無いじゃない元々この巨大飛行石と城を維持する為のものよ、そして真なる王の帰還の言葉でガラクタを棄て去るの真なるラピュタと一体となる為にね」

 

「ガラクタ…ガラクタか、一度であんな大きな破壊をもたらす物がガラクタって一体何だよ…」

「…」

 

「本当のラピュタの力はこんな物じゃないわ、この人が何故帝都中心の帝城を外して帝都近郊にラピュタの雷を落としたのか解らないけどその余波だけで帝都そのものが無くなってるわね、でも真のラピュタの雷ならあんな物じゃ済まないわ帝国そのものが無くなるかもね」

 

「真のラピュタか、と言う事は今その真のラピュタに向かってるんだね」

「そう…もう少しで到着よ、どうせだし真のラピュタを見せてあげるわ、その後に始末してあげる」

 

「真のラピュタかあの世で父さんに会ったら教えてあげようかな、父さんの見たラピュタより更にとんでもないラピュタが有ったって」

 

「…随分と余裕だな、そんなにゆっくりしてて良いのかね」

 

「「何?」」

 

「そうね余裕ね真なる王の帰還を果たしたからにはどうせこれから先私が傷を負う事なんて無いんだから」

 

「みたいだぞ、俺は余裕と言うより諦めだけどな」

 

 

 

 

「諦めるな…真のラピュタなんか見る必要などない、逃げろ少年!」

 

「何をする!!」

「逃げろと言っている!君が乗って来た船で海賊と落ち合い私がラピュタの雷を落とした帝都近郊へ急げ!」

 

「っ!?」

「帝都近郊?何故だ!?」

 

「この女の言ってた事を思い出せ、私が帝都中心の帝城から狙いを外し帝都近郊にラピュタの雷を落とした理由が解らないと言ったんだ!だがあそこにはラピュタを繋ぐ遺跡が有る!」

「何?」

 

「探索当時は古代ラピュタ時代の遺跡かも知れないという事以外何かは解らないという報告だった為私の受け継いだ情報に有るものか確証は無かったが先程この女が『土から離れず全てを手に入れる』と言った事から恐らく私の知る通りあの遺跡は真のラピュタの着陸地点だろう」

 

「多分正解ね、私達には詳細が伝わらなかったのにあなた達に伝わってたなんて驚きよ、それと探す手間が省けたわありがとう大佐」

 

「その割には初めてその遺跡の事を微かに匂わせた時も雷を落とした時もモロウ将軍以下戦艦を撃沈した時もたいした驚きが無かった様だがね」

 

「あら、そお?頑張って悲しんでたんだけど見抜かれてたのね」

「只の一般人が虐殺を見た直後に軍属の私から石を奪えやしない、ずっと機会を窺ってたと考える方が自然だよ」

 

「さあ行くんだ少年!!この女は此処では何をしても無駄だがこの女も今だけならこちらには何も出来ない!この女は私が抑える」

 

「今更何の為にそんな所へ行かなきゃいけないんだ、其処はお前が帝都ごと破壊しただろう」

「よく聞け少年、確かに私もこの女を試す為、そしてあの遺跡を破壊する為にラピュタの雷を落とし軍を壊滅させた、だがガラクタと称される兵器ではあの遺跡の破壊は不可能だろう、だがこの中枢と真のラピュタとを繋ぐ遺跡だそれ相応の飛行石が眠っているだろう、それを使えば或いは…」

 

「だけど例え残ってたとしてもラピュタ内部みたいに対となる石がないと何も出来ないじゃないか」

 

「この女はあの遺跡の事を知らなかった、王族も一枚岩じゃない、真なる王が所有する石が無くとも大丈夫かも知れん、私はラピュタ人だから調査に同行した際遺跡が反応して自分がラピュタ人だとバレる危険を犯したくなかったから詳細までは解らんがこんな所で諦めてるよりはずっと良いだろう」

 

「じゃあお前が行けば良いだろ、真なる王の帰還による光は俺には効かない、ならシータの抑えに回るのは俺の方が適任だろ、お前には攻撃的な光だし遺跡もお前の方がずっと詳しい」

 

「私は駄目だ、ラピュタを狙う他のラピュタ人や皇帝、軍、それにラピュタを地上に降ろさない為とは言え何の関係も無い人を巻き添えに何百万と殺した殺戮者だ、その罰は受けねばならん!さあ行くんだ!遺跡は直ぐ真下に有る私がラピュタの雷を落とした位置から真上にしか上がってない急げば間に合う!」

 

「行くなら行けば良いわ、どうせ今は止められないし後でゆっくり始末してあげるから」

 

「くっ、済まない、必ず、必ず遺跡を何とかしてみせる」

 

 

 

 

「後は頼んだぞ…………パズー」…どうか予想通りであってくれ…

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「えらく簡単に行かせたな」

「言ったでしょ後で始末してあげるって」

 

…!

 

「あの少年が何とかするとは思わないのかね?」

「無理ね、石も無いラピュタ族の知識も無い、そして何より真なる王を害する事は同じラピュタ族でもラピュタの遺産でも無理よ」

 

「これを見てみなさい、石の色が変わりつつあるわ」

「!?色が赤みを帯びてきている」

 

「これは真のラピュタに近づいてる証拠よ、本当のラピュタを御するには真紅となった石が必要なのよ、今はまだほんのり赤いだけなんだけど近付くにつれ真紅となっていくわ」

 

 

パズー、急げ…急いでくれ!

 

 

「さて、色が変わってきたって事は真のラピュタも見える頃かしら?」

 

!!「なんて大きさだ…あんな大きな物今まで一体何処に…」

 

「本当の中枢が大きいからって地上から見える訳無いでしょ、あれが見えてるのはこの石のお陰よ、でもこれが真なるラピュタか凄いわね、あなたのお陰で帝都近郊は更地だけどこれを降ろすにはまだ足りないわね、さあ真のラピュタも見た事だしそろそろ始末してあげるわ、今のこの石の色でも向こうに居る人形を使役出来る筈、此処までねサヨウナラ…ムスカ」

 

 

!?

 

「何故だ?何故反応しない!?此処まで近付いたら人形の一体くらい使役出来る筈?それが何故何も起きない!」

 

 

「石をよく見るんだな」

 

!!?

 

「石が、石の色が抜けて…何だこれは!!赤から青になるなら解るが色が抜けて透明になっていく…」

 

「残念だったなお前は此処で私と死ぬのだよ」

 

「一体何をした?何故お前ごときが真なる王である私の石にこの様な事が出来る…答えろ!!」

 

 

「私は何もしていないさ、したのはお前と少年…パズーだ」

 

「私とパズーだと?」

「そうだお前は誰と真なる王の帰還を唱えた?」

 

!!!?

 

「しまった!お前がパズーを行かせたのは!!」

「そうだ、帝都近郊の遺跡など当てになどしてない、パズーには悪いが彼に現状を打破する力が有るとも思ってなかったさ、だが鍵はやはりパズーだったか…真なる王の帰還を唱えたが帰還する者が片方だったらどうなる?石はその言葉が果たされたと思うか?」

「ムスカ貴様~!」

 

 

「パズーが残された最後の船で此処を出た、その石には力はもう有るまい、その石と対をなす巨大飛行石も同様に力を喪いお前は真のラピュタには辿り着けずガラクタと称する中枢も無い、人形も操れないしまだ先の事だろうが墜落する前に地上に降りる術も無い、君は此処で、この天空の檻で朽ち果てろ、勿論私も付き合ってやる」

 

「こんな、こんな筈じゃ…こんな事あってたまるか~!!!」

 

 

 

 

 

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