幻想郷で死に戻る俺は   作:せかいちっ!

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百六十八話 問題は増え続け〜dangerous gaffe.

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「博麗神社……ここがですか?」

 

 

「はい、此処です」

 

 

一難からなんとか逃げ出し、博麗神社へと辿り着く。

 

 

「大きいですね」

 

 

「……守矢神社の方が大きいと思いますが」

 

 

「そうでは無くて……」

 

 

「妖気……は逆だな気とかオーラみたいなものだろ?」

 

 

「ああそう。そんな感じです!」

 

 

「オーラ?神様が凄いみたいな?」

 

 

「いや、神様むしろいんの?ってくらい感じないぞ」

 

 

「えぇ……」

 

 

本当にこの神社大丈夫なのか?

 

 

「だからこそ、守護してる巫女の力が顕著に分かります」

 

 

「あー……確かに霊夢さん強いですし」

 

 

「それだけでも無いんですけどね」

 

 

「そうなんですか?」

 

 

「色々と……負けていますね。頑張らないと」

 

 

「来たばかりですし、どうとでもなると思いますが……」

 

 

「そうですね、守矢の巫女としていずれ超えてみせます!」

 

 

「何か聞き慣れない単語が聞こえたんだけど?」

 

 

「あっ霊夢さん」

 

 

「……参拝客かしら?」

 

 

「いえ、違います」

 

 

そう言うと少しだけ俯いた後、話を続ける。

 

 

「……巫女志望?生憎ウチは募集してないけど?」

 

 

「巫女志望でも無いですね……」

 

 

「だったら何よ?忙しいのよ」

 

 

「魔界に用がありまして……」

 

 

「……誰から聞いたの?」

 

 

先程までの面倒臭そうな表情は変わり真面目になる。

魔界の存在すら知らなかったし……そりゃ秘密にされてるよな。

 

 

「……地底に封印されてた妖怪達が言っていました」

 

 

流石に文さんの名前は出さずに答える。

嘘は……言ってないしな。

 

 

「地底の妖怪……なんでそんな事は今はいいか。何があったの?」

 

 

「……それは」

 

 

「そこからは私が説明しますよ」

 

 

「えっと人間……にしては何かおかしいような」

 

 

……誰だこの人?

見たことあるような……無いような。

 

 

「ぬえさんですよ」

 

 

「……え?」

 

 

早苗さんからそう告げられたが、ぬえさん!?

ただの女の子にしか見えないんだけど……

 

 

「……この前の異変ってあったじゃ無いですか?」

 

 

「……確か結界異変だったっけ?」

 

 

「そうそうそれです」

 

 

誰だこいつ、ぬえのわけないだろ……

 

 

「それで、その異変がどうだったの?」

 

 

「その異変で世間が大騒ぎになったじゃないですか」

 

 

「まあそうね、六十年周期の大異変らしいもの」

 

 

「……そんなやばい異変だったのか?」

 

 

「何か言ったかしら?」

 

 

「いえ……別に」

 

 

「……まあいいわ。それで、その異変がどうしたのよ」

 

 

「簡単に言うと。地上でそれだけ問題になった異変と言う事で、地底もかなりの問題になったんですよね……それこそ封印に目が行かないくらいに」

 

 

「……つまりは異変が起きて地底が怠慢したと」

 

 

「ええそ……いやいや。地底もやる事はやりました」

 

 

今肯定しかけたよな……俺の方見て慌てて訂正したけど。

 

 

「ふーん。それで地底の封印が解けたのが原因と」

 

 

「そいつらが魔界で封印されている奴の封印を解こうとしてると聞いて……行かないとって」

 

 

「それは確かにまずいわね……」

 

 

「そう言う事です。だから止めに行かないとって……」

 

 

「言いたいことは分かった。ただなんでただの人間がどうにかしようとしたの?」

 

 

「だってどうすればいいのか分からなくて……」

 

 

泣きながら彼女は訴える。

いやだから誰だよこいつ……

 

 

「はあ……ちょっと待ってなさい」

 

 

そう言うと霊夢さんは神社の中へと戻って行く。

それを見て少女はほっと一息つく。

 

 

「はー……めんどくせ」

 

 

「ぬえだ……」

 

 

「なんだよ」

 

 

「いや……らしく無いなと」

 

 

「勝てるとは思うが、わざわざ戦う意味も無いしな」

 

 

「意外と消極的なんだな」

 

 

「だからこそ鵺は平安で名を轟かせたんだよ」

 

 

「それは……なるほど」

 

 

確かに鵺って妖怪の話は聞いた事あるが、名前だけだと思っていた……

 

 

「ただ私のお陰でどうにかなりそうだろ?」

 

 

「そうか?」

 

 

「だってあの巫女もお涙頂戴で協力気味だ。楽してムラサ達を止められるだろ」

 

 

「ならいいが……何もなければいいな」

 

 

「フラグ建てんな」

 

 

ぬえに怒られていると霊夢さんが帰って来た。

本当に戦闘準備しているようだ。

 

 

「……これでよしと」

 

 

「霊夢さん……それは?」

 

 

予想は既に付いているが念の為聞いておく。

これで違うとかだったら困るし……

 

 

「魔界に行くわ。流石にそれは私がどうにかしないといけないから」

 

 

「じゃあ俺達も」

 

 

「邪魔よ。私だけでいいわ」

 

 

「……分かりました」

 

 

流石に霊夢さんなら大丈夫だよな……

そう信じるしか無いな。

 

 

「……でも神奈子様に何もせずに帰ったと言うのも」

 

 

「……そう言えばそうね」

 

 

「どうしました?霊夢さん」

 

 

「アンタよアンタ。なんでそんな服着てるの?」

 

 

「それは巫女だからですが……」

 

 

「巫女?博麗神社では募集してないって言ったけど」

 

 

「申し遅れました。私は守矢神社で風祝をしています東風谷早苗と申します」

 

 

「風祝……巫女ねそれで守矢神社……」

 

 

「新しく妖怪の山の頂上に建ったんです」

 

 

「ちょっ早苗さん……」

 

 

それは絶対言ったらまずい奴だって……

 

 

「へえ……妖怪の山にね」

 

 

「あの……霊夢さん」

 

 

「それって異変よね?」

 

 

「異変は……魔界で……」

 

 

「妖怪の山で異変ね。博麗神社以外の神社が出来たと……」

 

 

これは……まずいやつだ……

 

 

「予定変更。妖怪の山に向かうわ」

 

 

「ちょっと待ってくださいってば……」

 

 

「待たない」

 

 

そう言いながら妖怪の山に向けて飛んで行く。

 

 

「え?え?」

 

 

「早苗さん、急いで守矢神社に戻りますよ!!」

 

 

「ちょっとどう言う事だ人間」

 

 

「それどころじゃ無いんだよ。流石にこれはまずいって」

 

 

「アレと戦う気か?」

 

 

「分からないけど……急がないと」

 

 

「ああもう分かった。終わったらすぐ行くかんな!!」

 

 

暴走してしまった霊夢さんを放置出来ない……止めれるか分からなくても流石に放置は出来ない。

二つの異変……どちらも放置出来ない状況に少し辛さを感じた。

絶対に両方とも……惨事を起こさせない。

 

 

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to be continued

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