幻想郷で死に戻る俺は   作:せかいちっ!

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百九十一話 平和な日〜peac days.

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一日が過ぎた。何も起きない、平和なのだが……

 

 

「本当にいいのかこれで……」

 

 

一応神社の掃除等はしたが、入ったりしてはならない場所や触れてはいけないものなども多そうであまりしっかりとは出来なかった。

そのため、予想以上に早く終わり手持ち無沙汰である。

 

 

「やること無くなったな」

 

 

日本人と言う性質に加え、今までの激動のせいで何もしないで良いのかと不安になる。

 

 

「zzz」

 

 

霊夢さんは寝ている。一応昼過ぎの筈なんだけどな……

起こすのは怖いから起こす事はしないけど。

 

 

「……何か起きないものか」

 

 

非日常が起きれば日常を望むなんて話はよく聞くけど。結局自分は非日常を求めている。

改めてじっとしていられないんだなと。

 

 

「……少しだけ」

 

 

「おい、ダメって約束だろ?」

 

 

「あれ?魔理沙さん?」

 

 

頭上から声がして見てみると魔理沙さんが居た、いつの間に……

 

 

「休んでろって話だろうよ」

 

 

「落ち着けない性格でして……」

 

 

「分からなくもないが、だからってこっちがする事増やされても困るんだが?」

 

 

「それは……確かに」

 

 

子供じゃないんだから我儘言わずに大人しくしていろって話だが、それでも何も無いのは辛く思う。

 

 

「まあ私なら絶対に我慢しないだろうけどな」

 

 

「えぇ……」

 

 

「分かるだろ?」

 

 

「まあそれは……」

 

 

絶対に魔理沙さんは我慢しない。それは分かる。

 

 

「そのうち他の面子も来るだろうから我慢しろな」

 

 

来てくれはするようで安心した。完全に放置される可能性まで考えていたし。

 

 

「ああ、一応お前達が魔界で戦ってた奴も来たがってたけど」

 

 

「聖さん達ですか」

 

 

何も報告が無い以上は問題行動は起こしていないようだ。まあ数日で起こす事はまず無いだろうが……

 

 

「結局聖さん達は大丈夫なんですよね?」

 

 

ただ念のため魔理沙さんに尋ねる。

信じていても気になるものは気になってしまうのだ。

 

 

「ああその事なんだが……」

 

 

魔理沙さんはあまり良い顔をしていない。

まさか何かあったのか?

 

 

「……霊夢は居ないよな?」

 

 

「寝ていると思いますが……まずい事でも?」

 

 

「ああまずい」

 

 

「そんな……」

 

 

考えが浅はかだったか?

兎に角それならどうにかしないと……

 

 

「ああ暗い顔すんな。そう言う意味じゃねえ」

 

 

「そういう意味じゃない……?」

 

 

だったら何が起こっているのだ?

 

 

「お前が博麗神社に降ろされた後、船のまま人里についてだな……」

 

 

「ああ。それで問題に……」

 

 

「いや逆だ。多くに人間の興味を惹き、信者になってる人が多いな」

 

 

「え……」

 

 

それはそれで驚きだ。もう影響を及ぼしているのか……

 

 

「それに加えて」

 

 

「加えて?」

 

 

「守矢」

 

 

「守矢……」

 

 

色々と察した。そりゃ霊夢さんを気にするわけだ。

 

 

「八坂神奈子、洩谷諏訪子……思った以上に二柱ともヤバいな。妖怪の山の妖怪達だけじゃなく地上の人間達もだいぶ信仰してる」

 

 

「……博麗神社は?」

 

 

「言う必要あるか?」

 

 

「……」

 

 

何故こんなに差が出るんだろうな……

博麗神社は歴史ある上に今までは別宗教もそこまでだったのに……

 

 

「まあこればっかりは変わりっこ無いな」

 

 

「そうですね……」

 

 

早苗さん達も間違いなく張り切るだろうし更に寂れ……いや0だしこれ以上は無いか……

 

 

「霊夢もやる事すればいいんだろうけどなあ」

 

 

「……してどうにかなるんですかね?」

 

 

「いや、ならないと思うな」

 

 

「……ですよねえ」

 

 

「なんというか……博麗神社はそういうもんなんだ」

 

 

「そういうもんって……」

 

 

「霊夢自身が変われば多少は変わるかもだが……変わるは変わるで他に問題起きそうでな……」

 

 

「だったら守矢神社などで色々と聞いてくるとか……」

 

 

「霊夢がやると思うか?」

 

 

「……いえ」

 

 

この前魔界の異変以上に速攻で守矢へと向かったわけだし聞くわけないと思う。

と言うかこの話聞いたらまた襲撃しそうだ。

 

 

「まあだから、実際の話この件はどうしようもないな」

 

 

「そうですね……逆に他の神社に寛容になられても怖いですしね……」

 

 

聖さんの様にいつもニコニコしている霊夢さんを浮かべる。恐怖で身体が震えた。

 

 

「だから霊夢には貧乏で居てもらわないといけないわけだ」

 

 

「それはそれでどうかと思いますが……」

 

 

「でも霊夢が貧乏辞めたら何起こるか分からないしな」

 

 

「そう言われると……悲しい事ではありますが」

 

 

「いいんだよ。貧乏巫女って言ってればな」

 

 

「……バレたら怒られますよ?」

 

 

「大丈夫大丈夫。この時間に霊夢が起きてるわけ無い……」

 

 

「魔理沙さん……?」

 

 

その表情から嫌な予感が汲み取れる。正直後ろを向きたく無い。

 

 

「おい後ろ……」

 

 

「……」

 

 

察している。だから向きたく無いのだ。

しかし圧を感じてゆっくりと振り向く。知っていた。

 

 

「だいふ楽しそうな話ね?」

 

 

「いや楽しそうな事してたの魔理沙さんだけですよ……」

 

 

弁明しようと魔理沙さんの方を向くが箒に乗って飛び始めている。

 

 

「あっちょっま」

 

 

「それじゃあな。私は帰るぜ」

 

 

「押し付けて逃げないでくださいよ!?」

 

 

「そういや買った魔導書は既に貰っておいたから心配いらないからな」

 

 

「ちょっと本当に自由過ぎるううううう」

 

 

最後に衝撃の言葉を残されながら猛スピードで去って行った。

さて……後ろを向きたく無い。

 

 

「魔理沙は……後にしましょうか」

 

 

「ボクヒガイシャデス」

 

 

「……それを決めるのは私でしょ?」

 

 

「かもしれないです」

 

 

結局、乗ってしまった自分も自分だったため抵抗を諦めて叱られる事を決めた。

不満はあったものの、翌日神社で吊るされた魔理沙さんを見て本当にマシだと思い知らされたのであった。

 

 

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to be continued

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