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博麗神社、ここに多くの人間達が集まっていた。
「霊夢。結局どうなんだ?」
いの一番に訪れた魔理沙が尋ねる。
「……正直信じたく無かったけどね」
「って事はまさか……」
「ええ。文からの報告で鬼の姿が確認されたらしいわ」
「はぁ……」
「魔理沙、どうしたの?確かに面倒だしやりたく無いけどアンタは喜んでやるタイプじゃない?」
「いやそうじゃなくてな……」
「じゃあ何よ」
「地上に鬼が出るのも意味分からないし、それを当てた人間もなんというか……なんだかなあって」
「ほんと、出鱈目だらけよね」
「小野寺君ですし、なんでもありなんだと思いますよ」
「いや、そう言われても困るんだが……」
「彼の事は今は大事では無いです。今は先に対処でしょう」
「そうね……此方もそこまで多いわけでは無いものね」
霊夢は周囲を見る。魔理沙と早苗とアリス。それに裏方として文がいる。
正直、敵の量が分からない為足りているとは言い辛い。
「普段から人間と交流があるアリスを除いて、人間じゃなきゃダメなのは分かるけど……それでもキツイわね」
「いやはや……これは命蓮寺の皆に協力を要請するしか無いでしょう」
「嫌よ」
「霊夢?」
「商売仇に協力なんて言うわけないでしょ」
「あのな、霊夢そんな事言ってる場合じゃないだろ」
「それに、そこまで信用してないのよ」
「そうか?人里で信頼されているようだが」
「つい最近異変が終わって人里に来たのに、またすぐ異変が起きた。こんな頻繁に起きる筈なんて無いのに……関係してないと思えないのよね」
「考え過ぎだろ」
「それなら良いだけよ。どっちみち頼る気は無いわ」
「そうか。分かったよ」
「霊夢さん、そろそろ」
「分かったわ。行きますか」
人里へ向けて、人里を守る為に準備する。
「小野寺君達は大丈夫ですかね……」
「信じるしか無いわ。彼が頑張って来ても地上が大惨事じゃ意味が無いもの」
「アリスさん……そうですよね」
「大丈夫よ。ちゃんとこなして彼の帰りを待ちましょう」
「はい!」
そのまま皆人里へと向かう。
当然まだ何も起きていない。
「ここから、地底へ向かうわそれで鬼達と会うでしょうし」
「それは良いんだが……地底ってどう行くんだ?」
「……あれ?」
「霊夢……まさか?」
「いやいや、アリス……貴女は」
「地底に行ったって散々聞かされただけよ」
「早苗……」
「妖怪の山に通じる道はあるとは聞きましたが……詳しくは分かりません」
「文なら分かるだろうけど……」
生憎と文は今は居ない。もしかしてやらかしたのだろうか?
「嘘だろ……どうするんだよこれ」
「……迎撃準備を整えて」
「ダメに決まってるでしょ。人里巻き込むわよ」
「そうよね……」
「そう言う準備も必要だろうが、なんでこんなうっかりなんだよ」
「普段は異変起きてから動くから場所が分かるのよ」
「今回はそれが手遅れだろうよ……しゃあない全員で情報収集だ」
「そんな暇……」
「それしかないからだろ……」
「うぐっ……」
霊夢も渋々従い全員で手分けして探し始めた。
しかし、状況はよろしくない。
「まあ……そりゃ知らないわよね」
「慧音も曖昧だと言うと……こりゃ文を探すしかないか……?」
「……いえ、霊夢さん。まだ行ってない場所が」
「早苗、何処かあったかしら?」
「命蓮寺ですよ」
「早苗、忘れたとは……」
「それしか方法が無いなら仕方ないですし、何より私はあまり聖さん達が関わっているようにも思えないんですよね」
「そう言えば、あんたは確かに会ってたわね」
「私も会ってはいるわ」
「ああ、異変に関わっていたわね。それでアリスはどう思うの?」
「妖怪と人間の共存。言うのは簡単だけど本気で実現しようと思ってたわ」
「……」
「危険だと思う……けど信じたい気持ちも同時に強かったの。それだけ全力さを感じたわ」
「そう、似た意見なのね」
「霊夢は会ったこと無いだろうから不安だろうけど、少なくとも私は彼女……聖白蓮は関わってないと断言するわ」
「そりゃ良い意見だな。霊夢、どうするんだ?」
「ううううう……分かったわよ!!」
少し怒り混じりの声を魔理沙にぶつける。
そのまま御幣を命蓮寺方向へ向ける。
「行くわよ!さっさと行くわよ。何も無ければ承知しないんだから!!」
霊夢は腹を括り、命蓮寺へと突っ込んで行き他のメンバーも後に続いたのであった。
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to be continued