メインは防振りの方なので投稿頻度は......ね?
ボクはただ創ることしか出来ない神様。
他の神様達が持っているような圧倒的な力や優れた知性を持っていない。
ああ、それなら
────ボクはただ創り続けるだけだ
僕の名前は■〇 □。しがない高校生だ。趣味は........特に無い。強いて言えば新しく何かを生み出すことだろうか。今までにも多くの物を作ってみた。
しかし、そんな僕の日常は悲しいぐらいに充実していない。
仲のいい友達も居なければ、共に笑ったりする家族も居ない。
(なんか良いことないかな.....)
そんな事を思いながら登校していた今日。
僕は死んだらしい。
何故らしいかって?
目の前に土下座して僕に謝っているThe 神様みたいな女性がそう言っていた。
「あの.....もう顔を上げてください」
「いえ、そんな訳には....!」
「ええぇ.....」
土下座している女性はすごく綺麗で、僕はこんなに美人な人に初めて会ったこともあり、すごく気まずかった。
僕がどうしたら顔を上げてもらおうと考えていると、目の前の女性がやっと顔を上げてくれた。
「あの....私を怒らないんですか?」
「怒るも何も.....僕は何も知らないですし」
「あっ....そうでしたね。では、事情を説明させていただきます」
「よ、よろしくお願いします」
とりあえず僕は彼女から説明を受けた。
彼女から聞いたことを纏めると、こうなるだろうか。
僕は登校中、信号無視した車に撥ねられた。しかし、それはこの神様のミスで、本来僕は老衰で死ぬ運命だったらしい。そして、彼女は謝罪のために僕をここに呼んだらしいが、ここでも彼女はミスしてしまい、本来輪廻に帰る予定だった僕の魂は元の世界に帰れなくなった。
「──ということでいいですか?」
「はい.....」
「それじゃあ、僕はこの後どうすればいいですか?」
「え? 怒らないんですか?」
「誰でも間違うことはありますし、元々今の人生に期待してなかったですし」
これは本当のことだ。学校にも私生活にも僕を生きようと思わせてくれるものはない。────ああ、そういえば、一つだけ......たった一つだけあった。
「貴方には今まで生きていた世界には帰れません。なので、別の世界への転生へとなります」
「分かりました。.......一つ、いいや二つだけ、お願いがあるのですが」
「なんでしょう?」
「次の生では何かを生み出す仕事がいいです」
「好きですもんね。それで、二つ目は?」
「次の生では今生の記憶を消して欲しいんです」
「.....いいんですか?」
「はい」
別に今までの人生に忘れてはいけないことなんて無いし、後悔も無い。いっその事新しい人生にこんなつまらない記憶を持っても、きっと僕は人生を謳歌できない。
「では、よろしくお願いします」
「.....分かりました。では、私の前に」
「はい」
僕は彼女の前に立つ。彼女は僕の顔に手を添え、小さくボソボソと呟いた。すると、浮遊感を感じると視界が白に染まっていき、数秒後全て白に染まった。
「これで準備は終わりました。......貴方の人生に、良き運命があらんことを」
ここで僕の意識は途絶えた。
(次の人生は好きなことを精一杯して楽しもう。それが、君への.....)
「今頃では神様転生とか流行って、転生特典とかいってチートやらを貰う作品が増えてますけど.......あの子は特にそういうのは無かったですね。......なら、私からプレゼントです。次の生ではうんと
「んん......ここは、どこ?」
目が覚めれば何も無い空間に寝そべっていた。体を起こし、辺りを見回しても何も無い。
「痛っ」
ふと、立ち上がってみようとすると酷い頭痛がした。しばらくは座ったままでいよう。
「
ボクについて思い出そうと思っても何も、何も思い出せない。自分の生まれも、誕生日も、年齢も、名前も、何もかも。
「ボクの名前.....まあ、いいか。そんなことより
ボクは使命感に燃えていた。いや、使命感というよりも......願い。そう、心の底から創造したいと願っている。
「まずは何を創ろうか。......白っていうのも殺風景だな」
ボクの居る空間は全てが白に包まれている。壁があるのか、それとも無限に続いているのか分からない。しかし、真っ白というのも寂しい。
「平原とかいいかな?創造『平原』」
瞬間、ボクの周りが青く光った。光は一瞬で止み、周りを見渡すと緑が広がる草原が広がっていた。
「すごい......これがボクの能力。じゃあ、創造『家』」
ボクの前が青く光り、収まる頃には立派な屋敷が建っていた。玄関から中に入って内装を確認したけど、五人ぐらいは住めると思う。
リビングにあるソファに座り、虚空を見つめる。
「.......寂しいな」
大きい屋敷にひとりぼっち。かなり寂しかった。
どうしようか考えてみると、ボクの頭に一つの案が浮かんだ。
「やってみるか......」
生命の創造。命あるものをボクは創れるのだろうか。ボクは検証も含めてやってみることにした。
「家族になるんだし、息子や娘になるんだろうか? 創造『家族』」
「よろしく! 兄様!」
「あの、よろしく....お願い、します。兄さん」
ボクの前に二人の小さい子供が現れる。
明るくボクに挨拶する活発で元気な女の子。
緊張しているのかオドオドしながら挨拶をする男の子。
兄呼びは気になるが、この子達がそう呼びたいのなら兄でもいい。ボクはなるべく怖がられないよう笑顔で話しかける。
「よろしくね。ボクの名前は.....無かったんだった。それじゃあ、一緒に考えようか。みんなの名前」
「うん!」
「分かり...ました」
机を囲んでしばらくみんなの名前を考えているが、余りいい名前を思いつかない。
「ん〜........そうだ!
「いいね。じゃあ、名字は天宮に決定だ」
「........」
「どうしたんだい?」
男の子がモゾモゾしているので声をかけてみる。すると、男の子はパッと笑顔を咲かせて言う。
「あ、あの! 兄さんは
「いい名前だね。使わせてもらうよ。ボクの名前は天宮 蒼輝だ。」
「はいはーい! 私、君の名前思いついたよ!
「黒兎....天宮 黒兎.....気に入った.....!」
ボクと黒兎は決まったけど、女の子の名前は決まっていない。どうしようかと悩んでいると、いい名前がおりてきた。
「
「琥珀.....うん! 気に入った! 今日から私は天宮 琥珀ね」
「うん、君の目の色と同じだ。似合ってるよ」
「えへへ〜、そう?」
琥珀は照れて笑っている。顔立ちがとても良いためすごく絵になっている。
その後、一緒にご飯を食べて寝ました。
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