エターナルメモリを受け継ぐ者 改   作:tatuo

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エターナルVSブルー・ティアーズ

クラス代表決定戦当日、夏己と弾はアリーナの待合室に居た。

 

「最初は俺とセシリアで、次が弾とセシリアかよ。」

 

「最後は俺と夏己って。高みの見物をする気か?」

 

「あの性格じゃあそうだろ。どっちが弱いか鼻で笑って見るのかもな。」

 

「言えてるな。」

 

試合の形式は最初は夏己とセシリア、次に弾とセシリア、最後は夏己と弾の組み合わせだった。

 

「そういや克己さんには代表候補生と戦う事は話したんだろ?」

 

「ああ、名前まで言ったら調べてくれたよ。セシリア・オルコット。名門貴族のお嬢様で小さい頃に両親を亡くして、親の遺産を守るために必死に頑張ってたんだとよ。けどそれがあいつを女尊男卑に染めた原因でもあるって兄さんは言ってたよ。」

 

「どういう意味だ?」

 

「汚え大人、特にそういう男たちを見てきたから、そんな奴らに遺産は渡さない。セシリアが代表候補生になったのはそれも理由だ。」

 

「I Sの力に頼る程か。」

 

弾は克己が調べてくれたセシリアの情報を知り、少しだけ複雑な顔をしていた。

 

「でも、今のあいつは足掻く事をやめた。」

 

「?」

 

「今を足掻く事をやめた人間に俺は負ける気はない。」

 

夏己は拳を握りしめた。

 

「大道君。準備はいいですか?」

 

待合室に真耶が来て、準備はいいかと聞いてきた。

 

「いつでも行けます。じゃあ行ってくるな。」

 

「あいつの鼻をへし折ってやれ。」

 

夏己と弾はハイタッチをし、夏己はアリーナに向かった。

 

「あれ?大道君。I Sは展開しないんですか?」

 

「アリーナでやります。どんな姿は見てのお楽しみですよ。」

 

夏己は真耶にそれだけ言い残した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリーナに着くと、空中に第3世代I S「ブルー・ティアーズ」に搭乗したセシリアが待っていた。

 

「来ましたわね。」

 

「言い残した事はあるか?」

 

「そんなものは必要ありません。それよりI Sを展開しないのですか?」

 

「俺のはI Sなんかじゃない…俺のは、仮面ライダーだ…!」

 

夏己はロストドライバーを着けて、エターナルメモリを起動させた。

 

「エターナル!」

 

「変身!」

 

「エターナル!」

 

夏己はエターナルに変身し、エターナルはエッジを構えた。そしてそれと同時に試合開始のブザーが鳴った。

 

「ふ、フルスキンのIS!?ですがこのブルー・ティアーズの前では!」

 

セシリアはブルー・ティアーズの装備で高出力のレーザーを撃てるレーザーライフル「スターライトmk I I I」を構えてレーザーを撃つが。

 

「無駄だ。」

 

エターナルはエターナルローブでレーザーを防いだ。ローブには一切の傷がついてなかった。

 

「な、なんなんですかそのマントは!?」

 

「その程度の攻撃は効かないって事だ。これで終わりか?」

 

「ク、あなたの事を侮っていたようですわね。いいですわ。こちらも本気で行かせてもらいます!」

 

ブルー・ティアーズから4機のピットタイプの誘導兵器が展開され、ピットはエターナルに向かってレーザーを撃ち始めた。

 

「あの I S、装備はあのナイフ一本だけみたいですわね。わたくしに近づけない以上勝ち目はありませんわ!」

 

「ナイフでも遠距離攻撃は出来るんだよ。」

 

エターナルはレーザーを避けながらトリガーメモリを起動させた。

 

「トリガー!」

 

エターナルはエッジにトリガーメモリを挿れた。

 

「トリガー・マキシマムドライブ!」

 

エターナルはエッジから青い光弾を撃ち、ピットを全て撃ち落とした。

 

「ピットが!?ですがそのISは飛行能力がないみたいですわね!」

 

「誰が飛べないって言った!」

 

エターナルはバードのメモリを起動させた。

 

「バード!」

 

エターナルは腰のマキシマムスロットにバードのメモリを挿れた。

 

「バード・マキシマムドライブ!」

 

バードのメモリ、始祖鳥の力でエターナルは飛行能力を得て空を飛び、ブルー・ティアーズに近づいた。

 

「かかりましたわね!ピットは後2機あるのですわよ!」

 

ブルー・ティアーズからピットの残りの2機が展開され、ミサイルを撃ったが。

 

「だからそれが何なんだよ!」

 

エターナルはエッジから真空刃を放ちミサイルを斬った。

 

「今度はこっちから行くぜ!」

 

エターナルはさらに高く飛行し、ブルー・ティアーズの真上に出た。

 

「!?」

 

「ユニコーン!」

 

エターナルはユニコーンメモリを起動させて、マキシマムスロットに挿れた。

 

「ユニコーン・マキシマムドライブ!」

 

「落ちやがれッ!」

 

エターナルはユニコーンメモリで強化されたパンチをブルー・ティアーズに叩き込み、ブルー・ティアーズはその1発で地面に叩きつけられた。

 

「何なのですか…あの強さは…」

 

セシリアはエターナルの感じた事もない圧倒的な強さに威圧感さえ感じていた。それもそのはずだった。ブルー・ティアーズはユニコーンメモリによってかなり破損していたから。

 

「このエターナルの力はこんなものじゃない。」

 

着地したエターナルは次にナスカのメモリを起動させた。

 

「ナスカ!」

 

「本当の高速、いや音速を見せてやる。」

 

「ナスカ・マキシマムドライブ!」

 

ナスカのマキシマムドライブが発動した事でエターナルは超高速が使え、エターナルは超高速でセシリアに攻撃を入れた。

 

「は、速い…いえこれはもはや…」

 

セシリアは自分はエターナルに対して何も出来ない。いや自分は負けるとさえ悟った。

 

「どうだ?散々馬鹿にした男に手も足も出ない気分は?」

 

超高速を解いたエターナルはエッジをセシリアに向けながら聞いた。

 

「教えてやる。お前が俺に勝てない理由を。」

 

「何ですか…」

 

「お前はな、足掻く事をやめた。それが敗因だ。」

 

「足掻く…?」

 

「お前は親の遺産を守るために必死だった。そして専用機を手に入れた。けどその瞬間からお前は足掻くのをやめた。自分にはもう明日があると思ってな。」

 

「明日…?」

 

「だけど俺は違う。力を得たって足掻く事はやめない。自分が求めた明日が欲しいからな。…明日どうなるかなんて誰にも分からない。明日と過去は違う。過去は変える事も取り返す事も出来ない。けど明日は違う。誰にも分からない未来だからこそ、足掻いて自分が求めた明日が欲しいんだよッ!」

 

「……。」

 

セシリアは夏己の言葉に何も言い返せなかった。

 

「無駄話はここまでだ。終わりにする。」

 

エターナルはジョーカーメモリを起動させた。

 

「ジョーカー!」

 

「セシリア・オルコット。いつまでもバカげた考えを持つと、明日には足元をすくわれるぜ。」

 

夏己はセシリアに忠告をし、マキシマムドライブを発動させた。

 

「ジョーカー・マキシマムドライブ!」

 

「ライダーキック!」

 

エターナルの右足に紫色の炎が纏われて、エターナルは走り出してブルー・ティアーズにライダーキックを放った。そして、その一撃でブルー・ティアーズは解除され、エターナルは勝利した。

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