エターナルメモリを受け継ぐ者 改   作:tatuo

15 / 46
セカンド幼なじみ

「クラス対抗戦?」

 

「そう!クラス代表が他のクラス代表と試合するの!」

 

次の日、夏己たちはクラス対抗戦の事をクラスメイトから聞いていた。

 

「そう!それに勝てば食堂のスイーツ券が貰えるのよ!セシリア!頑張ってよ!」

 

クラスメイトたちはクラス対抗戦に勝てば、食堂のスイーツ券が手に入るため燃えていた。

 

「それに専用機を持ってるのはウチのクラスと四組だけだしね!」

 

「その情報古いわよ!二組も今日から専用機持ちがクラス代表になったのよ!あたしは凰鈴音。あたしがクラス代表になったからには負けないからね!」

 

 

「ゲッ!」

 

「マジかよ!?」

 

入口に小柄な生徒がカッコつけながら言ってきたが、夏己と弾はその生徒を見て、慌てて机の下に隠れてしまった。

 

「何で鈴が!」

 

「分かんねえよ!それにあいつ、お前が一夏の名前を捨てた事を!」

 

生徒の名前は凰鈴音。夏己が一夏だった時のセカンド幼なじみだったが、鈴は真実を知らなかった。そして、鈴は二人が隠れてる場所を見た。

 

「何隠れてるのよ!いt…え!?」

 

生徒は名前を言おうとした瞬間、宙に浮いた。

 

「誰よ!あんたたち!」

 

鈴の後ろには堂本と芦原がおり、鈴は堂本のロッドで浮かされていた。

 

「ナイス!堂本さん!」

 

夏己と弾はすぐに机の下から出て、鈴の元に行き、すぐに鈴を連れてどこかに行った。

 

「何だったんだ?」

 

「さあ…?」

 

箒とセシリアは四人の行動を唖然と見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴は屋上まで連れてこられて、そこでロッドから降ろされた。

 

「痛ったいッ!何よいきなり!」

 

「うるせえッ!ウリ坊チビッ!」

 

「チビ…チビって言ったわねッ!」

 

堂本と鈴は一触即発状態だった。

 

「ストップ!ストップ!堂本さん、ここからは俺と弾だけで話します。」

 

夏己が堂本たちを止めて間に入った。

 

「一夏!このおっさんたちは誰よ!何で二人以外に男性が居るのよ!」

 

「俺と夏己の護衛だ。」

 

「護衛?」

 

「俺たちは初の男子入学者。だから護衛がついたんだ。それと鈴、久しぶりって言いたいところだけど、俺はもう一夏じゃない。」

 

弾が堂本と芦原の事を凛に話し、夏己が続くように説明して、さらに自分は一夏じゃないと話した。

 

「はあ?何言ってんのよ!あんたは!」

 

「鈴。それ以上言わないでくれ。夏己のためにも。」

 

「弾!あんたまで何言ってるのよ!それに夏己って!」

 

「色々あった。それだけだ。もうすぐ授業が始まるから戻るぞ。」

 

夏己と弾は屋上から出ようとする。

 

「待ちなさいよッ!まだ話は!」

 

「さっさと教室に戻れ!」

 

堂本は再び鈴の制服の襟にロッドを入れて鈴を浮かした。

 

「こら!降ろしなさいよ!」

 

「後で果物やるからよ。芸はしなくていいからな。」

 

「あたしは猿じゃないわよッ!」

 

「…猿女。」

 

堂本と鈴はコントみたいなやり取りをし、芦原は一言だけ呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼食時、夏己と弾は食堂に向かうと。

 

「待ってたわよ!」

 

そこには仁王立ちした鈴が待っていた。

 

「懲りない奴だな。」

 

夏己は困り顔をしながら注文した料理を取り、テーブル席に座った。

 

「さっきはあのおっさんたちに邪魔されたけど、今度はちゃんと話せるわね!」

 

鈴は別のテーブル席に座ってる堂本たちを睨んだ。

 

「聞かれても何も答える気はない。それは弾も同じだ。」

 

「はあ!弾も!?」

 

「ああ。俺も答える気はないからな。」

 

二人は昼食を食べながら、何を聞かれても答える気はないと返した。

 

「まあ、どうしても知りたいなら、今度行われるクラス対抗戦に勝ったら話してやってもいいぞ。」

 

「…言ったわね?上等よ!クラス対抗戦、楽しみにしてなさい!」

 

「一つ言っておくが、クラス代表は俺でも弾でもない。後ろに居るセシリアだ。」

 

夏己は後ろのテーブル席に座っていたセシリアの方を見た。

 

「あんたが。…首洗って待ってなさいよ!」

 

「随分と威勢がいいですわね。イギリス代表候補生であるわたくしに勝とうと言うのですか?首を洗って待ってるのはそちらですわ!」

 

セシリアと鈴は火花を散らしながら睨み合っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ〜やっと週末だよ!」

 

束の間の週末、夏己と弾はバイクを走らせていた。

 

「夏己!このまま高速にGoだ!」

 

「おう!」

 

二人は高速道路に入り、さらにスピードを上げた。

 

 

 

「やっぱ走るのはいいな。」

 

途中、二人は SAに寄り休憩していた。

 

「俺は赤のバイクだけど、夏己はエターナルの色に寄ってるな。」

 

弾のバイクは赤のスポーツバイクで、夏己も同じスポーツバイクだが、色はエターナルの白にブルーフレアのカラーが入ったバイクだった。

 

「じゃあ、もうひとっ走り行こうぜ!」

 

二人は休憩を終えてバイクに乗って再び走らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ガイアメモリが本来なら無いはずの世界に来てしまった。この世界がどうなるのかは誰にも分からない。」

 

夏己と弾が走っていった後、二人の事を一人の女性が見ていた。だが、女性は全身が黒い服で、顔はサングラスと包帯で隠していた。

 

「けど、私が干渉出来るのは少しの事だけ。…何故これを作ったのかしらね?神様。」

 

そして、女性はアタッシュケースを持っていた。

 

「この世界に荘吉の覚悟と意思を継ぐ者でも現れるのかしら?」

 

女性はアタッシュケースを開くと、アタッシュケースの中にはロストドライバー、鳴海荘吉が使っていたメモリ、スカルメモリがあった。

 




今回は彼女を序盤で出しました。ただ、彼女が持ってる物が手に入るのはかなり先です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。