エターナルメモリを受け継ぐ者 改   作:tatuo

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デュノア社消滅

「!?」

 

シャルルは気配も無く、いつの間にか後ろに居た夏己に対して動く事が出来なかった。

 

「それを持ったままこっちに向くんだ。」

 

夏己はシャルルが持ってるエターナルメモリを見ながらシャルルに言った。

 

「うん…」

 

夏己はコンバットナイフを収めて、シャルルは夏己の方に向いた。

 

「まさかこうも簡単に引っかかるとは。デュノア社はマジで焦ってるんだな。」

 

「どうしてそれを!?」

 

「色々気になって調べたんだよ。無論、シャルルの事も。」

 

「それって僕が女だって事を知ってるんだよね?」

 

「ああ。」

 

「ねえ、いつ分かったの?」

 

「初めて来た時から違和感があったんだ。それで兄さんに頼んで色々調べてもらったんだ。まあ、女って分かったのはついさっきだけど。」

 

「ハハ、夏己のお兄さんって凄いね…。」

 

「…これからどうするんだ?」

 

「女だってバレちゃったし、本国に強制送還されて挙句に牢に入れられちゃうね。」

 

シャルルは少し泣きそうになりながら今後の事を夏己に話した。

 

「お前の本心はどうなんだ?」

 

「え…?」

 

「お前はどうしたいんだ!お前はこれでいいのか!俺はお前の本当の意思が知りたいんだよ!」

 

「僕は…」

 

夏己に怒鳴られるように本心を聞かれたシャルルはその瞬間大泣きした。

 

「僕だって本当はこんな事したくないよ!でも…お母さんが亡くなって…他に頼る人が…。でも帰った所であんな地獄を見るなら、僕は投獄される方を選ぶよ!」

 

シャルルは泣きながら自身の本音を夏己に伝えた。

 

「実家に帰るくらいなら投獄の方がマシ。それがシャルルの本音か。」

 

「うん。ありがとう。僕の本音を聞いてくれて。やっとスッキリしたよ。これで僕は…」

 

「俺の話はまだ終わってない。」

 

「え…?」

 

「シャルル。俺はお前を地獄から救ってやる。だがそのためには最悪、デュノア社を、お前の父親を殺すかもしれない。それでも大丈夫か?」

 

夏己はシャルルを救う代わりにシャルルの父親を殺すかもしれないと言い、その覚悟はあるかどうか聞いてきた。

 

「僕の家族はお母さんだけだよ。あの人は僕をI Sのためだけに生かしてた人だから、大丈夫だよ。」

 

「そうか。…兄さん、これがシャルルの意思だ。」

 

「え?」

 

夏己はシャルルに手を見せると、夏己はスマホを持っていたが、スマホは通話中のスピーカーモードになっていた。

 

「確かに聞かせてもらった。今そっちに行く。」

 

スマホから克己の声が聞こえると、突然、部屋の中に強い光が現れた。

 

「え!?」

 

強い光にシャルルは目を閉じるも、すぐに開けるとそこにはいつの間にか克己が居た。

 

「この人、どこから入ったの!?」

 

「それは企業秘密だ。初めましてだな。シャルル・デュノア君。いや、シャルロット・デュノアちゃん。俺は夏己の兄の大道克己だ。」

 

克己はシャルルに挨拶をした。

 

「夏己のお兄さん。」

 

「お前の意思は聞かせてもらった。これからデュノア社に行って取り引きをする。」

 

「取り引き?」

 

「ああ。お前を自由の身にするための。」

 

「僕の?」

 

「向こうが欲しがってる物とな。けど拒んだら地獄を味合わせる。だから夏己、お前も来い。」

 

「俺も?」

 

「エターナルのマキシマムで無力化させた方が相当な地獄を楽しませられるだろ…!」

 

「エターナルのマキシマムを使うの!?」

 

「最悪の場合な。」

 

「あの、エターナルのマキシマムとかって何ですか?エターナルは夏己が使ってるI Sの名前ですけど。」

 

話についていけなくなったシャルルは克己に質問をした。

 

「…話すにはいい頃合いかもな。夏己、弾を呼べ。あいつにもエターナルのマキシマムの事を話さないといけないからな。」

 

「分かった。すぐに呼ぶよ。」

 

夏己は弾を呼ぶため電話をかけた。

 

 

 

 

 

夏己が弾に電話をして数分、弾はすぐに夏己たちの部屋に来た。

 

「シャルル、お前も辛かったんだな。それで克己さん。話って?」

 

「ああ、お前にもそろそろエターナルのマキシマムの事について話そうと思ってな。」

 

「エターナルのマキシマムってパンチとかキックじゃないんですか?」

 

「それくらいならジョーカーメモリで充分だ。じゃあまずはエターナルの意味は何だ?」

 

「エターナルの意味?」

 

弾は克己にエターナルの意味を聞かれて考えこんでしまう。

 

「エターナル。永遠ですよね?」

 

だがシャルルはすぐに意味を答えられた。

 

「ならその永遠は何を意味すると思う?」

 

「何って言われましても、分かんないす!」

 

「永遠に何かが出来るとか、止められるとかですか?」

 

「近い答えだ。それじゃあネタバレを言う。夏己のエターナルメモリにはな、全てのI Sの機能を永遠に停止させられる力があるんだ。」

 

「え!?」

 

「マジですか!?」

 

シャルルと弾は克己からエターナルメモリには全てのI Sの機能を永遠に停止させられる力があると聞かされ驚愕してしまう。

 

「エターナルはガイアメモリだけではなくI Sの頂点にも立つ存在だ。まあ夏己にはエターナルのマキシマムは余程の事が無い限り使うなと言ってる。」

 

「夏己のI Sってとんでもない力があるんですね。」

 

「一つ言っておくが、夏己と弾のはI Sではない。」

 

「え?」

 

「二人のは仮面ライダーと呼ばれる存在だ。」

 

「仮面ライダー?」

 

「それについてはまた今度話す。夏己、行くぞ。」

 

「ああ。そうだシャルル。本当の名前を教えてくれ。今度はシャルルの口から知りたい。」

 

「僕の名前はシャルロット・デュノア。お母さんが名づけてくれた名前だよ。」

 

「いい名前だ。」

 

克己と弾はワープメモリを使って部屋から消えた。デュノア社と取り引きをするために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランス、デュノア社社長室。

 

「何としてでも男性操縦者のI Sデータを手に入れなければ我が社は…。」

 

「随分と焦っていますね。デュノア社長。」

 

「誰だ!?」

 

デュノア社の社長、デュノア社長はもう後が無いという顔をしていると、どこからか声が聞こえてきて、デュノア社長は辺りを見渡すと目の前に強い光が現れた。

 

「お前たち…どこから入った?」

 

光がやむと、デュノア社長の前には克己と夏己が居た。

 

「初めましてデュノア社長。私、こういう者です。」

 

克己は胸ポケットから名刺を出して机に置いた。

 

「NEVER。大道克己。大企業の若手社長が何の用だ?」

 

「シャルロット・デュノア。」

 

「!?」

 

デュノア社長は克己の口から出た名前を聞いて驚きを見せた。

 

「デュノア社長。彼女の身柄をこちらに渡していただきたい。勿論、タダとは言いません。デュノア社が欲しがってる情報と技術を提供します。」

 

「取り引きしろというのか?」

 

「そうです。それに今のデュノア社はかなりまずい状況。娘一人こちらに渡していただくだけで最新の情報と技術が手に入るのです。悪くない話ですが。どうしますか?」

 

「……。」

 

デュノア社長は克己が提案した取り引きを受けるかどうか考えた。

 

「悪いが、私にもプライドがある。貴様のような若造の話には乗らん!」

 

「てめえの娘を男に偽ってI S学園に送り込んだ野郎にプライドもクソもねえだろうが。」

 

「黙れッ!それに私があの娘を貴様に渡すという事は、貴様は私の弱みを握る気か!この会社を乗っ取るつもりか!」

 

「明日も未来もない会社なんか乗っ取る価値もねえよ。最後にもう一度聞く。取り引きには応じないのか?」

 

克己はデュノア社長のバカらしい言い分に呆れながらも、最後のチャンスを与えた。

 

「当たり前だッ!」

 

「そうか。なら地獄を楽しんでもらおうか。夏己。」

 

「分かってる。」

 

夏己はロストドライバーを着けて、エターナルメモリを起動させた。

 

「エターナル!」

 

夏己はエターナルに変身した。

 

「その姿は!」

 

「我が社に所属している男性操縦者、大道夏己です。夏己、やれ。」

 

克己はエターナルに指示を出すと、エターナルはエターナルメモリをエッジに挿れた。

 

「エターナル・マキシマムドライブ!」

 

エターナルはマキシマムドライブを発動させた。

 

「何をした?」

 

「すぐに分かる。」

 

克己はデュノア社長に不気味な笑みを見せながら言うと、机に置かれてる電話のコールが鳴った。

 

「ちょうどいい。そのI Sがどれ程の物か見せてもらおう。」

 

デュノア社長は電話を取った。

 

「いいタイミングだ。今すぐ…」

 

「社長!大変です!I Sが突然原因不明の機能停止に陥りました!」

 

「どういう事だ!?」

 

デュノア社長は社員の言葉に耳を疑った。

 

「無事なI Sはないのか!?」

 

「ダメです!全てのI Sが動きません!どうしたらいいんですか社長!」

 

もはや社員は混乱していた。今まで起きた事がない事が起きてしまったのだから。

 

「クソッ!」

 

デュノア社長は怒り任せに受話器を叩きつけて電話を切った。

 

「貴様らッ!何をした!?」

 

「さあ?」

 

デュノア社長の怒鳴り声にもエターナルはびびらず、何も答えようとしなかった。

 

「こんな事をしてタダで済むと思ってるのかッ!」

 

「…それはこっちの台詞だッ!」

 

エターナルはエッジを向けて怒鳴り返した。

 

「あんたはシャルロットにどれだけの地獄を見せたか分かってないようだな。いや、愛人の娘だから地獄を見せても何ともおもわねえんだよな。」

 

エターナルはゾーンメモリを出した。

 

「兄さん。俺は今までは明日、地獄を見ないために足掻いてきたけど、誰かを守って地獄を見るなら、それくらいの地獄なんか見てやるよ!」

 

「お前が決めた事に俺は何も言わない。」

 

「ありがとう。兄さん。」

 

エターナルは克己にお礼を言い、ローブを脱ぎ捨て、ゾーンメモリを起動させた。

 

「ゾーン!」

 

エターナルはゾーンメモリを腰のマキシマムスロットに挿れた。

 

「ゾーン・マキシマムドライブ!」

 

エターナルの周りに24個のメモリが出現し、エターナルの胸、右腕、左足のマキシマムスロットに挿入され、エターナルはエターナルウェーブを纏った。

 

「貴様!何をする気だ!?」

 

「あんたもろともこの会社を消すんだよ!」

 

「なあ!?」

 

デュノア社長はエターナルの言葉に耳を疑った。そして、エターナルはネバーエンディングヘルを放つ構えを取った。

 

「大道克己!止めさせろッ!」

 

「はあ?今俺が言った事を忘れたのか?俺はこいつが決めた事に何も言わねえよ。」

 

「何だと!?」

 

克己はデュノア社長にエターナルを止めろと言われるも、克己は止める気はなかった。

 

「けど、俺が言える事は。デュノア社長。今のお前にこの会社は相応しくない。本当に相応しい場所は地獄だ…!」

 

「なあ…」

 

「だから、先に行って遊んできな。」

 

克己はサムズダウンし、エターナルはネバーエンディングヘルの放った。

 

「消えろッ!」

 

「や、やめてくれッーーーーー!!」

 

デュノア社長の叫びも虚しく、ネバーエンディングヘルは社長室を飲み込み、そのまま一気にデュノア社のビルを飲み込んだ。

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