「時間はかけるつもりはない…ふざけるなッ!」
克己の言葉にキレた女は瞬時加速を展開させて克己に襲いかかった。
「!?」
克己は避けれずにISにまともに殴られて吹き飛ばされ瓦礫の山に激突してしまい、再び土煙が起きた。
「何よ!偉そうな事言っておいてたいした事ないじゃん!」
女は克己が激突した場所を見ながら笑っていた。
「…この程度か?」
「え…?」
だが、土煙の中から無傷でピンピンしている克己が出てきて、女たちは顔を真っ青にし、一夏も同じように真っ青にしていた。
「死神の野郎。体はNEVERのままにしてたのかよ。まあ熱はあるし、記憶も全部ある。ホントに神様はスゲエ奴だな。」
克己はジャケットに付いた汚れを叩きながら、死神が自分をNEVERの肉体にしていた事に驚きながらも感謝していた。
「何で…何でよ!?何でISの攻撃を受けて無事なのよ!?」
「そんなの簡単だ。…俺は不死身だからな…!」
克己はナイフを再び向けて女たちに言った。自分は不死身だと。
「この…バケモノがッ!」
女は再び攻撃しようとするため克己に近づくが。
「え…」
ISの手は克己の目の前で止まってしまい、女は動かそうとしてもびくともしなかった。
「まだあいつらの方が強かったぜ。」
克己はナイフの先端だけでISの手を止めており、さらにISよりも強い奴が居ると話した。
「見せてやるよ…死神の恐ろしさをなッ!」
克己は女の腹部にパンチを放つと、女は嘔吐してさらにISが解除されそのまま地面に倒れた。
「残りはお前だけだ。」
克己は残った女を睨んだ。
「!!」
すると、女は何を考えたのか克己ではなく、一夏に狙いを定めた。
「てめえッ!」
克己の女の行動に気づき、すぐに走り出したが距離があるため間に合わないと考え、あらかじめエターナルメモリを挿していたロストドライバーを一夏に向かって投げた。
「エターナル!」
ロストドライバーは一夏の腹部に装着され、一夏は変身した。純白のボディに黒いマントを羽織り、Eを模した角に♾を思わす複眼に両腕、両足に青い炎のグラデーション「ブルーフレア」が入った仮面ライダー、仮面ライダーエターナルに。
「な、何だよこの姿!?」
「何で男がISを!?」
一夏と女はエターナルに驚いていた。
「エターナルをガラクタと一緒にするな。…織斑一夏。その女に地獄を味わさせてやれ!」
一夏は克己に言われるも手は震えていた。
「ふざけた事言うなッ!」
女は克己の言葉にブチ切れ、ブレードをエターナルにめがけて振った。
「死ねえよッ!」
「…うわあぁぁーーーー!!」
一夏はもう逃げれないと悟り、拳を振った。
「うぐ…」
エターナルの拳はカウンターで女の腹部に命中しており、女のISは解除され、女は気絶した。
「はあ…はあ…」
エターナルは自分の両手を見て息を切らしていた。
「大丈夫か?」
克己はエターナルに近づき声をかけた。
「はい…ありがとうございます…。助けてくれて…けど…。」
「どうした?」
「俺はもう家族がいません…。たった一人の家族に見捨てられたんで…。」
「なら、俺が今日からお前の家族になってやるよ。」
「え!?」
一夏は克己の言葉に驚いてしまう。
「元々そのメモリとドライバーはお前にやる物だからな。それに俺と一緒に居る方がメモリの使い方を教えてやれるからな。どうだ?俺と家族になる気はないか?」
「…はい!よろしくお願いします!」
一夏は克己と家族になると迷わず答えた。
「よろしく頼むな。けど、俺は父親というものを知らねえからな。兄弟でも大丈夫か?」
「大丈夫です!兄さん!」
「よろしくな。弟。」
克己は一夏と兄弟になり、克己は笑顔を見せた。
「じゃあ早速やりますか。」
「何を?」
「お前は生まれ変わった。なら織斑一夏という存在に消えてもらう。だから殺すんだよ。」
「殺す!?」
一夏は克己の言葉にびびってしまうが。
「勘違いするな。この倉庫を消すだけだ。そのメモリを使ってな。」
克己はエターナルの手を見ると、エターナルはいつの間にか「ゾーン」のメモリを持っていた。
「これは?」
「すぐに教えてやる。けど、その前に。」
克己は外に行くと、ボコボコにした誘拐犯の男たちを倉庫に投げ込むように入れた。
「準備は出来た。こっちに来い!」
「はい!」
エターナルは克己に呼ばれて外に出た。
「じゃあ始めますか。まずは羽織ってるマントを脱げ。」
「は、はい!」
エターナルはマントを脱いだ。
「次はそのゾーンメモリを起動させて腰のスロットに装填させろ。」
エターナルはゾーンメモリを起動させた。
「ゾーン!」
そしてすぐに腰のスロットに装填させた。
「ゾーン・マキシマムドライブ!」
ゾーンメモリのマキシマムドライブを発動させた事によりエターナル、ゾーンを除くAからYまでのT2ガイアメモリが現れ、エターナルの右腕、左足、胸のマキシマムスロットに装填された。
「これって…」
メモリのマキシマムドライブが全て発動した事によりエターナルの体は緑色のオーラ「エターナルウェーブ」を纏った。
「意識を前に集中させろ!」
エターナルは克己に言われた通り、意識を集中させた。
「今だ!」
「!!」
エターナルは緑色の巨大な光弾「ネバーエンディングヘル」を倉庫に向かって放ち、倉庫は跡形もなく消えた。
「よかったんですか?俺を誘拐した人たちまで…」
「犯罪者はロクな死に方をしねえ。それだけだ。さて、お前の新しい名前を決めねえとな。」
「名前?」
「そうだ。織斑一夏は死んだんだからな。…よし、お前の新しい名前は…」
「大道夏己だ。」
織斑一夏は克己から新しい名前、「大道夏己」の名前を貰い、そして新しい人生が始まった。