エターナルメモリを受け継ぐ者 改   作:tatuo

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受け継いだ意思

「さてと、この辺でいいですかね。」

 

加頭はヘリに乗り、外の景色を見ていた。

 

「彼らの襲撃で警備が弱くなっても油断は出来ませんからね。」

 

加頭は持っていたアタッシュケースを開くと、中には大量のガイアメモリが入っていた。

 

「では、理想郷への一歩へ。」

 

「ユートピア!」

 

加頭はユートピアになり、スイッチのような物を押した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「始まったか。」

 

ビルの屋上にテラー、ウェザー、ユニコーン、ケルベロス、フェニクッスがおり、テラーたちは加頭が乗っていたヘリを見ていたが、ヘリは爆発し、爆炎の中からユートピアが出てきて、さらにメモリは街のあちこちに飛んで行った。

 

「さて、予定通り二手に別れます。原田さんたちは街で暴れてください。学園には我々が行きます。」

 

ユートピアはテラーたちが居る場所に着地し、次の指示を出した。

 

「メモリをばら撒いたのにですか?」

 

「あのメモリはドーパントではなく、意識を奪うだけのメモリ。男性限定の。」

 

「ISは女にしか使えないようにあのメモリは男だけにしか反応しない代物か!あんた本当に凄えな!」

 

ユートピアがばら撒いたメモリは男性だけに反応し、そして男性の意識を奪うメモリだった。

 

「無駄話はここまでです。…あなたも一緒に来てもらいましょう。篠ノ之博士。」

 

ユートピアはユニコーンとケルベロスが抑えてる束に向かって言った。

 

「お前!絶対にこの束さんが潰してやるッ!」

 

「だからあなたを進化させたんです。命はいずれ尽きる物。その間に私を潰せるとは限りませんからね。それとこれを渡しておきます。」

 

ユートピアは束にガイアメモリを差し出した。そのメモリには「S」の文字が書かれていた。

 

「この小娘にメモリを使わせるんですか?」

 

ウェザーは束にガイアメモリを使わせる気なのかとユートピアに聞いた。

 

「大道夏己と五反田弾は我々が足止めします。彼女は織斑千冬の相手をしてもらいます。…では、行きましょうか。IS学園に。地下にある織斑千冬が使ってた専用機「暮桜」を手に入れるために。」

 

ユートピアは千冬が使ってた専用機「暮桜」を手に入れるためIS学園に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……。」

 

IS学園では夏己たちは授業を受けていたが、千冬は上の空だった。

 

「織斑先生?織斑先生!」

 

「え…?あ、山田先生どうかしましたか?」

 

「どうかしましたかじゃないですよ。何度も呼んでいますよ。」

 

「あ、すいません。」

 

千冬は真耶に謝り、授業を再開させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……。」

 

公園のベンチに座っているチェイスは考え事をしていた。

 

「001に加頭の目的はなんなんだ?奴らは一体?」

 

「ねえ!どうしちゃったの!?」

 

「?」

 

チェイスは突如聞こえてきた叫び声を聞き、すぐにその場所に向かった。

 

「これは!?」

 

チェイスが叫び声を聞いた場所に着くと、辺りには男性や男の子たちが倒れており、チェイスは近くの学生らしき女性に近づいた。

 

「おい、何があったんだ?」

 

「それが、弟がメモリみたいな物を拾って、そのメモリが弟の体に…」

 

「メモリ、ガイアメモリか!?」

 

「埋め込まれたのは意識を奪うだけのメモリだ。」

 

「ユニコーン!?」

 

チェイスの前にユニコーン・ドーパントが現れ、子供の体内に入ったメモリのことを話した。

 

「意識を奪うだけだと?」

 

「起こせるのは加頭さんだけだ。いよいよ始まったのだ。理想郷に行くという計画が!!」

 

ユニコーンは槍を振り回して走り出した。

 

「逃げろ!!」

 

チェイスは女性にそう言い放って、マッハドライバー炎を着けた。

 

「シグナルバイク!」

 

「変身!」

 

チェイスはチェイサーに変身しブレイクガンナーを撃ちながらユニコーンに近づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだよこれ!?」

 

剛とハートも異変に気づき、辺りを見ていた。

 

「加頭さんの計画がついに動き出したんだよ!!」

 

「ケルベロス!?」

 

「フェニックスまで居るのか。」

 

剛とハートの後ろにケルベロスとフェニックスが現れ、ケルベロスは火球を放った。

 

「「変身!!」」

 

火球によって出来た煙の中からマッハとハートが出てきて、マッハはゼンリンシューターをケルベロスに撃ち、ハートはクラッチランスを振り、フェニックスの大剣とぶつかりあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日の教官はどこか様子が変だったな。」

 

「織斑先生のこと?」

 

「確かに今日の織斑先生はどこか上の空でしたわね。」

 

昼休み、夏己たちは昼食を取っていたが、千冬の様子がおかしいことの話をしていた。

 

「何だありゃ?」

 

「弾、どうした?」

 

「空から何か降ってくるぜ。」

 

弾は空から何か降ってくるのに気付き、夏己たちもつられて空を見た。

 

「ちょっとあれ!?」

 

「学園に落ちてきますわ!!」

 

降ってきたのは隕石のような物で隕石はIS学園めがけ落ち、そして、隕石は学園内に落ちた。

 

「落ちた!!」

 

夏己たちはすぐに隕石が落ちた場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隕石が落ちた場所には既にたくさんの生徒が集まっており、夏己たちは他の生徒たちを避けて前に来た。

 

「お前たち、何をしてる。早く下がれ。」

 

そこに千冬も来て、千冬は生徒たちに指示を出していた。

 

「とんだ野次馬の数ですね。」

 

「加頭!!」

 

落ちて煙が出てる場所から加頭が出てきて、夏己たちはすぐに構えた。

 

「何しに来た!!」

 

「今日はこの学園の地下にあるISを貰いに来たのですよ。織斑千冬さん。あなたが使っていた暮桜を。」

 

「暮桜を!?」

 

「この学園の地下に教官が使ってたISが。」

 

「渡してくれるなら、私はすぐに帰りますよ。」

 

「誰がそんな話に乗るか!弾!!」

 

「おう!!」

 

夏己と弾はロストドライバー、アクセルドライバーを着けた。

 

「エターナル!」

 

「アクセル!」

 

「「変身!!」」

 

二人はエターナル、アクセルに変身し、エッジとブレードを構えた。

 

「いいでしょう。余興として少しばかり付き合ってあげます。」

 

「ユートピア!」

 

加頭はユートピア・ドーパントに変身して理想郷の杖をエターナルたちに向けた。

 

「加頭!今日こそ決着を着けてやる!!」

 

エターナルとアクセルはユートピアと戦い始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちーちゃん!」

 

「!?」

 

生徒たちを避難させていた千冬の前に束が現れ、千冬は一瞬動揺するもすぐに表情を変えて束に聞いた。

 

「束。一つ聞かせてくれ。お前は加頭順という男の計画に協力してるのか?」

 

束に聞いたのは加頭の計画に協力しているかどうかだった。

 

「あいつは束さんより天才みたいだからね。だから潰すために一緒に居るんだよ!」

 

「なら、何の罪もない人々を躊躇いなく殺したのか?」

 

「殺したよ。あいつを…」

 

「教官!避難は終わりました!」

 

そこに専用機持ちたちが来てしまった。

 

「姉さん!?」

 

「何で篠ノ之博士がここに!?」

 

「今の束は加頭と関わってるからな。…堕ちたな束。いや、それは私も同じか。」

 

「そんなことないよ!そうだ!ちーちゃんも束さんと一緒にあいつを潰そうよ!それと大道克己も!そうすればいっくんも!」

 

「もういい。…束。お前は今自分がどれだけ罪を背負ってるのか分かってるのか?」

 

「罪?何言ってるの?…ちーちゃんが嫌って言っても無理矢理でも連れて行くから。」

 

そう言って束は懐から加頭から貰ったメモリを出した。

 

「あれは!?」

 

「…やはり貰っていたのか…。」

 

「そうだよ。ホントは使いたくなかったけど!」

 

「スパイダー!」

 

束はメモリを手の甲に挿し、スパイダー・ドーパントに変身した。

 

「…姉さん…」

 

箒は束がドーパントに変身したことにショックを受けて膝を着いてしまう。

 

「大道と五反田は加頭。彼らも街で足止めされてるのか?」

 

「そうだよ!向こうでも暴れてるみたいだから!」

 

「そんな…」

 

「いくら教官とはいえ…相手が…」

 

専用機持ちたちは夏己、弾、さらに剛、チェイス、ハートたちがそれぞれドーパントの相手をしてるためここに来れないこと聞かされ動揺してしまうが。

 

「お前たちは下がってろ。束の相手は私がする。」

 

「教官!本気ですか!?」

 

「今、篠ノ之博士と戦えるのは夏己たちぐらいですよ!」

 

「安心しろ。今の私なら大丈夫だ。」

 

専用機持ちたちにそう伝えた千冬は懐からスカルメモリ、ロストドライバーを取り出した。

 

「教官!それは!?」

 

「夏己が使ってるメモリにドライバー!?」

 

「何で!?」

 

「どこでそれを!?」

 

「説明は後だ。…束。お前は自分の罪を数えたことがあるか?」

 

千冬はロストドライバーを装着させた。

 

「ちーちゃん?」

 

「一つ。私はたった一人の家族の苦しみに気づくことが出来なかった。」

 

千冬は一夏の顔を思い浮かべながら自身の罪を数え始めた。

 

「二つ。私はその家族と向き合おうともしなかった。」

 

顔に後悔の念を含ませた表情の千冬は二つ目の罪を数えた。

 

「三つ。私は家族を死なせた。」

 

そして、千冬は拳を握りしめて三つ目の罪を数えた。

 

「私は自分の罪を数えた。束。今度はお前が数える番だ。」

 

「スカル!」

 

「!?」

 

千冬がメモリを起動させた時、千冬の隣に白いスーツを着て、白いソフト帽を被った男性が千冬の横に現れたが、その姿はスパイダーだけにしか見えてなかった。

 

「覚悟は出来たか。レディ。」

 

男性はスパイダーにその言葉だけを言い、千冬はスカルメモリをロストドライバーに挿した。

 

「変身!」

 

「スカル!」

 

再び音声が流れると千冬の周りに風が巻き起こり、千冬は姿を変えた。ドクロの顔をした仮面ライダー、仮面ライダースカルに。そして、スカルの額にSの文字が刻まれ、さらにスカルの左手に白いソフト帽が現れ、スカルはそれを被った。

 

 

 

「さぁ、お前の罪を数えろ!」

 

そして、スカルはスパイダー・ドーパントに向かってその一言を言い放った。

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