エターナルメモリを受け継ぐ者 改   作:tatuo

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仮面ライダーオメガ

「…こいつは酷えな。」

 

キメラの襲撃後、IS学園の現状を見た克己は絶句していた。

 

「…ごめん。夏己。守ることが出来なくて…。」

 

「気にしないでくれ。俺たちも何も出来なかったんだから。」

 

シャルロットは子供たちを守ることが出来なかったことを夏己たちに謝るが、夏己たちもキメラの罠で動けなかったためシャルロットたちを責めることはなかった。

 

「奴らの策略にハマんねえためにもバラバラに動くぞ。織斑千冬。あんたはこれまで通りに学園に居ろ。外は俺たちがどうにかする。」

 

「分かりました。学園に攻めてくるドーパントは私が対応します。」

 

「教官!自分も教官と共に!」

 

「…ガラクタで何が出来る?ボーデヴィッヒ。貴様は奴らの力を既に見ているはずだ。それにたった一体のドーパントに教員のIS部隊は壊滅させられた。海外でも似たようなことが起きていたからな。」

 

千冬は克己に言われ、今まで通り学園に居ることになりその際に攻めてくるドーパントは対応すると言うが、ラウラも自分も手伝うと言い出すも逆に冷たい言葉を言って突き返した。

 

「…一旦解散だ。あんたも学園の今後のこととかを生徒に話しておきな。」

 

一旦解散し、克己たちはその場を後にした。

 

 

 

 

「?」

 

すると、夏己のスマホに着信が入った。

 

「非通知?」

 

だが、電話は非通知でかかってきていたが、夏己は電話に出た。

 

「もしもし?」

 

「大道夏己君ですね。加頭順です。」

 

「!?」

 

電話の相手は加頭だった。名前を聞いた瞬間、夏己は顔色を変えた。

 

「見せたい物があるので街外れの廃倉庫まで来てください。来なければ今度こそ学園を生徒もろとも消しますので。」

 

夏己たちに街外れの廃倉庫まで来いと伝えた加頭は電話を切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、大道はどうした?」

 

夏己たちのクラスは今後の学園のことをどうするか千冬から聞かされそうになるが、夏己の姿はなかった。

 

「大道君なら、さっき誰かと電話してましたけど…」

 

「どうした?」

 

「電話を切った瞬間、凄い怖い顔をしてどこかに行きました…」

 

クラスメイトの一人が夏己を見ていたが、怖い顔をしてどこかに行ったと伝えた。

 

「加頭か!?」

 

クラスメイトの話を聞いた瞬間、弾は顔色を変えて教室から出た。

 

「…いきなり大道を狙うとはな…。お前たち、自習していろ!それと教室からは絶対に出るな!」

 

千冬は生徒たちにそう伝え、弾の後を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「加頭!!」

 

廃倉庫に着いた夏己は加頭を見て大声を上げた。

 

「来ましたか。せっかくですから雑談をしませんか?」

 

「何だと!?」

 

加頭の言葉に怒りを覚え、夏己はロストドライバーを取り出した。

 

「私はこの世界を見た時、激しく絶望したのです。ISのせいで男性たちは酷い思いをしてる。男性ってだけで何故迫害を受けなければならないのか。あなたならその気持ちがよく分かりますよね?織斑一夏君。」

 

「!?」

 

加頭が自身の本当の名を口にしたことに夏己は驚愕してしまう。

 

「何も知らないと思いましたか?篠ノ之束に口を割らしたら色々な真実が分かりましたから。ただ、ISのコアについては本人でさえカラクリを知らなかったようですが。…だからこそ、私は男性たちに希望を与えるんです。」

 

「それがドーパントにさせることか。てめえもドーパントだからな。」

 

「…今の私は違います。今の私は、仮面ライダーです。」

 

そう言うと、加頭はロストドライバーを取り出して着けた。

 

「何でロストドライバーを!?」

 

「ガイアメモリの組織に援助していた組織に私は所属していたのです。作り方は全てここにあるのですよ。」

 

指で自身の頭を指し、加頭はメモリを出した。

 

「オメガ!」

 

加頭はオメガメモリをドライバーに挿入させた。

 

「変身。」

 

「オメガ!」

 

加頭の周りに黒い霧が発生して、加頭は姿を変えた。マントを羽織り、鎧武者と騎士が融合したような姿を思わせる仮面ライダー、オメガに。

 

「このメモリの意味通り、私がこの世界の男性たちにとって最後の希望になるのです。」

 

オメガは日本刀型大剣「雪片」を構えた。

 

「ふざけるな!!仮面ライダーはお前みたいな奴が名乗っていい名前じゃない!!」

 

夏己もロストドライバーを着けてエターナルメモリを起動させた。

 

「エターナル!」

 

「変身!!」

 

「エターナル!」

 

夏己はエターナルに変身し、エッジを構えた。

 

「!!」

 

先に動き出したのはエターナルだった。エターナルはエッジを振るが。

 

「!!」

 

オメガも雪片を振り、ナイフと刀は激しくぶつかりあって金属音を発生させていた。

 

「このオメガは近距離戦だけではありません。」

 

オメガは左手にアサルトライフルを展開させ、エターナルにライフルを撃った。

 

「!?」

 

まともに喰らったエターナルは転がってしまう。

 

「オメガには今まで奪ったISの力も内包されているのです。今使ってるこのブレードも織斑千冬が使っていた暮桜の武器、雪片です。」

 

「なら…そのメモリがお前が言う最強の…」

 

「そうです。ですがISとは決定的な違いもあります。」

 

「!!」

 

オメガは再びライフルを撃ち、エターナルはトリガーメモリを起動させた。

 

「トリガー・マキシマムドライブ!」

 

エッジから青い光弾を撃ち、ライフルの弾とぶつかりあった。

 

「織斑千冬をブリュンヒルデに導いた零落白夜。本来なら自身のISのシールドエネルギーも消費する諸刃の剣。ですが、ライダーやドーパントにはそんなのは存在しません。つまり。」

 

「オメガ・マキシマムドライブ!」

 

オメガはオメガメモリを雪片のマキシマムスロットに装填させると雪片から光刃が発せられた。

 

「一撃必殺の技を何度も使えるのです。」

 

「!?」

 

瞬時加速を使い、間合いを詰めたオメガは雪片でエターナルを何度も斬った。

 

「うあわぁぁぁッーーー!!」

 

エターナルのダメージはかなり酷く、爆発して変身が解けてしまった。

 

「あ…クソ…」

 

「いいテストになりました。では、私はこれで。」

 

変身が解けて倒れてる夏己を見てオメガはいいデータが取れたような言い方をしてその場を立ち去ろうとした。

 

「それともう一つ。我々はスカイツリーを占拠します。そこで全てを行います。来たかったらどうぞご自由に。ですが、私の元に着くには所々に配置したドーパントたちを倒さなければいけませんがね。」

 

変身を解き、加頭は夏己にそう伝えて、その場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見つけたのか?」

 

ウルフフォンたちを使って夏己を探している千冬たちはウルフたちが何かを見つけたかのように鳴き出して、走り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「夏己!?」

 

弾は倒れてる夏己を見つけてすぐに駆け寄った。

 

「五反田。すぐに学園に運ぶぞ。」

 

弾は夏己を担ぎ、千冬は辺りを警戒しながら二人は学園に戻った。

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