エターナルメモリを受け継ぐ者 改   作:tatuo

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かつての仲間との再会

「確かこの辺りだよな?」

 

克己は今、スーツを着て歩いていた。死神が克己のために作ったという会社に向かうために。

 

「…けど、俺たちが日本に住んでたとはな。ドイツから日本まで一瞬とは、こいつもある意味大したメモリだ。」

 

克己は死神からもらったメモリ、ワープメモリを見た。

 

「夏己には住み慣れた土地がいいのかもな…。」

 

克己はふと、ゴミ捨て場を見ると、そこに一枚の新聞紙が捨てられていたが新聞紙の一面にはこう書かれていた。

 

「ブリュンヒルデの弟、ドイツで死亡!」

 

「ご丁寧に写真まで載せやがって。何も知らねえ奴らがデケエ口叩くな。」

 

克己は記事の内容に虫唾が走りながらも会社に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死神の奴。ここまでの企業を作ったのかよ。」

 

会社に着いた克己だが、会社の大きさに呆気を取られていた。

 

「会社名は、NEVER。俺にはしっくり来る名前だからいいか。」

 

克己は会社に入ると。

 

「克己ちゃんーー!」

 

「!?」

 

克己にとって聞き覚えのある声が聞こえ、声が聞こえてきた方を見ると。

 

「あいつが居るのかよ。」

 

それはかつてNEVERの一員でサブリーダーだった男?泉京水だった。泉に瓜二つの男は克己の元に向かって走っていたが。

 

「あん!痛い!」

 

男は見事にコケるもすぐに起き上がって、克己の前に来た。

 

「克己ちゃん!長期休暇中に浮気なんかしてないわよね!?」

 

「…そういう設定か。さっさと仕事に戻れ。」

 

「克己ちゃんがそう言うなら。でも秘書には気をつけてよね!あの女、克己を誘惑する気なんだから!」

 

「誰が誘惑するって?」

 

「…全員集合か。」

 

男の後ろから女性の声が聞こえ、克己はそこを見ると一人の女性に二人の男が居た。

 

「羽原レイカに堂本剛三、芦原賢。お前らまで転生していたとはな。」

 

女性たちもNEVERのメンバーだった羽原レイカ、堂本剛三、芦原賢だった。

 

「…社長。何のお話しですか?長期休暇で少しボケてしまいましたか?私は秘書の羽原玲香。二人は社長の護衛の堂本に芦原、それでそこにいる変な人は。」

 

「変な人!?ムッキーーー!!レディに対して何言ってるの!私も秘書でしょうが!」

 

「少し黙れ。周りがドン引きしているだろうが。」

 

羽原は泉の口を抑えた。

 

「朝からテンションが高い奴らだ。さっさと仕事に行くぞ。」

 

克己の一声で羽原たちは収まり、克己たちは社長室に向かった。

 

 

「それで今の状況は?」

 

エレベーターの中で克己は会社の状況を羽原に聞いた。

 

「問題ありません。社長の手腕で売上、株ともに好調です。」

 

羽原は売上表、株のグラフを克己に見せた。

 

「…それと俺に弟が出来た。」

 

「弟?」

 

「ドイツに旅行に行った時に出会った奴だ。家族に見捨てられちまってな。俺が家族になったんだ。弟は下手すればI S学園に入学する可能性が高い。その時は手配を色々頼むかもな。…後深い話はあまり聞くな。」

 

「分かりました。その時になったらしっかりと手配をいたします。」

 

羽原は深く聞かずに克己の命に従った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、夏己はトレーニングルームでエターナルメモリ以外のメモリの力を体感していた。

 

「どのメモリもかなり強いな。まあ、エターナルメモリは群を抜いて強いけど。」

 

夏己は26個のメモリの力に唖然としながらもすぐにマスターしていた。

 

「…?誰だろう?」

 

すると玄関が開く音がし、変身を解いてトレーニングルームから出た。

 

「兄さん!仕事は!」

 

玄関には克己がおり、夏己は克己がもう帰ってきた事に驚いていた。

 

「普通にやってたら今週分の仕事を終わらせちまってな。せっかく時間が出来たんだ。今日は俺のナイフ技術を教えてやる。」

 

「本当!じゃあ早速やろうよ!」

 

「ああ。」

 

二人はトレーニングルームに入り、克己は夏己に自分のナイフ技術を教えた。夏己はセンスもよく、飲み込みも早いためすぐにマスターしてしまった。

 

「この短時間でもう物にするのに出来損ないなんて言われるとは。本当に俺以上の地獄を味わったのか…。」

 

克己は夏己を改めて見て、自分以上の地獄を味わったと知った。

 

「夏己。一つ聞いていいか?」

 

「何?」

 

「夏己が織斑一夏だった時、友と呼べる奴はいたか?」

 

「…少ないけど居たよ。」

 

夏己は克己の質問に辛い過去を思い出しながら答えた。

 

「…すまねえな。辛い事も思い出させちまって。…よし、この詫びに明日、外に飯でも食いに行くか。」

 

「いいの!」

 

「ああ。この短期間でメモリの力にナイフ技術までマスターしたご褒美だ。好きなもんを好きなだけ食わしてやるよ。」

 

「ありがとう兄さん!よし、もう少し特訓だ!」

 

夏己は克己に食事に連れて行ってもらえると言われ喜び、トレーニングにさらに力が入った。

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