魔理沙と合流し、フランドールとの戦いを繰り広げる明久達
魔理沙と霊夢の一瞬の油断から、明久が倒れてしまう
その後、魔理沙と霊夢の切り札で、なんとかフランドールを撃破するのだった---
魔理沙side
霊夢と協力してフラドールを倒した私は、急いで明久の元へと駆け寄った
…よかった、息はあるな。気絶しているだけか
「いたた…嘘みたい。私が負けるなんて…」
そう言いながら、倒れていたフランドールが起き上がる
妖怪ってやっぱ丈夫なのか
「ああ、割と嘘かもな。私はもう帰るけど」
「ホント、あんた達でたらめね。私も疲れたわ」
フランドールに対して、私と霊夢はそう続けた
「その私を倒したのはどこの誰だと思ってるのよ-」
「さぁ、誰だろうな」
「全く、派手に暴れてくれたようね…」
私がフランドールにそう笑いかけると、どこからか声が聞こえてくる
「誰だ!」
「あら、見慣れないのが一人増えてるわ。霊夢にフランドール、それと…人間。このぐちゃぐちゃになったエントランスをどうしてくれるのよ!」
「知らないわよ!そんなの
その人物の言葉に霊夢が反応する
本当に誰なんだあいつ
「なぁ霊夢、あいつ誰だ?」
「あぁ、魔理沙は知らなかったわね。レミリア・スカーレット、
へぇ、こいつが
「それで、何の用よ」
「何の用って…ここは私の家なのだけど…目が覚めたらここがうるさいから来てみたのよ」
「ふーん、そうか。霊夢、後は頼んだぜ!私は明久を家に送ってくる!」
「ちょ、魔理沙!待ちなさい!」
私はそう残して、紅魔館を出た。霊夢が何か言っているが、放置でいいだろう
少女移動中…
さて、ああ言って飛び出してきたものの、明久の家を知らないな…
とりあえず、寺子屋に行ってみるか。慧音先生だったら知ってるだろう
そう思うと、私は人間の里へと進路を変えた
少女移動中…
紅魔館を出て数十分が経ち、私は人間の里にある寺子屋へとたどり着いた
「慧音先生ーいるかー?」
「上白沢慧音先生なら、今は出かけているわよ。用は何?」
「…誰だあんた?」
寺子屋の中から出てきたのは、服の前掛け部分に茨の模様が描かれており、右腕を包帯でぐるぐる巻きにしている女性だった
「私は茨華仙、山に住んでいる仙人よ。それで、上白沢先生には何の用かしら…ってそういうことね」
茨華仙と名乗った女性は、明久を見ると私の要件がわかったような顔になる
慧音先生から何か聞いてたのか?
「彼の家なら私が知っているから、私が連れて行くわ。貴女は自分の家に帰りなさい」
私が口を開こうとすると、茨華仙は先にそう言った
「先に帰ってろだと?私は明久が心配だからここまで送ってきたんだ、ここで買えるわけにはいかないぜ」
冗談じゃないぜ
「…いいえ。貴女はここで帰るべきです。これは忠告です、心配だからここまで送ってきた、と言いましたね?明久のことを心配しているのは貴女だけではありません。上白沢先生も、明久の保護者も心配しているのです」
「だからなんだ」
「…少しだけ明久の保護者の様子を見てきましたが…かなりイライラしていましたよ。おそらく、貴女に対して。今日、その状態の明久をあなたが連れて行った場合、彼女の怒りは貴女に向く可能性が高いでしょう。貴女のその状態で、戦闘はできますか?かなり消耗しているようですが…」
…この仙人、なんだか嫌だな…まるで私のことをすべて見透かされているようだ
「もう一度言います。貴女はここで帰るべきです。明久への謝罪も、明久の保護者への謝罪も、明久が回復してからでも遅くないはずです。…彼女が許すかどうかは別ですが…今日行っても死にかけるのがオチでしょう」
「…わかった。だが、あんたが私を追い返したから今日謝る機会を失ったんだ。私が謝りに行くときは、あんたも説得してくれるんだろうな?」
一応、聞いてみる。このことを聞かないで私が謝りに行くときに他人事のようにされるのは嫌だからな、言質は取っておかないと
「もちろんです。その時は、私も説得します」
「だったら、明久はあんたに預ける。明久の事、頼んだぜ」
茨華仙にそう言い、背負っていた明久を預けると、私は家に向かって飛んでいった
魔理沙side out
華扇side
ふぅ、なんとか追い返すことはできたわね
それにしても、まさかここまで慧音の予想が当たるなんてね
たまたま人間の里に来て、慧音に『しばらく寺子屋に居てくれないか?もし明久を連れた少女がここに来たら、少女は追い返して、明久を妹紅の家に連れてきてほしい』なんて言われたときは何事かと思ったけど…
とりあえず、明久を妹紅の家に運びましょう
仙人移動中…
ここに来るのも久しぶりね…
「失礼するわ」
妹紅の家に着き、遠慮なく玄関のドアを開ける
「誰だ、こんな時間に…って、山の仙人じゃない…か…」
玄関へとやって来た妹紅は、私の背中に居る明久を見て驚く
「明久っ!おい仙人、なんであんたが明久と一緒に居る!」
そう言いながら、妹紅は私につかみかかってきた
…よほど明久が心配だったようね
「落ち着きなさい。私は明久を連れてきただけよ。事情は慧音に聞いてるんでしょう?一緒に居た少女は明久の家を知らない。だから私がここまで連れてきたの」
「…そうか、すまない」
どうやら私の声を聞く余裕はあったみたいね
私が明久をこんな目にあわせた原因じゃないってわかってるからなのかもしれないけど…
「とりあえず、用件は終わったから、今日は帰るわ。明日、様子を見に来るわ」
「…わかった」
そう言って、私は妹紅の部屋を出て行った
華扇side out
妹紅side
仙人が私の家から去って数時間が経った
慧音は仙人が家を去った少しあとで帰って行った
クソッ、あの時明久に任せるんじゃなくて、私も一緒に行くべきだたんだ
少し危ないかもしれない、そうわかっていたはずだ
そう思えば思うほど、私は爪が手のひらに食い込むほどに自分の手を握りしめていた
「も…こう…?」
明久が目を覚まし、私の名前を呼ぶ
「明久ッ!気をつけろって言っただろう!なんでこんなになって帰ってくるんだ!私がどれだけ心配したと思ってるんだ!」
私は、私自身が怒っているのか、喜んでいるのかわからないまま明久に抱き着く
「心配かけたみたいだね…ごめん…」
「ホントに…心配したんだぞ…!」
「…ごめん」
「だから明久、お前はしばらく家の外に出るな。怪我を治すこともだけど、少しは罰も与えないとな」
そしてそう、私は明久に伝えた
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