雷帝の英雄譚   作:Rain one

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今回から古都騒乱編です。え〜投稿遅れてすみません。色々リアルで忙しかったので、すみません。少しずつ頑張って投稿しますので応援お願いします。


古都騒乱、四葉継承、師族会議編
古都騒乱編story1


2013年9月9日

日本皇国関東州八王子市某所魔法大学付属第一高校

 

この日、孝一はある事情で学校の制服では無く貴族の大礼服を着用して居たのだ。この大礼服は本来は皇室又は政府若しくは議会主催の行事でのみ着用する正装なのだ。なのだが、今回は事情が違ったのだ。今日は皇太孫殿下がこの学校に来るので爵位を持ち尚且つ皇太孫殿下と面識のある孝一が対応する事になったのだ。

 

その為、他の生徒達は彼が制服を着て居ないので不思議に思い彼に視線を集中させて居たのだ。だが、ど言う訳か当の本人は気にせずに校内を歩いて学校の職員室の前に着いたのだ。そして彼は職員室に入り学校の教員と今日の事で話をしてから職員室を出たのだ。ちなみに今年も論文コンペがあり孝一の姉である咲の許嫁である五十里啓を中心に論文コンペの準備が行われて居たのだ。しかし、生徒達は孝一の着ていた大礼服を見ていたのだ。すると、目の前から七宝琢磨がやって来たのだ。その際に彼が孝一に聞いたのだ。

 

「先輩、学校では制服ですよ。それでは風紀委員の名に傷がつきますよ。」

 

と琢磨が言うが孝一は返したのだ。

 

「今日は、さるお方がこの学校に来る。だから、今回は特別にこの服装で居る事を許されている。」

 

と言い孝一はその場を立ち去ったのだ。

 

 

それから、時間が経ち今日の学校の授業は無く皇太孫殿下が来るの時間が来たのだ。生徒達は一部を除いて緊張をしていたのだ。簡単だこの国の君主の一族である皇族で皇位継承順位第二位の人物で未来の天皇なのだからだ。すると、皇太孫が孝一に向かって声をかけたのだ。彼の名前は治仁親王。皇太子殿下の第一皇子だ。

 

「孝一!久しぶりだな。少しは頭が柔らかくなったか?」」

 

と言って来ると孝一が返したのだ。

 

「殿下。今は公務です。少しは落ち着いて下さい。」

 

「良いじゃないか?少しくらいは?」

 

と彼が言うが孝一は言ったのだ。

 

「殿下。貴方は皇位継承順位第二位のお方なのです。少しはお立場を理解して下さい。」

 

と孝一が彼に進言するが当の本人は何処ふく風だ。飄々としているが孝一はため息をつくがこれでは話が進まないので話を中断して校内を案内する事にしたのだ。

 

「では、殿下。今から校内を案内します。私について来て下さい。」

 

と孝一が治仁親王に言い彼も頷き彼についていったのだ。そして、その場にいた殆どの生徒全員が嵐が過ぎ去ったかのような顔をしていたのだ。生徒達は緊張が解けてその場で喋り始めたのだ。一方、孝一と治仁親王は話をしていたのだ。

 

「なあ、孝一。実はお前に伝える事があるんだ。」

 

「はあ、何だ。治仁。話とは?」

 

と孝一が聞いたのだ。実は二人はこう言った人が居ない時は名前で呼び合っているのだ。治仁親王が口を開いたのだ。

 

「実はな、陛下がお前に少尉の階級を与えると言っている。この事は内閣の承認を得ている。」

 

と彼が言うと孝一が答えたのだ。

 

「分かった。その話は承るぜ。」

 

と答えたのだ。そして、二人は公開授業がある場所に着いたのだ。そこで魔法の実技の授業が行われていたのだ。孝一は此処で魔法の説明を治仁親王にしていたのだ。それから時間が経って公開授業が終わり治仁親王が皇居へと帰っていたのだ。すると後輩達が孝一に集まり出したのだ。

 

「犬塚先輩!親王殿下とはどんな関係何ですか?」

 

「殿下の母君が俺の父の姉にあたるからな。殿下とは従兄弟になるんだ。」

 

と孝一が答えて周囲の生徒達が驚いたのだが孝一や姉の咲と弟の紅音と夏は気にせずにいたのだ。その後、学校の下校の時間になったので生徒達は家に帰路に着いたのだ。

 

その日の夜。孝一は自宅の御堂の中に居たのだ。彼は一体何をしているかと言うと自分の体内に居る尾獣達と会話をしていたのだ。

 

「いきなり呼び出した上にこっちに来ちまって、悪いな。お前達。」

 

『やれやれ、俺様達を呼び出したんだ?』

 

とタヌキの様な姿をしたのが一尾の守鶴だ。

 

『仕方がないやよ〜。俺達に話が無ければ此処に呼び出さ無いやよ〜?』

 

とナメクジの様な姿をしたのが六尾の犀犬だ。

 

『全くですね。私達は彼と共生していますから、仕方有りませんよ。』

 

と体が馬で顔が海豚の姿をしたのが五尾の穆王だ。

 

『そうですよ。余り言いすぎは良い事は無いですよ?』

 

と言ったのが猫の姿をしたのが二尾の又旅だ。

 

『まあ、悪くね〜からよ気にすんな。』

 

と答えたのが、猿の姿をしたのが四尾の孫悟空だ。

 

『僕達は何時も君と戦うかからね?』

 

と答えたのが亀の姿をしたのが三尾の磯撫だ。

 

『俺のラッキーセブンで助けるけどな?』

 

と言うのがカブトムシの姿の七尾の重明。

 

『やれやれ、お前のことだ。俺達の所に来るとなると何かが起きるんだな?」

 

と言うのが下半身ががタコで上半身が人間で顔が牛の様な顔をしているのが八尾の牛鬼だ。

 

『ふん、ワシはどうなっても知らん。」

 

と言ったのが上半身が人間の狐の姿をしたのが九尾の九喇嘛だ。

 

「まあ、そうだがな。近々、少し大変な事が起こる可能性があるんだ。だから最悪な場合、全員の力が必要になるからな。力を貸してくれるか?」

 

『『『『『『『『『構わん。』』』』』』』』』

 

孝一は御堂から出て自分の部屋に戻ったのだ。そして、部屋で今度の論文コンペの事を考えていたのだ。その後、時間が経ち孝一はベットに横になって寝たのだ。その際に、孝一はある夢を見たのだ。

 

『bgm ウルトラマンオーブost〜1908年某国にて〜』

 

「____!_____!」

 

何かを叫ぶ少女とその少女に近づく少年がいた。

 

「______!______?」

 

何か巨大生物と光の巨人が戦って居たのだ。すると、巨大生物が火球を出したのだ。その、火球が巨人に直撃したのだ。そして、その火球の直撃の衝撃で近くに居た二人は衝撃に巻き込まれたのだ。

 

「!?____、_____!」

 

それを見た巨人は驚愕したのだ。そして、巨人は何か光に包まれた武器を取り出して頭上で円を描きエネルギーを武器に集中させて巨大生物に向けて光線を放ったのだ。その光線が巨大生物に当たるが巨人の手から武器が暴発して巨大生物を中心に爆発をしたのだ。すると、その爆発を中心に凄まじい大爆発が起きたのだ。

 

爆発と爆発の煙が収まるとそこに一人の少年が立っていた。

 

「う、う、」

 

「ハア、ハア、ハア。」

 

と息を切らしながらも立っていたのだ。すると、上空から何か光が降りて来て孝一は左手を上げてその光が左手に持っている機械を通るとそこから一枚の人に似た物が描かれているカードが出て来て、孝一はそれを腰にある機械に閉まって周囲を見渡したのだ。すると、孝一は

 

「う、う、あーーーーーー!」

 

と何処か悲しげな悲鳴を上げたのだ。それ同時に孝一は目を開けたのだ。体を起こして口を開いたのだ。

 

「また、あの夢か。もう、失った物は戻って来ない、二度と。」

 

と言い何処か悲しげな顔をしたのだ。

 

「後、もう少しで論文コンペだ。気分を変えよう。」

 

と言い孝一は家にある道場に向かったのだ。

 

 




今回はオリキャラの皇族を出しましたし、尾獣もちゃっかり出しましたね。
終わりの方の夢はウルトラマンオーブの第一話のOPの前のあのシーンです。
見た事ない方はウルトラマンオーブのDVDやもしかしたらYOUTUBEでも見れるかもしれないんで見てみてください

尾獣の設定は決して忘れていませんでしたし作者の都合で出さなかっただけです。これから少しづつ出しますのであしからず。本当は昨日の投稿するつもりでしたが眠かったので、辞めました。

何か本編や設定で気になった方は感想や活動報告で質問を受け付けていますので気軽に質問して下さい。

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