少しひねくれてる恋愛小説もどき   作:Leng

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思い立って世界観もメモも設定も何もかも考えずに書き始めましたんでどうなるか僕にも分からないです。
主人公が騙されたり裏切られたりして人を信じられなくなる系書きたいんです。


主人公が可哀想な小説です

「はぁ...」

深雪は溜息を少しひんやりとした机に吐いた、すると表面に吐息がかかり少し曇った。

それはまるで今の深雪の心境を表している様だ。

そしてまだ冷たいそれにもたれ掛かる、その際に頬が机に触れる事で、まだ少し寒い春である事を改めて実感する。

今は授業終わりの休み時間である、入学したばかりのこの季節なら普通の高校生は出来たばかりの友達と他愛もない会話をして楽しむものなのだろう。

しかし深雪はその例の通りという訳にはいかず、こうして机に伏している。深雪は別段コミュ障という訳では無い、むしろ中学時代はもっと元気のある少年であった。

 

「はぁ......」

深雪はまた、深い溜息をこぼした。

深雪の席は1番後ろの窓側の席である。今の季節はまだ肌寒いため、必然的に窓際というのは男女問わず生徒が集まる場所なのだ。ましてや1番後ろというのには男子を惹きつけるものがあるだろう。だが、このクラスに限って、そういった生徒は、前の方の窓際に居る。

深雪にはその理由が嫌という程分かる。

 

理由は単純明快である。

 

〔深雪は学校で避けられている〕

 

そう、深雪は学校では避けられているのだ。

 

深雪は高校生活に憧れを持っていた。

友達と下らない事で笑い合いあったり、女子に恋焦がれてみたり、それこそ毎日が充実したものであると信じてやまなかった。

だが実際はそうでは無かった。

深雪の思う青春は今では、ただ勉学に励み、人との関わりなど無駄で満ちたものである、と変換されていた。

 

次の授業は深雪の嫌いな世界史の時間である。

何か暇つぶしになる事はないか考えた深雪だったが、その顔に一瞬、微笑が生まれる。

簡単な事だった、自分が今、過ごしているこの状況こそが最高の暇つぶしではないだろうか?

幸い、世界史を担当している教師は生徒が授業をしっかり受けていなくても何も指摘しない。

チャイムが鳴り響くと同時教師が入ってくる。

 

深雪は、今の自分の無意味な高校生活が何故こうも色褪せてしまったのか、暇つぶしとして思い出す事にした。

 

(場面をチェーンジ)

 

アラームの音がする...時刻は6:00だ、いつもならスヌーズ機能をONにし、もう一眠り決め込むところだが今日は違う。

 

〔入学式〕

それは小中高校生のほとんどの心の内を高揚感でいっぱいにする

一大イベントである。

この俺、柏木 深雪も例外ではない。

受験という試練を乗り越えた先にある幸せな日常が待っているというのに二度寝などしていられるはずがなかろう。

 

(とりあえず、洗顔とかしてくっか...)

 

 

洗面台に着いてすぐに鏡を見て寝癖チェックをするが目立ったものは無い。

(よし....今日から俺も晴れて高校生だ...だらしない奴だとは思われたかないからな、身だしなみとかしっかりしないとな)

心の中でそうつぶやき、気持ちを入れ替えるように顔に水をバシャバシャとあてる。

 

「あ、お兄ちゃんおはよ」

 

心をリフレッシュしていると後ろから声がかかった。

 

「弥生か、ちょっちタオル持ってきてくんね?忘れちまってさ」

「ん、持ってきといたよ...いつも忘れるんだから...」

「すまんすまん、いやぁ弥生は気が利くな!」

「全く...褒めても何も出ないよ?」

 

この子は俺の妹の弥生だ、とは言っても双子の妹なので同じ高校生な訳だがなんと、高校も一緒なのである。そしてこんなにも気の利く良い子が双子の妹とは、嬉しい限りだ。

 

「今日は起きるの早いんだね」

「そりゃお前、今日はなんてったって入学式だからな!」

「入学式じゃなくてもいつもこんぐらい早く起きてくれたら楽なのにな〜」

「すんません...」

「はぁ...じゃあ私はいつも通り、ご飯作っとくからね」

「ありがとうございます...」

 

我が家では妹が朝食を作ってくれている、本当によくできた子だ。

 

(タオル渡すためだけに来てくれたんか...良い子だな....お兄ちゃん、嬉しくて涙が...)

 

「あ、その前に顔とか洗わせてよ、そのために来たんだから」

 

(んな事無かったわ、感動の涙返してくれ。)

 

 

 

(しっかし、もう俺も高校生か〜...なんか中学とか一瞬だったな。)

部屋に戻ってきた俺はそんな時の流れの速さに一種の感慨深いものを感じながら、制服の袖に手を通した。

新しい服特有の刺激的な匂いが鼻につくが、これが結構好きだったりする。

 

(お、結構そこら辺にいる高校生っぽいんじゃないんすかね!?)

 

そうして鏡の前で自分の制服姿を確認していると妹からお呼びがかかった、どうやら朝食が完成したようだ。

階下からの制服の匂いとは打って変わった食欲を誘う匂いに、少し駆け足気味で階段を降りていく。

それは高校デビューをまじかに控え、流行る気持ちを体現しているようだった。




まさか読んでくれたのか、君と僕は親友だ。
冗談はさておき、これ初作品なんですけどいざ書いてみると全然分量足りませんね...もっと一つ一つの場面について詳しく書いたほうがいいんでしょうか?でもしつこいと思われそう...まぁ適当にやっていきます。
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