Welcome!! to the fog of world...   作:Rat man

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"木の葉を隠すなら、森の中だろ?自然と一体化して溶け込め。"


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archive 孤島のサバイバリスト

 

File 002

 

苦痛だ。自分の才能を他の人と比べられる。無理やりランク付けをして優劣を決めてくる。

 

どうしてだ?そこにこだわる必要があるのか?

 

学歴・スポーツ・芸術・資格・etc・・・

 

これだけの判断基準で人生が左右される?馬鹿なのか?

 

エゴな人間たちが人の才能を勝手に決めて、勝手に人生のレールを作り出す。

 

何が楽しいんだよ、そんなことして。

 

少なくとも俺は、周りの意見に流されずに自由気ままに自分の人生を謳歌するつもりだ。

 

だけど、親父は俺の考えを理解してくれなかった。それどころが、いつも兄の才能について

 

口酸っぱく話していた。

 

"我が家で随一優秀な才能を持つ兄は、社会の為に多くの貢献をしているのだぞ!

 

それに比べてお前は、その平凡的な能力を少しでも伸ばそうと努力しないのか!"

 

うるせぇよ。兄の人生だろ?俺の人生と何の関係がある?そう思っていつも親父と喧嘩した。

 

数年後、大学生活でのサークル部員達とのトラブルが原因で大学を中退した。激怒した

 

親父は俺に絶縁を言い渡してきた。家出のきっかけづくりになったので、その要求を受け入れて

 

家を出た。喧噪な都会から離れて、大自然に囲まれる深い森の奥地まで足を運んだ。

 

誰も指図されない場所で、家から持ち出したキャンプ一式を設置し、野外の生活を楽しんだ。

 

食用の木の実や川魚で飢えに困ることなく、多種多様の生物と触れ合って孤独感を紛らわし、

 

森の中を散策して体を鍛えてきた。

 

夢のような人生だ。自由気ままに生きられる。やっぱり俺にはこの生活が一番似合う。

 

五月蠅く言う親父もいない、優劣付けてくる輩もいない、俺を見下してくる兄もいない。

 

そうさ、あんな奴らがいなくたって俺は一人で生きていけるんだよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 "・・・ク、・ぇ・・・ク!、ジェイク!!

 

 誰かに強くたたき起こされる。瞬間、俺は夢の中から目を覚ます。・・・一瞬の不快感と怠惰が

 

 脳裏を駆け巡った。ゆっくりと体を起こすと呼び掛けていた人物に話しかけられる。

 

 ドワイト「やぁっと覚めたね。ジェイク」

 

 ジェイク「・・なんだ、どうした?」

 

 ドワイト「どうした?じゃないよ全く、いくら君が疲れているからってまる二日も寝たきりで

 

      目を覚まさないから心配したんだよ・・」

 

 若干の苛立ちと安堵の口調で喋るドワイト。

 

 ジェイク「そうか。それはすまないな」

 

 心配してくれた仲間に短く謝罪する。それと同時に眠っている間の夢の出来事について、忘れて

 

 いくようにした。

 

 ドワイト「あ、そうだ。丁度君も目を覚ましたから、焚火の前まで来て」

 

 ジェイク「ん?何かあったのか」

 

 ドワイト「何かって・・あの老人が目を覚ましたんだよ!漸くね」

 

 ジェイク「!!」

 

 その言葉を聞いた瞬間、ぼんやり聞いていた俺は急いで立ち上がり、驚いたドワイトの腕を掴み

 

 目覚めた老人の所まで案内させる。

 

 ドワイト「ちょちょ、ちょっと待ってジェイク!そんなに急いだって」

 

 ジェイク「いいから早くしろ!!」

 

 "聞きたいことが山ほどあんだよ!こっちは!"

 

 そう思って早めに駆け出した。夜の森に生息するカラスの鳴き声が鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼らは気付かなかったがもう一つ、足音が響いていた。招かざるモノの足音が・・・




"It's Me"
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