【完結】がっこうぐらし!RTA/卒業生チャート+α 作:兼六園
卒業旅行 前
はーいよーいスタート。まだ誰も挑戦してない大学編の実況プレイはーじまーるよー。
まぞくRTA、地下鉄ぐらし、ステま実況、そして前作こと卒業生チャートRTAおよびバンディット50人斬りRTAをご覧のクソホモの皆さんこんにちは。今回からは完走した高校編の続編である大学編をプレイしてイキたいと思います。
しかし誠に残念ですが、大学編からはRTAではなく通常プレイで遊ばせていただきとうございます。何故なら色々と忙しいからですね、チャートを作る余裕と試走する余裕が無いねんな。
ついでに言うと今回含め3partくらいは高校脱出後から大学に入るまでの間を描写していくので、本格的な大学編プレイはしばらくあとになります。今は単行本で言うと6巻の辺りですね。
そんなわけで行動開始──の前に簡単なキャラ紹介をしておきましょう。なぜか大学編から見始めるホモも居るかもしれません。
先ずは大人組から行きましょう。最初は本作の主人公こと【
病気でパンデミック前に亡くなった祖父から剣術を教わっており、日本刀片手に暴れ回る生まれてくる時代を間違えた系剣士です。
次はめぐねえこと佐倉慈。原作では1話の時点で亡くなっている高校教師で、ゲーム版ではチョロさを遺憾なく発揮する淫乱ピンクですね。
最後に酒豪ゴスロリことスミコ。大学編でちょろっと話題に出たり最終話でコマの奥の方に居る程度の出番しか無いはずでしたが、本実況ではなぜかメンバー入りしているレアキャラです。
お次は原作メンバー。サクサク紹介してゲームを進めたいので巻きで行きます。
高校編で脱出したのは原作主人公こと丈槍ゆき、原作ではGNめぐねえの幻覚で精神を保とうとしていたやべーやつですが、今回はみんな生きてるのでただの癒し担当。
お次はバイオオーガニックゴリラこと恵飛須沢くるみ、今回は原作通り感染してしまっているので、大学編以降はお荷物になります。
続いて原作ではゆきちゃんの次くらいにやべーやつこと若狭ゆうりと妹のるーちゃん。
原作では妹を亡くしており大学編からゆきちゃんに代わり頭がどうにかなってしまうキャラですが、本作ではるーちゃんが生きているので特に問題はないでしょう。
最後はある種第二の原作主人公である直樹美紀とMrs.Kこと祠堂圭。RTAでは大体セットで救出される二人ですね。あと太郎丸も居ます。こっちではドッグミー……ジャーマンシェパードではなく豆柴なのでご安心ください。
今回の実況プレイはこのイカれたメンバーでお送りします。んだらば早速、前回ラストで高校を脱出した辺りのデータから続行しましょう。
ヘリの爆発やらなにやらで駄目になった高校から
中の様子を見るべく車を降りた古木くんに、くるみ姉貴とゆきちゃんが手伝いを名乗り出ました。ゆきちゃんはあわよくば漫画を収集したいだけですので店内の掃除でもさせておきましょう。
……なんかしれっと着いてきたスミコはどうせバックヤードに酒でも探しに行くつもりでしょうから放っておいて良いです。
作中の10日目から時間があんまり経過していないので古木くんもくるみ姉貴も体のあちこちにガーゼや包帯が巻かれていますが、体力は全快しているので気にせず行きましょう。
投擲用のペグを数本とバールのようなものを装備した古木くんと、シャベルを肩に担いでいるくるみ姉貴で棚の裏やレジの裏を探索し……お、1体居ましたね。はいペグをスコーンと投擲。
大学編からゾンビこと『やつら』の体力や攻撃力も増えてくるのですが、古木くんの筋力の高さや【剣術Lv3(MAX)】と【投擲Lv3(MAX)】などのスキルがあってかめちゃくちゃ楽ですね。
経験値も微妙に増えていますが特に欲しいスキルは無い……というか高校編で習得したスキルだけでランダル編クリアまで行けるビルドなのでないはないでも必要ないって感じです。
まあ、どうせなら感染くるみ姉貴との模擬戦(己の回参照)で習得した【弾き】をカンストさせてみるのも面白いので、あと5ポイントすなわち5レベルは上げましょうかね。*1
とかなんとか言いながら店内の探索を終わらせ、入口付近に戻ってゆきちゃんが行っているお掃除の手伝いをしておきましょう。オラッ! スミコもやれ! ワンカップ大関片手に寛ぐな!
──夜、店内の一角にマットを敷いた即席の布団にみんなが眠った裏で、古木くんは唯一の男なので見張りを兼ねて車に残っています。
大学編の夜のターンはヒロインの内の誰かと会話をするイベントが挟まりますが……今日は誰が来るかな…………おや。
選ばれたのはめぐねえでした(綾鷹)。てっきりスミコかくるみ姉貴辺りだと思っていましたがさすがゲーム版のチョロインは格が違った。
車の屋根に座っていた古木くんにめぐねえを引っ張り上がらせ、横に座らせます。
好感度やキャラの性格などで変化する無駄に多彩な選択肢から適当に選んで会話をし、時間を経過させ翌日に備えて古木くんも寝ましょう。
続けて翌日。大学目指して
──すると、音楽を点けようとしてラジオが起動し、おもむろに音声が聞こえてきました。
エッ……それって……『まだ生きてる人がラジオを流してる』……ってコト!? ということに気付いた辺りで今回はここまで。
次回はさっそくラジオを流している人の所へ向かいます、ではまた。
──少女らが寝静まった深夜、大上古木が乗ってきた車の屋根の上に座り、ぼんやりと空を見上げている。それからふと、店内から聞こえてきた足音に意識を傾けた。
「──古木くん」
「……慈さん」
ぺたぺたとサンダルで地面を踏みながら近づいてくる女性──慈を、古木はぐいっと引っ張り上げる。屋根に並んで座ると、少しの間を空けて慈が古木へと口を開く。
「お体の方は、どうですか」
「悪くありません。もう少し体を休めれば、ぎこちなさも消えるでしょう」
「そう、ですか。あまり無理はしないでくださいね、古木くんが回復するまでは、私たちの方でも頑張りますから」
「……貴女こそ無理に戦う必要は無いんですよ」
無理に握り拳を作り自分に喝を入れる慈に、古木はそう言って顔を上へと向ける。
「それより、上を見てください」
「えっ? ──わ、ぁ」
話題を切り替えようと、古木は慈の前で指を上に向ける。それに釣られて天を見上げた慈の瞳に、星の海が反射していた。
──正に、皮肉にも。パンデミックにより文明の光が失われた街中で、二人は雲一つ無い空に映る星々の煌めきを視界に納める。
「あまり殺気立っても良いことはありませんよ。とりあえず今は、星でも見て過ごしませんか」
「──ふふ、そう……ですね」
「────」
慈がそれとなく、古木の肩に頭を置く。
古木はそれに対して何を言うでもなく──少し困ったように眉をひそめて、無言を貫いた。
ほんの少し勇気を出した慈の顔が真っ赤であったことは、暗がりゆえに気づいていない。
──翌日の朝、荷物を纏めて車に乗り込んだ古木たち。運転役を買って出た古木を助手席のゆきが眺めていると、段々とウズウズし始める。
「触るなよ」
「──さ、サワラナイヨ」
「本当か?」
「……あっ、あーっ、ちょっと変なところ触っちゃいそいだだだだだ!!」
ハンドルに片手を置きながら片手でゆきの手の甲を緩くつねる古木は、小さくため息をついてから妥協案を口にした。
「なら、音楽でも掛けてくれ」
「──! ラジャー!」
意気揚々とグローブボックスを開けて中を漁るゆきは、奥の方からCDのケースを見つける。それを入れて早速と再生しようとしたが、彼女は勢いで押したボタンを間違えてラジオを点けた。
『──ねぇねぇ誰か聞いてる~? こちらは巡ヶ丘ワンワンワン放送局! この世の終わりを生きてるみんなー! 元気か~い?』
「……ゆき、今何を入れた?」
「え、これ」
「────」
古木が横目でちらりと確認したCDの内容とは思えないフランクな声色が、続けて聞こえてくる。
『聞こえてない人返事してー! なんつって、ノリが悪いぞぉ~! ……まあいいや、そんじゃあワンワンワン放送局、はーじまーるぞー』
「──古木くぅん、それはどうやら、公共の電波に乗せられた言葉なようだね」
後ろからひょこりと顔を覗かせたゴシックロリータの衣服を着た女性──スミコが助言する。音楽ではなくラジオが起動されたことを認識して、ぽつりと呟いた。
「……生きている人が、居るようだな」
『ご清聴ありがとーう。いやほんと、静かだよね。静かすぎ。もうちょっと騒いでもいいぞ~、こちらはワンワンワン放送局」
女性は淡々と、しかして朗らかに語る。
『どんなに辛い日々でも、希望と音楽をお届けするよっ! じゃ、また明日!」
女性は音楽を流す。偶然でも繋がったものに、希望を届けられたらと考えて。
「──ゲホッ、ゴホッ」
次→10月21日00時00分(予定)