【完結】がっこうぐらし!RTA/卒業生チャート+α 作:兼六園
ゲーミングやつらMODに一度パソコンをぶっ壊されたゲームのRTAはーじまーるよー。
エリア上のやつら全員が激しく発光するせいでPCが
尚運営に対策され、制作者はMODの削除と垢BANを食らった模様。
運営「何でこんなMODを作ったんですか?」
制作者「偉大なMODというのは、輝いて見えるものだヨ」
運営「眩しい理由の方は訊いてないんですけど……?(全ギレ)」
という話があったらしいっすね。
それはさておき、2日目です。
本RTAでは
硬い所で寝たせいであまり回復しなかったストレス値を余ったお握りを食べてカバーしましょう。めぐねえの腕枕と乙πを堪能しながら寝ているゆきちゃんを拝みつつ、行動開始です。
各階制圧の条件は、該当エリアのやつらの総数を8割以上減らし、且つバリケードで道を塞ぐ事が必須となります。
なーのーで、先ず早朝から古木くんでやつらの数を減らして、皆が起きてから三階を制圧する旨を説明して改めて戦闘を続行します。
そうすることで、『もう始めちゃったんなら仕方ないか』という空気を出して反論を潰せるんですね。あとはヒロインたちにバリケードを設置させる裏でやつらを倒すだけで制圧は完了します。
とはいえ、バリケードとは名ばかりに、物資が心許ない現状は最低ランクの『積み重ねただけの机』しか用意できません。
7日目の強制ラッシュまでに頑丈に補強できる素材アイテムを確保しておきましょう。モールに行けばダクトテープや工具を入手出来る為、上位のバリケードを設置出来るようになります。
──それでは刀片手にいざ鎌倉。屋上と三階を隔てる扉を塞ぐロッカーを素早く静かに退かし、開けた扉はしっかりと閉めておきます。
夜から明け方までに一度帰ったが再度侵入していたのだろう『やつら(生徒)』と『やつら(教師)』を複数目視。最初からサウナパワー全開で行くぞ!(サウナパワーってなんだよ)*1
三階に降りてすぐ左手の教室に居るやつらを真っ先に殲滅します。
教室の中という狭い所さんでは囲まれたら即オダブツになるのでスピード勝負となります。
尤も、【剣術】をLv2にするか筋力にあと2回ほど経験値を割り振ればR1一回でやつらを倒せるようになります。【跳躍】もLv2にしたいなら、いずれかに3振れば得られるスキルポイント3つと前回残した1つでそれぞれを上げることが出来ます。
──と、攻撃が当たりそうになったので、やつらの一人にバクスタを叩き込み無敵時間で切り抜けます。お尻にガムが付いてるから取ってあげる。動くな、俺はRTA走者だ。
ちなみにバクスタ無双は最悪の場合タイムロスに繋がります。
1体の尻に回り込みR1を押して致命の一撃を入れ、そのモーションが終わるまでに確定で3秒は掛かるので、無敵時間で逃れられるとはいえ、例えば最終的に20体にバクスタを入れていたとしたら一分もロスする訳ですね。
ガバも積もればロスとなる。尻を掘るのも程々にして、なるべく通常のR1攻撃で倒すのを心掛けましょう。んだらば倍速。教室の出入口を出た直後に襲われないよう気を付けながら、一室一室のやつらを丁重に始末して行きます。
必ずと言って良いほどに教室には先生が一人、生徒が数人残っているのですが、これに加えて食堂等のやつらを視認することで、操作キャラとヒロインたちが『やつらは生前の習慣を元に行動しているのでは』という情報を共有するんですね。
これが7日目のラッシュを切り抜ける伏線になるので、必ずそれまでにこの情報を共有させましょう。
そうでないと誰か一人は死にます(無慈悲)
三階の教室2-A~Dのやつらを殲滅したので、一旦屋上に帰ります。職員室の方に行くのは皆が起きたあとにしましょう。
ちなみに、やつらはバリケードを見つけるとそちらを優先的に押し通ろうとするAIが組まれています。それを利用して音楽室辺りと2-C辺りに設置すれば、こちらは室内を迂回して楽に通れるので移動がスムーズになります。
……とか言ってる間に屋上に到達。ゆっくり扉を開けて外に出ると────ビッキビキに額に青筋を浮かべたくるみ姉貴が仁王立ちしていました。古木くんの恐怖値が上昇しましたね。
どうやら想定より早く起きていたようで、古木くんが居ない事で心配していたらしいですね。こういった心配を何度もさせると縄で拘束されるので気を付けましょう。
刀の血を洗い流して布で拭いつつ、皆が起きているのを確認してお握りの余りと羊羮を振る舞います。鮭おにぎりと羊羮を同時に食べたゆきちゃんがすごい顔をしていますが、誰が同時に食えと言った!(MUR閣下)
ではぱぱぱっと食事を済ませ、三階制圧の計画を話します。
いつまでも屋上で暮らすわけにもいかないので、一応全員賛同はしてくれます──が、やつらの相手は危険なので素直に頷けないのでしょう。まあ誰もやらないなら古木くんのワンオペDIYが始まるだけなんですけど。
『一人でやるな(8割ギレ)』と忠告したくるみ姉貴の言葉を聞き入れ、今度は皆で三階に向かいます。その際、念のためにバールをめぐねえに渡して装備させましょう。
バール本来の役割として扱えば、扉をこじ開けたり釘を外したりと用途は多彩です。尚、今回の古木くんは家から刀を持ち出せたのですが、無かった場合は骨董品店などで見つけるまでの代用品として使いましょう。
やっぱ……ゾンビサバイバルのバールを……最高やな! ある意味初手で刀を入手できた古木くんは運が良いというか逆にセコいですね(?)
では、教室の机と椅子を廊下に積み重ねているめぐねえ・ゆきちゃん・りーさんを見守りつつ、接近してきたやつらを随時対処します。
ワイヤーなりで縛っておかないと崩れそうなものですが、何個も重なった机はかなり重いので、システム的にもそれこそ十数人のやつらに一斉に押されない限り崩れはしません。
どうせ明日になればモールでバリケード用の素材と道具を持ってくるからこの心配も無縁になるでしょう。有刺鉄線を用意できれば、崩れたバリケードがやつらを足止めする即席トラップにもなるので可能であれば持ち帰ります。
──雑談もそこそこに、教室奥側の階段から上がってきたやつらの対処をしま…………真ん中の階段からもやつらが来ましたね。
では中央階段のやつらはくるみ姉貴に任せ、古木くんは奥側のやつらを倒します。数は……3!(ダディ)くるみ姉貴の方は2体でした。
やつらが近付いてくるとNPCは作業を中断してしまうので、一定の距離に近付かれない内に倒しましょう。いつものようにR1を2回……あれ、こいつ死にませんね(もう死んでる)
時々、こんな風に高体力個体が混ざってるんですよね。早く剣術のレベルを上げたいぜ。(向上心土方) こいつの場合はR1攻撃を3回入れないと倒せません。
一回のチェストで倒せないなら、千回チェストすれば良い。妙案にごつ。
最初の2発と合わせて、最後の一発くれてやるよオラ!*2
奥の2体目にはタイミングよく片手R2最大タメ攻撃を叩き込みましょう。
おはんはおねショタは好きか?
やつら「ショタ優勢じゃないと抜けない」
じゃあ死ね!!!!!(ガチギレ)
刀の攻撃は斬撃/刺突で、片手のR2モーションは『突き』です。つまりそれの最大タメ攻撃ともなれば、やつらは面白いくらいに吹っ飛びます。うーん、かなり気持ちいいっすねぇ。
一方くるみ姉貴のシャベルは全て打撃です。ですが、好感度の上昇で行われるとあるイベントをこなすことで、攻撃属性に斬撃が追加されるようになるんですね。
……あと1体は適当に処理して戦闘終了。もう少し経験値が溜まればステータスを上げられそうですね、その時は持久力に振って、合計2ポイントで【剣術】をLv2にしましょう。
──スキルポイントの話はさておき、くるみ姉貴もやつらを処理し終え、一ヶ所目のバリケードを設置完了しました。音楽室付近のバリケード設置は……倍速でも……バレへんか!
というわけでアクセルフォーム(5倍速)何度も似たようなシーンを映すのは再生数に関わるからね、しょうがないね。
それでは二ヶ所のバリケードの設置とやつらの総数を8割以上減らせたので、三階を(それなりに)安全地帯に出来ました。屋上に置いてきたリュックを取りに行ってから、放送室と生徒会室の鍵を開ける為に職員室に向かいます。
……おや、ゆきちゃんとくるみ姉貴が取りに行くと名乗り出ましたね。
リュックだけ持ってくれば良いので、お言葉に甘えてここは分担します。
という訳で、残った古木くんとめぐねえとりーさんの三人で県北の川の土手の下にある職員室に向かいましょう。
ちなみに、職員室には確率で
【槍術】や【薙刀術】を習得していると主人公のメインウェポンとしてもかなり優秀な武器として使えますが、古木くんには刀があるので必要ありません。刺又はりーさんか楔のデーモンにでも使わせとけばええねん(辛辣)
──あくまで8割以上減らしただけなので、職員室にも何人かのやつら(教師)が居ますね。あっそうだぁ、めぐねえもそろそろ……やつらと戦っておかない? 初めは皆嫌がるんだけどさ、慣れたらクセになるから。ネネ、良いだろう?
……あ、無理ですかそうですか。
出来ないって言うのは嘘つきの言葉なんですが、かといってあんまりしつこく強要すると、今度はストレスが爆上がりして終いにゃてるてる坊主になっちゃうので……(オブラート)
根本的に、めぐねえたちは戦うこと自体がストレスなんですね。
挙げ句『主人公に戦いを任せること』すら罪悪感でストレスになります。あーめんどくせ。なーのーで、PC版で普通にプレイする場合は好感度を上げてロマンスイベントを起こし、適宜性欲の発散を以てストレスと恐怖を下げましょう。
サバイバルの果てに吊り橋効果でヒロインと延々傷を舐め合うドロドロの共依存プレイに移行するのも良いんですが、ぶっちゃけRTAだとそこまでメンタル粉々になる前にクリアできちゃうんですよね。ちょっと残念。
戦えないなら仕方がない。こんな雑魚のゾンビなら俺でもやれるぜ。お前らは引っ込んでろ、俺は安全にRTAを走りたいんだよ。完走すりゃあ動画を再生する人数も多くなるからな。
がっこうぐらし! RTAは走者が全滅状態だが、俺はそこそこの記録を出してスピードラン.comに申請するぜ。
……わざとらしく死亡フラグを立てましたが、残念この程度では死にません。
視界の端に刺又が立て掛けられているのも確認したので、今回の本走はかなり運が良いですね。R1! R1! リーチを活かしてR2! 逃げようとするやつには誤チェスト(故意)にごわす。
サクサクっと倒して、今ので貯まった経験値を持久力に割り振ります。これでスキルポイントは2ポイントなので、【剣術Lv2】に上げます。これで高体力個体をR1を2回orR2を1回で倒せるようになりました。通常個体なら一撃ですね。
全スキルをLv1ずつ習得とかいう器用貧乏を極めたプレイは通常プレイだろうとRTAだろうと非効率なので……やめようね!
そろそろ戻ってくるだろうゆきちゃん達を待つために、刺又を取得してから放送室と生徒会室の間辺りで鍵を手に待機します。めぐねえは既にバールがあるので、りーさんに装備させましょう。
──ところで、なんでりーさんは申し訳なさそうな顔をしながらこっちを見てるんですか………………んぇえ゛(軍師)
【サイドミッション/るーちゃんの救出】が発生しました。メインクエストに指定しますか?
──YES・NO──
──職員室から鍵を持ち出した三人が、それぞれ得物を構えて廊下を歩いている。
刺又の柄を両手で握り、半ばを肩に置いて支えるようにして持ち歩く悠里が、暗い表情で足元を見ながら歩みを進めていた。
「若狭さん、どうされたんですか?」
「──あ、いえ、その……」
歩みが遅れていることに気付いた慈が問い掛けるも、悠里は顔色を悪くするだけで黙り込んでしまう。振り返って二人を見る古木が駆け寄り、慈と並んで悠里を心配する。
「悠里ちゃん、どうした? もしかしてバリケード作りの時にどこかぶつけたのか?」
「……いえ、あ、の……」
カツ、と柄の先を床にぶつける。口を開いて、閉じて、何かを古木に言おうとして──唇を一文字につぐんで見上げるだけに留まった。そんな悠里の肩に手を置いて古木が言う。
「──もしも悠里ちゃんが今言わなくても後悔しないなら、黙っていればいい。俺も佐倉さんも、誰も責めたりはしない」
「っ…………」
「若狭さん。先生と大上くんでは、頼りになりませんか?」
「……そうじゃ、なくて……」
ぐっと刺又を握る手に力が入り、重くなったかのように開かない口をゆっくりと開いて、すがるように声を出した。
「──妹が、居るんです」
「妹……」
おうむ返しのように呟く古木に頷いて、慈をちらりと一瞥して続ける。
「ここから少し離れた場所に、
「……その子の名前は?」
「──瑠璃です。若狭
「そうか」
まぶたを細めて、古木は思案する。
鞣河小学校なら、名前と場所だけであればぼんやりと記憶に残っていた。
「怖くて、動けなくて、なあなあにして屋上で寝て……しかもバリケードまで作って三階をこれからの拠点に使おうなんて時に──見捨てた妹を助けたいだなんて、私、凄く醜いですよね」
「──若狭さん……」
「ごめんなさい古木さん。忘れてください。きっと、妹──るーちゃんだって、もう」
──不意に、ぱん、と乾いた音を立てて古木の両手が悠里の両肩に置かれた。
言葉を紡ぐ度に俯いて行き、呼吸が荒くなっていった悠里は、跳ねるように顔を上げる。
「じゃあ、助けにいくか」
「…………えっ?」
「瑠璃ちゃんを、助けに行こう」
その目は悠里を真っ直ぐ見下ろし、その手はじんわりと熱を持っている。
生きる屍と化したやつらを掻い潜って高校から小学校に向かい、生きているかもわからない妹を探して戻って来なければならない。
『無茶なんだから諦めた方がいい』と、仕方ないとして心を殺そうとした悠里にとって、それはあまりにも都合の良い救いの言葉だった。
「悠里ちゃんにとって残酷な結末を見せつけることになるかもしれない。瑠璃ちゃんはもう死んでしまっているかもしれない。
それでも、行かずにただ見捨てた事実だけを心残りにして生きるのは──酷い話だ。誰も救われない。だから助けに行こう」
「──古木さん」
「これは……凄く難しいことかもしれないけどね、悠里ちゃん。
助けて欲しかったら、助けてくれって言って良いんだよ。無理やり『手遅れかもしれない』で、気持ちに蓋なんてしなくて良い」
「────っ」
悠里は目尻に涙を溜めて、一筋の雫を頬に流し、唇をわななかせてポツリと呟いた。
「……助けて、古木さん」
「わかった。俺が力になる」
即答し、慈に向き直って小さく頷く。ふぅとため息を漏らした慈は、自分の生徒を古木に預ける事もあって、教師として口を開く。
「若狭さんと妹さんを、お願いします」
「命に変えても────いえ、必ず3人で戻ってきます。やつらに気を付けながら、生徒会室でゆきちゃん達と待っててください」
タイミングよく戻ってきたゆきとくるみに妹の事を話してから、二人は素早く一階に向かう。
──えっ、妹居たの!? という言葉がゆき達から同時に放たれた事を思い出しながら、古木と悠里は、顔を見合わせて口許に笑みを作った。
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