【完結】がっこうぐらし!RTA/卒業生チャート+α 作:兼六園
地獄の大学編はーじまーるよー。
前回はランダル本社に向かう準備を済ませたところで終わりましたね。
今回から本格的♂に武闘派との抗争(実力が互角とは言ってない)が始まります。
現在くるみちゃんを追って外のキャンピングカーに向かっている最中の古木くんですが、この時点で既に行動を起こしている武闘派のせいで色々と厄介なことになっています。
先ずくるみちゃんを確保しに向かっているタカシゲ……帽子を被ってるタバコの人、そして図書館に向かっているタカヒト、シノウ姉貴、アヤカ……†私は選ばれた†の三人です。
マップによれば図書館に居るのはリセとスミコ、ゆきちゃんの寝室にめぐねえ、圭はみーくんと一緒、椎子姉貴は古木くんの寝室、他は原作通りですね。
イベント進行が同時に発生しているので、最初にリセとスミコは確実に捕まるでしょう。
下手にAIが好戦的だとここで誰かしらが死にますが、こちらの陣営から死人が出たらデータをロードしてやり直すだけだから安心! ちなみに動画化したこれがtake1です。意味は分かるな?
んだらば外に出てキャンピングカーを目指します。ちなみにくるみ姉貴がキャンピングカーで寝ている理由は単純、感染が進行していて眠れたり眠れなかったりしているからです。
おまけに前回のラストで逃げていたのは、こちらが獲物に見えていたからでした。そんなときに武闘派がやって来てさあ大変! という話ですね。こいつら余計なことしか出来んのか。
まあ向こうも仲間が感染者になったりで余裕の無さが限界に達したという事情もありますからね、同情はします。それはそれとして、お前たちにはこれから死んでもらう(無慈悲)
そんなわけでキャンピングカーに到着、するとそこにはシャベル装備のくるみ姉貴とバール装備のタカシゲが。おっと本日の犠牲者発見伝。
──と、遭遇と同時にイベントが発生。
逃げるくるみ姉貴を追うタカシゲ……を全力疾走で追いかける古木くんの恐怖映像を見つつ、ここで一段階目の戦闘開始。
このイベントはくるみ姉貴を追いかけながらの『やつら』数体で一回、道中の駐車場でタカシゲで一回、そして追い詰められたくるみ姉貴がやつらを音で呼び出すことでのラッシュの計三回の戦闘があり、好感度の数値によって三段階目のラッシュ時のタカシゲの生死が決まります。
当然ですが高校編からの地続きだと交流時間が無さすぎて武闘派の好感度は先ず稼げません。なので本動画での武闘派は…………んまぁそう。
──はい倍速入りまーす。
今さらやつらごときに遅れを取る古木くんではありません。ペグ投擲と日本刀の通常攻撃でオーバーキルの威力を叩き出せますのでね。
続けてタカシゲ戦ですが、これも一撃で体力を半分近く減らせてしまうので一瞬で三段階目に以降します。古木くん鬼強ええ! このまま逆らう武闘派ぶっ殺しにいこうぜ!(デンジ)
そして問題の三段階目。
原作では感染の進行でやつらに近づいている自分でいっぱいいっぱいのくるみ姉貴が、襲い掛かってきたタカシゲを音で引き寄せたやつらに殺させる……というものなのですが、オリ主の存在するゲーム版でも原作通りに進むせいで、くるみ姉貴が二人纏めて殺そうとするイベントになってしまってるんですよね。
オリ主の安否を気にする余裕すら無い、或いはわざとやつら側と認識させて殺されようとしているのか。まるでエレンみたいだぁ……
──今さら止められねえよ! 進撃スイッチONだ! となっているくるみ姉貴の騒音攻撃により、辺りからわらわらとやつらが集まってきました。こうなってはやるしかないので、逃げ行くくるみ姉貴を追いかける前にやつらを殲滅しましょう。タカシゲ? ああ、あいつは良い奴だったよ。
うう……チノちゃん、武闘派が踊り食いされてるところ見てて……となったところで今回はここまで。悲鳴を聞き、間接的に殺してしまったことを自覚するくるみ姉貴ですが、涙はお前にゃ全く似合いません!(哀叫拓也シリーズ)
ではまた次回。
──まるで恐怖を煽るような、ざわざわと蠢く木々が窓の外に映る。
ボウガンを突き付けられて歩かされる二人──スミコとリセは、背後を歩く武闘派の三人を尻目に小さくため息をついた。
「面倒なことになったものだ」
「そういえば御形くんはどこに?」
「わからない。ただ、仮に古木くんが校舎に居たら小生たちはこうなってはいない。つまり……何らかの事情で外にいるのやもしれん」
悟られないように小声で、古木の所在を確認する二人。それからスミコは、武闘派に
「この場から外の古木くんにこちらの状況を知らせる画期的な方法がある」
「──なるほどね」
「リスクはあるが……まあ、古木くんの足枷になるよりは遥かにマシと言える」
そう言い終えたスミコが突如として窓目掛けて傘を振りかぶるのと、武闘派の一人、アヤカが反射的にボウガンを射つのは同時だった。
──大学の校舎から離れて暫く、武闘派の一人に終われて逃げるくるみとそれらを追う古木が、施設の一角の壁際で立ち止まる二人に追い付いた。バールを握る帽子の男は、呆れたような表情でおもむろに口を開く。
「……ったく、なんなんだお前ら。感染者に、コスプレ野郎が」
「これは私服だ」
「マジかよ」
抜き身の刀を片手にそう言い返す古木に、男──タカシゲは信じられないものを見るような顔をする。フェンスに向かって項垂れていたくるみが振り返ると、不意に問い掛けてきた。
「……これしかないのかよ」
「あぁ、まあ、しょうがねえよな。安全第一だ、こっちも一人死んでる」
「えっ?」
「なに……?」
タカシゲが面倒臭そうに言い捨てながらバールを振りかぶる。
「どういう意味だ、死んだというからには誰かに殺られたのだろう」
「とぼけんじゃねえっ! うちの仲間は噛まれてもいないのに感染していた。そのガキが感染者なのと! 関係ないわけねえだろ!」
「────!」
古木と背後のくるみは、タカシゲが──武闘派が強行に出た理由を察する。
しかし、それでも、古木がタカシゲに刀を向ける理由もまた、
「……こちらに無実の証拠は無いが、そちらに事実の証拠も無い。だが子供を手に掛けようとしたんだ、殺されても文句は言えまい」
バールを弾いて後退させた古木。カチリと殺意にスイッチが入りそうになった──刹那、背後から横へと駆け出したくるみが、あろうことか、シャベルでフェンスを叩きながら走り出した。
カンカンカンカンと甲高い音が辺りに響き、夜間に大人しくしていた感染者たちが起き上がる。くるみには目もくれず古木とタカシゲに迫ってきた『やつら』は、二人を標的に定めてのろのろと、しかし大量に歩み寄ってきた。
「っ、くるみ!」
「おい! お前の仲間だろ、なに考えてんだ!?」
「黙れ、今はこいつらを捌くのが先だ」
怒声をあげるタカシゲに静かに返す古木。刀を握る反対の手で掴んだペグを、タカシゲを後ろから噛みつこうとしていた1人に投げつつ、それでいて頭をフルで回転させる。
──この男は庇いきれない。
──くるみを追うのが先決。
──ここで見限るか?
──それはするべきではない。
──殺そうとしたじゃないか。
──
脳裏で問われる是非。増えて行く
「……すまない」
古木は小さく謝罪の声を漏らして、手近のやつらを数体切り捨てると、くるみを追いかけるべく足を動かす。苦虫を噛み潰したような表情をする古木の耳は、大学の方から聞こえてきた、ガラスの割れる音を鮮明に捉えていた。
次→2月3日00時00分(予定)