「魔法」
誰もが羨ましいと思うもの。空を飛びたい、正義のヒーローになりたい。そして、漫画やアニメのように戦ってみたいなどの夢がある。
…しかし現実は甘く無かった
第八次侵攻…この日を境に人類は絶滅を辿っていった。…しかし、そうはならない時間軸もある。この物語は偶然や奇跡が起こした時間軸の物語である………
鶴城「……寝てたか」
学園の屋上で寝るのが日常になっている奴が俺だ。点数は赤点ギリギリ。特技も趣味も無し。冴えない男である。
鶴城「……もう一眠りするか」
???「させませんよ。」
鶴城「イダダッ⁉︎耳っ!引っ張るな!」
耳を引っ張られ、即座に目が覚めた。目の前には金髪ツインテールの幼女がいた。水無月風子だ。…一様17歳だから本人の前でそんな事を言えば殺されるが。
水無月「…なんか変な事考えてねーですか。」
鶴城「そ、そんなことはねぇよ!」
ちなみに風子との関係は同級生でもあり幼なじみだ。同じ時期に魔法使いに覚醒し、そのままグリモアに編入している。
水無月「アンタさんは本当に……、はぁ、今に始まった事じゃねーですが。風紀委員が仕事サボってどーするんですか?」
鶴城「…わかってるなら言うな。俺もサボりたくてサボってる訳じゃない。天気が良かったからどうしても眠たくなっただけd、イダダッ⁉︎耳はヤメロォ!」
ちなみに俺は耳が弱点ではある。それがわかっているから風子は耳を引っ張ってくる訳だか。
水無月「はぁ…全くこれだから風紀委員は統率が取れねーんですよ」
鶴城「それは全く関係無い気がするが⁉︎」
統率が取れて無いのを俺が悪いみたいに言うなよ…
水無月「…とりあえずそれは一旦置いとくとして、今日何が分かってねーんですか?」
鶴城「今日?……あぁ、確か転校生が来るんだったな」
この学園で転校生が来るのは意外な事ではない。しかし今回は普通では無い《転校生》が来るからだ。
鶴城「書類は見たが…何だっけ?無尽蔵の魔力だったか?」
水無月「えぇ。そーですよ。あと魔力の譲渡も出来るそーです」
鶴城「…また大変な奴が来たなぁ」
無尽蔵の魔力とその譲渡……科研が黙って無いだろうな。絶対何がしてくるはず……まぁ風紀委員としての仕事からするとあまり関係の無い事だか。
鶴城「でも、転校生を案内するのは他の奴だろ」
水無月「ま、そーですが、一様仕事上警戒はしといてくだせー」
鶴城「へーい。分かったよ」
そう言って風子は背中を向けた
水無月「あぁそれと、アンタさんには必要ねーかもしれねーですが、風紀委員の仕事はしてくだせー」
風紀委員の仕事は主に学園の秩者を守るのが目的だ。そのため、毎日の様に見廻りを欠かさずに行っている。
水無月「ウチはアンタさんがどんな人かは付き合いなげーんで分かってますが、他の風紀委員の士気にも関わるので。」
鶴城「…わーったよ」
水無月「ありがとうごぜーます。じゃあ、行きましょうか。」
鶴城「ん?見廻りなら1人で充分だか」
水無月「こんなか弱い女の子1人を見廻りさせるんですか?」
鶴城「……結局疑ってんじゃん」
水無月「さぁ、どーでしょう。」
やれやれ、今日も一日平和だな。