マンガ版GXしか知らない遊戯王プレイヤーが、アニメ版GX世界に跳ばされた話。なお使えるカードはロボトミー縛りの模様   作:黒月天星

226 / 280
 注意! 途中場面変更があります。

 また独自設定タグがかなり仕事します。

 そしてあとがきの最後に、今回出てきた幻想体達の能力と所見を記載しておきますので、宜しければどうぞ。


遊児対悪霊 その五 闇の黄昏を越えた者

 

 ◇◆◇◆◇◆

 

 それは、終末鳥が召喚される少し前の事。

 

「鮫島校長。避難訓練の名目で生徒達の避難完了いたしました。闇のアイテムの移送準備はあと十分で完了です」

「ありがとう。残るはその時間をどう稼ぐか」

 

 デュエルアカデミア本棟において、鮫島校長は森を進撃しつつある幻魔の巨体を遠目に見ながら職員の一人にそう返した。

 

 相手の狙いは久城からの連絡で明白。しかし闇のアイテムは移送するだけでも取り扱い注意の代物だ。厳重な封印の上で準備が必要であり、どうしても時間が掛かる。

 

 しかしラビエルの速度を考えれば、あと十分あればギリギリ到達出来る。今は途中で進撃が止まっているようだが、それでも危険な事に変わりはない。

 

 だが、まったく備えがない訳ではない。

 

「大丈夫だ校長先生。ここには俺達が居る」

「紅葉ったらまた何の根拠もなく……でも、こういう時だからこそ頼もしいわね」

 

 本棟で待機しているのは、精霊の力の素養がある元世界チャンプ響紅葉とその姉の響みどり。更に、

 

「そうだぜ。俺もまだまだ元気だぜ!」

「ノンノン! ここはワタ~シ達大人に任せて、生徒はお休みの時間です~ノヨ。いざととなったらまた……ぐぅっ!?」

「クロノス先生っ!? まだ身体がキツイんだろ? 無理すんな!」

 

 十代やクロノス先生を始め、大徳寺や三沢、茂木等戦う意思を持つ者達が勢揃いしていた。

 

 しかし敵は幻魔。負けるつもりはないが無傷で済むとも思えない。直に戦った十代やクロノス先生を始め、闘志を燃やしながらも覚悟を決めて待ち構えていたその時、

 

「……何だ?」

 

 急にラビエルの姿が目視出来なくなった。あれだけの巨体なら、見逃すという事はあり得ない。

 

 なのに見えない。それどころかラビエルが居た筈の周囲すら、()()()()()()()()()()

 

 なんだなんだっ!? 新たな敵かっ!? それぞれが慌ただしく動く中、一度似た暗闇の中に入った事がある十代は、すぐにアレが大鳥の展開したものだと察した。

 

「そこで戦ってるんだな遊児。……頑張れよ! いざとなったら俺達に任せて、ガツンとかましてやれっ!」

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆

 

「俺のターン。ドローっ! 死のデッキ破壊ウイルスの効果で互いにドローカードを確認。『幻想体 幸せなテディ』。攻撃力1500以上のためそのまま破壊される」

 

 

 悪霊 LP1100 手札2 モンスター 幻魔皇ラビエル 魔法・罠 闇の呪縛 DNA改造手術(悪魔族)

 遊児 LP2300 手札0 モンスター 終末鳥 死んだ蝶の葬儀 魔法・罠 エンサイクロペディア エンケファリン生成 深く暗い森

 

 

 引いたばかりのテディが破壊されたが、ウイルスの効果はドローのみ対象。つまりデッキからのサーチや特殊召喚は対象外だ。なので、

 

「エンケファリン生成の効果発動! 終末鳥を選択しレベルの半分、5個のPEカウンターを乗せる」

 

 エンケファリン生成 PE5

 

「続けてエンサイクロペディアの効果を発動。終末鳥に残っているPEカウンターを五つ使い、デッキから『幻想体 妖精の祭典』を攻撃表示で特殊召喚」

 

 終末鳥 PE5→0

 

 妖精の祭典 星1 ATK400

 

 俺が場に呼び出したのは、薄緑色の肌をした発光して浮かぶ翅の生えた妖精だった。人型のようにも見えるが、多腕で翅がある事からどこか虫のようにも見える。

 

『何だその雑魚モンスターは? モンスターが召喚された事で、幻魔トークンも特殊召喚される』

 

 幻魔トークン DEF1000

 

 悪霊は雑魚だと侮っているようだが、しかしこの見た目でコイツかなりヤバい奴なんだぞ。

 

「まず俺は葬儀さんの効果発動! 相手の場の表側表示のモンスターの攻撃力、守備力をエンドフェイズまで500下げる」

 

 葬儀さんの担ぐ棺から白い蝶の大群が飛び出し、ラビエルの目を眩ませて弱体化させる。

 

 ラビエル DEF4000→3500

 幻魔トークン DEF1000→500

 

『チッ!? だがようやくラビエルと終末鳥の数値が同じになったに過ぎん。今のラビエルは守備表示。数値が同じでは破壊されない』

「なら、さらに足せば良いだけだ! 妖精の祭典の効果を発動! 『妖精のケア』」

 

 俺の号令と同時に、妖精は手の平から小さな自身の分身を生み出し終末鳥の身体に飛ばした。すると淡い光が終末鳥の身体を覆う。

 

「妖精は一ターンに一度、場の表側表示モンスター一体の攻撃力、守備力を500アップ出来る。よって終末鳥の攻撃力は」

 

 終末鳥 ATK3500→4000

 

『ラビエルの攻撃力を上回っただとっ!?』

「バトルだっ! 終末鳥でラビエルに攻撃っ! なお妖精は効果で攻撃力を上げたモンスターが次の自分のターンまでに攻撃、表示形式の変更を行った場合、そのカードを破壊する効果があるのだが」

 

 攻撃宣言時、それまでおとなしくくっついていたミニ妖精が獣の本性を曝け出す。可愛らしさなどかなぐり捨て、舌なめずりしながらくっついている終末鳥に対して牙をむく……のだが、

 

「終末鳥は三鳥が重なっているので破壊されない。よって攻撃は続行」

 

 ぎょろぎょろと睨みつける黒翼の瞳に渋々動きを止める妖精。しかしその加護自体は本物で、終末鳥はラビエルに向かって攻撃を仕掛ける。

 

『迎え撃てラビエルっ!』

 

 システム上ではただのモンスター同士の戦闘だが、今この場に至っては互いに実体化した最上級モンスター同士の激突。そう簡単には終わらない。

 

 周囲へ衝撃波を巻き起こしながら、互いの巨腕ががっしりと組み合う。手四つの状態になりそのまま力比べをする事数秒間。

 

 元々のステータスだけで見ればラビエルに分があるが、そこは葬儀さんのデバフと妖精のバフが効いていた。少しずつだが終末鳥の方が押し込んでいく。

 

 ラビエルも負けじと精気吸収で蓄えた力を解放するが、そこへ大鳥の多数の瞳から放たれた光線が直撃して一瞬バランスを崩した。

 

「今だっ!」

 

 そこを勝機と見た終末鳥は一気に腕に力を込め、勢いよくラビエルを身体ごと地面に叩きつけて破壊した。

 

 キュオオオオオンっ!

 

 森を荒らす怪物を打ち倒した事で、終末鳥は守護者として勝利の咆哮を上げる。

 

『ラ……ラビエルが……幻魔が、負けただと!?』

「続けて行くぞっ! 俺は葬儀さんで幻魔トークンに攻撃。そして妖精で直接攻撃だっ!」

 

 放心しているなら今がチャンス。俺は追撃を指示し、葬儀さんが幻魔トークンを銃撃。

 

 そして終末鳥を食べられないと判断したミニ妖精は、新たな餌と見做した悪霊に突撃して一噛み。親妖精の下に帰還、同化する。

 

 ……地味に怖いな妖精。餌を食った分身を取り込む事で自分の栄養にしてやがる。

 

 悪霊 LP1100→700

 

「俺はこれでバトルフェイズを終了。戦闘を行った幻想体達はそれぞれPEカウンターが乗る。……なあ? そろそろ止めにしないか?」

 

 死んだ蝶の葬儀 PE3

 終末鳥 PE5

 妖精の祭典 PE1

 

 放心状態であるならこれ幸いと、俺はここでデュエルを終わりにしないかと持ち掛けてみた。

 

『な、何を言うのバランサーっ!?』

 

 カミューラが思わぬ流れに食って掛かるが、俺は軽く目配せして口を閉じさせる。

 

 奴がコウモリ達の精気を吸って今の身体になっている以上、一番穏便に終わるのはその精気をコウモリ達に返還する事だからな。カミューラもすぐに思い当たったのかそれ以上は何も言わない。

 

「最大の脅威である幻魔は消えた。再び呼び出すにしてもそっちには時間も力も足りない筈だ。……そしてそれはこっちも同じ。正直もう……立っているのもしんどいくらいだ」

 

 むりやり気を張っているが、もうさっきから足がガクガクで倒れそうだ。それだけ終末鳥が実体化して暴れたのは力を消費したらしい。

 

「時間は充分に稼いだから、今からではもう移送は止められない。それに現地には十代や紅葉さんを始めとしたデュエリスト達が控えている。幻魔も呼び出せない今のお前じゃ勝ち目はほぼない」

 

 悪霊が黙っている中、俺は淡々と事実を突きつける。

 

「そもそもだ。幻魔一体を従えるのにもこれだけ苦労しているのに、アイテムを使って無理やり三体従えようだなんて行き当たりばったりな計画。そう簡単に上手く行くわけないだろうがっ!? まだカミューラのようにデカい城まで建てて準備した方が可能性があったぞ」

 

 その言葉に、悪霊だけでなくカミューラも少し反応した。実際あれだけの規模の舞台があれば、闇のアイテムがなくても幻魔を従えられたかもしれない。あくまで可能性だが。

 

「お前達の願いを諦めろとは言えない。それだけの譲れない物なんだろ? だがそれを他の人を傷つけて無理に押し通そうとするなら俺は邪魔するっ! ……今ならここで止めに出来る。ここで終わりにしようっ!」

 

 俺は絞り出すように声を上げる。同時に降参すれば上手くすれば引き分けに持ち込める。たとえ失敗しても、終末鳥が実体化している今なら闇のデュエルであってもペナルティを打ち破れるかもしれない。

 

 そう一縷の望みにかけての交渉は、

 

『……は、ハハ、ハハハハハハっ! 何を戯言をっ!』

 

 悪霊の高笑いによって打ち切られた。……いや、最初から交渉の席にすら立てていなかった。

 

『我らは誇りあるヴァンパイア一族。その化身であり思念の総体であるっ! こんな程度で屈しは……ギギッ!?』

 

 そこで悪霊は頭を押さえて呻きだす。

 

『ギッ……そウ我らは大願を……()()()()()……イや違う。一族ノ復興を、違ウっ!? ()()()()()()()()()()()()……アアっ』

「……そうか。お前ももう限界だったのか」

 

 考えてみれば当然の事だった。

 

 コイツは最初から自身を()()と。人を恨み、怒り、憎むヴァンパイア一族の思念そのものだと言っていた。つまりは死に際の思念の集合体だ。

 

「そんなのがごちゃ混ぜになって長い時を過ごした結果、いつの間にか一族の復興ではなく人へ恨みを晴らす事がメインになっていたのか。それじゃあ話が通じる訳もないか」

 

 これまで残虐で小物ではあれどそれなりにまともな言動だったのは、カミューラや吹雪さんのような依り代に入っていたからと、一応幻魔の力の影響もあったかもしれない。

 

 しかし今はどれも失い、もう悪霊は精神すらあやふやになりつつあった。

 

「なら……もう終わらせないとな。俺はこれでターンエンド。そして葬儀さんと終末鳥の効果がそれぞれ発動する」

 

 葬儀さんのクリフォトカウンターが無くなり、場の攻撃力か守備力のどちらかが1000以下のモンスターを全て破壊する効果が発動。もう幻魔トークンは居ないため、引っかかったこちらの妖精だけが白い蝶に押し流される。そして、

 

「終末鳥に重なっている大鳥のカードを墓地へ。三鳥が全てなくなったため、終末鳥は自身の効果により破壊される」

 

 最後の大鳥の卵にヒビが入り、三つの卵は全て砕け散る。終末鳥は最後に大きく一声鳴き、そのまま粒子となって消えて行った。

 

 

 

 悪霊 LP700 手札2 モンスター0 魔法・罠 闇の呪縛 DNA改造手術(悪魔族)

 遊児 LP2300 手札0 モンスター 死んだ蝶の葬儀 魔法・罠 エンサイクロペディア エンケファリン生成 深く暗い森

 

 

 

『我らのターン』

「待て!? まだ()()()()()()()()()

『まダだ。マだ我ラは負ケテいないっ!』

 

 悪霊の言葉は、もはやノイズが掛かったように震えていた。

 

 しかしデュエリストとしての意地か吸血鬼としての執着故か、俺がストップをかけているのにデュエルを止めようとはしなかった。

 

 ……だが、ここまでだ。

 

 

 “その長い腕は時を隠す”。

 

 

『我ラのターン。ドロ』

 

 ビーっ! ビーっ!

 

『何故だっ!? 何故ドローしようとすると警告音がっ!? ……なら』

 

 

 “その小さなくちばしは絶え間なく呟く”。

 

 

『我ラは魔法カード『死者への手向け』を発動! コレでモンスターヲ破壊すれバマだ勝機が……何故発動しナイっ!?』

 

 悪霊は半狂乱になってカードをディスクに叩きつけるが、それでも反応はない。

 

『なら……ならばっ!?』

 

 

 “その大きな目は光を閉じ込める”。

 

 

『手札からモンスターを裏守備でセッ……これも出来ないというのかっ!? 一体何だというのだっ!?』

「これが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 力なく腕を下ろす悪霊に、俺は静かに種明かしをする。と言ってもさっきターン開始時に言おうとしたのに勝手に進められただけなんだがな。

 

『終末鳥が自壊した時、場に深く暗い森があれば次の相手ターンに幾つかの制限をかけることが出来る。つまり“ドローフェイズ”“魔法の発動”“モンスターの通常召喚及びセット”の三点だ』

 

 俺の言葉に呼応するように、三鳥達の幻影が砕け散った卵の残骸から浮かび上がる。

 

 終末鳥は時間経過で自壊するが、それこそが深く暗い森の最後の効果発動の条件でもある。

 

 ただ終末鳥から身を守っているだけでは、最終的に森から拒絶されてまともに動けなくなるという嫌な仕掛けだ。

 

『……ターンエンド。……くそっ! くそオオオオオっ!?』

 

 もうやれる事はないと悟ったのか、悪霊はぽつりと終了宣言をして吠える。

 

「相手のターン終了時に、最後の効果を使った深く暗い森も自壊する。……そして、俺のターン」

 

 スッと周囲の深く暗い森の映像と三鳥達の幻影が消え去り、残るは本当の森の姿。そして、

 

 

 サァっ!

 

 

「……そうか。もうこんな時間か」

 

 ()()()()()()()()()()()()()。大鳥や終末鳥の暗闇も消え、森を夜明けの光が照らし始める。

 

「葬儀さん。頼む」

『心得た』

 

 モンスターもなく、防ぐ魔法も罠もない。つまり、

 

「バトルフェイズ。死んだ蝶の葬儀で直接攻撃」

 

 

“人は死んだらどこへ行く?”

 

 

「俺達の……勝ちだ」

 

 悪霊 LP700→0

 

 

 

 デュエル終了。遊児WIN!

 

 葬儀さんの一撃が、森の静寂の中で悪霊のLPを削り切った。

 




 という訳で、やっと悪霊戦終了です。長い戦いでした。

 最後の悪霊の描写については賛否両論あるかと思います。ただの小物で終わらせた方が倒してスカッとするかとは思いましたが、この辺りは単純に作者の趣味です。





 以下、今回出た幻想体の能力と所感です。少々量があって長いですが、興味のある方はどうぞ。


『幻想体 三鳥合身 終末鳥』

 星10 ATK3500 DEF3500 鳥獣族 闇

 融合 効果

「幻想体 三鳥 罰鳥」+「幻想体 三鳥 大鳥」+「幻想体 三鳥 審判鳥」

 自分の場に上記のカードと『深く暗い森』が存在する時、このカードを融合召喚扱いで融合デッキから特殊召喚し、場の三鳥を全てこのカードの下に重ねる。このカードは自身の効果以外で特殊召喚出来ない。

 ①このカードの融合召喚時、手札を全て捨てる。
 ②このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、このカードにPEカウンターを5個乗せる。
 ③このカードに三鳥が重なっている時、このカードは破壊・除外されない。重なっている三鳥により以下の効果を適応する。
 ・罰鳥 このカードが攻撃を受けた時、こちらが受ける戦闘ダメージは0になる。ダメージステップ終了時、戦闘を行った相手モンスターを破壊する。
 ・大鳥 相手の攻撃宣言時に発動可能。攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う。また、相手バトルフェイズ時にこのカードが場に居る限り、攻撃可能なモンスターは全て攻撃しなければならない。
 ・審判鳥 1ターンに1度、相手フィールド上の守備表示モンスターを全て破壊し、その数×400ダメージを与える事が出来る。
 ④互いのターン終了時、このカードに重なっている三鳥を一枚選択し墓地に送る。重なっている三鳥が全てなくなった時、このカードを破壊する。
 ⑤場の深く暗い森が場を離れた時、このカードは墓地に送られる。


 森の三鳥が一つとなった最大の森の守護者であり、同時に黒い森の怪物そのものでもある姿。

 本来予言により現れる筈の怪物から森を守るための力だったが、実は終末鳥こそが予言の怪物だったという皮肉。

 森の生き物達は全て死に絶えるか逃げ出した。たった一羽になった怪物は今日も森を巡る。居もしない怪物の影を追い、森の平和を守るために。

 ……というのが原作の立ち位置だが、今作では三鳥自身が狂気に囚われる事もなく、本当に森を荒らす怪物(幻魔)が居た事で正しく森の守護者となった。

 そのため原作とは違い、見た目と効果とパワーと巨体さえ何とかすれば割と安全。……森で悪さをしなければという注釈も付くが。




『深く暗い森』

 フィールド魔法

 効果
 ①互いのプレイヤーは自分の場の最も攻撃力の低いモンスターからしか攻撃宣言を行えない。
 ②獣、鳥獣、獣戦士族以外のモンスターの攻撃宣言時、エンドフェイズまで攻撃力が600ダウンする。
 ③自分の場に『幻想体 三鳥』が居る時、自分のターン中①、②の効果は無効となる。
 ④??????(『怪物』が出ている時のみ使用可能)→自分の場の『幻想体 三鳥合身 終末鳥』が自身の効果で破壊された次の相手のターン中、自分の墓地に存在する三鳥により以下の効果を適応する。
 ・罰鳥 相手は魔法の発動が出来ない。
 ・大鳥 相手はモンスターの通常召喚及びセットが出来ない。
 ・審判鳥 相手のドローフェイズをスキップする。
 その後、ターン終了時にこのカードを破壊する。


 三鳥が棲んでいた森。

 かつてそこは多くの命で満ちていたのだろう。しかしもうそこに居るのは、歪み果てて守るべき者を失った孤独な『怪物』ただ一羽のみ。

 今日もまた『怪物』は森を巡回する。殺して救うべきものを探して。

 というのが原作の流れだが、このGX世界においては黒い森は存在せず、暫定的にアカデミアの森をそれに見立てている。



『幻想体 妖精の祭典』

 星1 ATK400 DEF300 昆虫族 光

 効果
 ①1ターンに1度発動出来る。このカード以外のフィールド上の表側表示モンスター1体を選択し、そのカードの攻撃力、守備力を500ポイントアップする。次の自分のターンまでにそのカードが攻撃宣言、表示形式の変更を行った場合そのカードを破壊する。
 ②このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、このカードにPEカウンターを1個乗せる。


 見た目は愛らしく漂う人間大の妖精。穏やかに微笑み、手のひらサイズの妖精を気に入った相手に纏わせて傷を癒し、甲斐甲斐しくケアする。

 しかしその本質は、貪欲の王には劣るものの食欲の権化。気に入った相手に分身を送るのも、自分が食べたいと思ったごちそうの鮮度を保つため。

 そのためもう鮮度を保てない(傷を治せないレベルの肉体及び精神的重症)と判断すれば、ケアはそのまま祭典(捕食)へと早変わりする。戦闘等で他の幻想体に(獲物を)取られそうと判断した時も同様。

 油断すると喰われるが、捕食シーン以外は見た目もきれい系だし割と序盤は有能な幻想体。ずっと本性出さずにいてほしい。



 この話までで面白いとか良かったとか思ってくれる読者様。評価を保留されている読者様。

 ブックマーク、評価、感想は作家のエネルギー源です。ここぞとばかりに投入していただけるともうやる気がモリモリ湧いてきますので何卒、何卒よろしく!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。