「よし、こんなもんか!」
俺は今、修学旅行の準備をしていた。
「秀真ご飯だよ。」
姉貴の佐藤優香が部屋のドアを開けて入ってきた。
「おう。今行く!あとノックしてから部屋入ってね!!?」
俺が病院で眠っていた頃、姉貴はずっと閉じこもってたらしい。
母さんが何とか話をして、閉じこもりを辞めさせたらしい。
そのせいか……………
「あ、姉貴?だ、抱きついてこないで!」
元々、ブラコン気味だったのだが、さらに酷くなった。
この前なんて、寝てたら姉貴が添い寝してきたんだぜ?
風呂も一緒に入ろう!とか言ってくるし……
「ダメ!秀真の匂いを堪能しなくちゃ!」
そう言いながら匂いを嗅いでくる。
あ、あと胸が当たってる……
姉貴の胸でかいからな。
「じゃー行ってきます!!!」
修学旅行当日!!!!
ドアを開ければ、梓が待っている。
髪の毛なんか気にしちゃって可愛い
「いってらしゃい!」
玄関に母親と姉貴がいる。
「あれそっちの子は?」
母親が聞いてくる。
「あー。お、俺の彼女」
その瞬間、姉貴が固まった。
俺は察してしまった。これはヤバいやつだと……
「へ、へぇ。彼女さんかぁ」
あ、あの?姉貴?目が笑ってないですよ!
あれ?お母さんが知らない間にいなくなった…
母さんが地雷だけ落としてどっかに消えやがった!!
梓もオロオロしてるし
ぎゅっっっ
姉貴に抱きつかれた。
いい匂いだし、気持ちいい…じゃなくて!!
「ちょ、あねきぃぃ??」
「秀真は渡さないもん!!」
姉貴がドヤ顔しながら、梓に言う。
「ムムム。ちょっと秀真のお姉さん!!
羨ましい!!!!」
へ?普通、秀真は渡さないもんに反論するよね???
何が羨ましいだよ!!
あ、梓?抱きつかないで!!
バランスが崩れるから。
今、秀真は姉貴に後ろから抱きつかれ、前から梓に抱きつかれてる状況だ。
梓が抱きついてきたからなのか、姉貴の押す力が強くなった。
「ちょ、姉貴ーー!!倒れちゃう!力が強いって!!」
そのまま秀真は後ろの姉貴に押されて、倒れてしまう。結果、前の梓を押し倒す形になってしまった。
「しゅ、しゅうま/////」
梓が顔を真っ赤にしている。
「ンチュ……………んはぁ」
梓とキスを交わした。
「秀真……//////」
「梓…ご、ごめん我慢できなくてつい//」
「もっとしよ////」
完全に俺たちの世界に入っている。
「…………ちょっと秀真…お姉ちゃんにはないの??」
「そもそも姉弟だろ!!!ないわ!」
「うわぁーーーーーん。私の秀真がーーー!!取られたーーーー」
そのまま叫びながら、どこかへ走っていっちゃった。
はぁ…忙しいヤツだな。
「負けません」
ボソッと、梓は言う。
「なんか言った?」
「な、なんにもです////さぁ行きましょう!!」
「ってもうこんな時間か!!!急ぐぞ!」
こうして2人は走る。
「ぜぇぜぇぜぇ」
「はぁはぁはぁ」
バスはもう来ていて、俺たち待ちだった。
いわゆる遅刻というやつだ。
「遅いぞ!!」
「「すみませんでした!!!」」
必死に謝る。
「みんなバスに乗ってるから、早く乗れ!」
「はい!!」
バスに乗る。
もちろん俺は梓の隣の席だ。
さぁ、出発だ!!!
「梓…ちょっと眠たいから横になっていい?」
「へ?私の膝の上に!?ま、まぁ、いいよ//」
秀真は寝ている。
私の膝の上で!
もっと沢山おしゃべりしたかったんだけどな。
こうなったらしょうがないか……
ほっぺをつついてみる。
や、やわらかい……
ふふ。寝ている秀真可愛い。
「秀真寝ちゃったの?」
後ろの席の純が聞いてくる。
「う、うん。可愛いでしょ!!写真撮らなきゃ!」
私はカバンから、カメラを取り出して、カシャッと写真を撮る。
「あ、あずさ…顔を凄いことになってるよ…」
純が引き気味に言ってくる。
そんな変な顔してたかな?
秀真の頭を撫でる。
ネコみたいだな。
「はぁ。ダメだこりゃ。」
なんか純が言ってるけど、聞き流して頭を撫でる。
もうすぐ、目的地に着くようだ。
修学旅行編頑張ります