けいおん要素がもはやどこにも無くなった…
「着いたぞ!」
2件目のアジトは、これまた普通の家だ。
「インターホン鳴らします?」
「ああ」
警察官がインターホンを鳴らす。
だが誰も出てこない。
「いないのかな」
「いや、まだ分かりません。」
「窓から忍び込むか…」
そう言い、警察官は窓を叩き割る。
「うぉぉ。」
驚いた。まさか叩き割って侵入するとは…
これじゃあどっちが悪党かわからんな。
「いないな…」
全部屋を見て回ったが誰もいなかった。
ここもハズレか…
そして俺たちは3つ目のアジトに向かっている。
「おそらく確定で、次のアジトに奴らがいる…君の探してる子はいるかわかんないけどな……気をつけろよ?」
「はい!」
お願いだ……居てくれ…
「見えてきたぞ!」
「うわぁ…………でけぇ」
前に見えたのは、でかい御屋敷だった。
「ここに車を停めるか。」
屋敷の付近に車を停める。
そして屋敷の玄関の前に行く。
「開けるぞ。」
運がよく、鍵がかかっていなかった。
ギィィと音がして扉が開く。
「部屋がいっぱいあるな……」
「片っ端から開けて見ますか?」
「それしかないな…」
「ここにもいないな……」
これで10箇所めだ。
どんだけ扉があるんだよ!!
まだ1階だし…2階もあるし…
そもそも人いるのか?
っていうか、ここに梓がいなかったら、夜が回ってるから、もう手遅れなんじゃ……
鼓動が早くなる。
くそがっ!
「誰だ?貴様ら!」
廊下を歩いてると、前から金髪のチャラそうな男と出くわした。
「警察の者だ!お前らが色々と悪さをしていると前々から聞いている。逮捕する。」
「逮捕…ねぇ」
ヤクザがスタンガンをポケットから出した。
「気をつけろ…少年。」
「は、はい!!」
スタンガン……あれをくらったら間違いなく、ただではすまない。
緊張が走る。
そして聞きたかった事を言う。
「梓っていう小さい女の子知りませんか?」
「女……あぁ」
ヤクザがニヤついた。
「知ってるぜぇ!ボスの部屋にいる。どうなってるかは知らないけどな!」
ビンゴだ。梓が居た。そのことに嬉しさが込み上げてくる。
「何笑ってんだ?今頃酷い目にあってるかもなぁ!」
ゲラゲラ笑ってる。くっそぉムカつく野郎だぜ。
「先に行け!!!ここは俺がやる。」
「いいんですか?」
「ああ任せろ!」
「ありがとうございます!」
ここは警察官に任せて、ボスの部屋に早く行かなくては…
「俺とタイマンはるってか?」
「ああ。俺1人で十分だ。」
「ちっ。舐めやがって!」
「はぁはぁくそどこだ…どこの部屋だ。」
2階に登り扉を次々と開けるが誰もいない。
「きゃーーーーーーーー」
悲鳴が聞こえた。
間違いなく梓の声だ。
聞こえた方向に走る
「ここか…」
ドアを開けると、梓と男が1人居た
「おい!!!梓を返せぇぇぇぇ!!」
その男に殴り掛かる。
しかし
「誰だ?君は…」
手で掴まれる。
「しゅ、しゅうま……」
泣いている。梓が泣いている……
また泣かせちまったのか……
自分に腹がたってくる。
「こいつの彼氏か…」
梓の事をこいつって呼びやがって…
さらに腹が立つ。
「梓を返せよ!!!!」
「はぁ…君がその気なら、阻止させてもらう。」
そう言い男は、ポケットから注射器を出した。
(なんだあの武器は……あれを刺されたら、危ないってことはよくわかる。)
それにこいつを倒さなくても、時間稼ぎさえすれば、警察官が来てくれるはずだ。
俺はポケットから警察官から貰った小型ナイフを出した。
こいつでどこまで通用するかな……
俺と男は同時に走り、ナイフと注射器を手に戦いを始めた。
それではまたー